午前中に1本原稿を書き上げた後、ボーっとテレビを見ていた。と、原田知世のビデオクリップがCSから流れてきたのだ。見ると、なんだかすっかり、「女性ヴォーカリスト」という雰囲気で歌を歌っている。いつの間にこの人、今井美樹のようなポジションになってたんだろう? 全然知らなかった。
僕の中では、歌手の原田知世の位置付けってのは、「ザ・ベストテン」で、「時をかける少女」を裏声をひっくり返しながら唄ってた人ってところだったからなあ。当時は、安田成美か原田知世って感じだった。
だから、原田知世の歌の上手さには、結構驚きました。歌って、練習で上手くなるんだねえ。それとも、「ベストテン」の原田知世は、単にアガリ倒していただけだったんだろうか?
午後からはチリワインを飲みながら、、NFL「ビルズ対スティーラーズ」をテレビ観戦。ダグ・フルーティとコーデル・スチュワートという動けるクォーターバック同士の戦いは、ベテランのフルーティが率いるビルズが24対21で勝利。
フルーティやスチュワートみたいな機動力のあるQBのプレイって、嫌いじゃない。ダン・マリーノみたいなポケットパッサーのプレイより、ずっと楽しい。まあ、昔(イーグルスだったっけ?)のランドール・カニンガムみたいに、QBがチームのリーディングラッシャーになっちゃったりすると、ちょっと違うんだけど。一直線の攻撃じゃなく、パスありランあり、しかもたまにはスクランブルなんかも見せてもらって、フットボールの楽しさ満載って感じが一番いいんだよな。
その点、今日の試合はかなり面白かった。
特に、フルーティっていいよなあ。身長は5フィート10インチっていうから、177~8センチ。僕とほとんど変わらない。今のNFLのQBの平均サイズは195センチくらいだから、それより20センチ近く低いのだ。小柄だって理由で、ずっとNFLでは過小評価されつづけて、CFLでのプレイを余儀なくされてきた苦労人。で、昨年ようやくNFLでプレイして、大活躍した。今シーズンも頑張ってる。もう37歳なのに小気味いい動き、小さい体なのに大男相手に力の勝負を挑む。かっちょいいよなあ。
今年はちょっと、ビルズの試合を見てみようかと思った次第。
防衛庁の西村政務次官が辞任。情けないくらい、予想通りの決着。
臭いものにはフタ、キツイ議論は先送り、いつものことだ。
核武装をしない国は危険にさらされているって考え方は、もうあまりにも古すぎてダメだろう。でも、議論をする価値はある。議論をすることで、日本にとって必要な武装は何かということが見えてくるかもしれないじゃないか。
結論は、そりゃ簡単には出ないだろう。ある人は一切の戦力放棄(自衛権をも含めた)を主張するかもしれない、ある人は核武装を言うかもしれない。でも、例えば核武装を主張する人が、どうして核が必要なのか、核を持った場合のメリットとデメリット、運用コスト、危険性、得られる利益、周囲の国との関係の悪化、それらすべてをバランスシート上に乗せて話をする。あるいは、非武装中立を主張する人が、どうして非武装中立が優れているのか、その可能性と危険性、他国から攻め込まれる可能性の高さ、侵攻を受けた場合の対策、それらをバランスシート上に乗せて話をする。それを聞くだけでも価値があると思うんだけどなあ。
きっと、あるべき防衛の姿、できるだけ多くの国民の利益が最大になるような防衛政策は、この2つの間のどこかにあるのだろう。だから、彼らの話を聞いて、自分にとっての理想の国防政策を、国民1人1人が考える材料(反面教師だって立派な材料だ!)にすればいいのに。
誰かが大声で「日本は核武装すべし」って連呼してたら、ほとんどの人は「そりゃ違うだろう」って思うだろう。それだって意味がある。違うって思ったら、どうしてそれが違うと思うのか、では正しいこととは何か、それを実現するためにはどうしたらいいのかって、ステップを踏んで考えてみるかもしれない。そういう人が現れるための、いい機会だったかもしれないのに。
気づき、情報を仕入れ、考え、発言するという、当たり前の手順を踏む人が増えたかもしれないのに。
でも、この国といったら、目をそむけ、無知を恥じず、思考停止することが、一番楽に生きられる手段ときたもんだ。ったく、なんだってんだろうなあ。