初対面の人に「いやあ、実は僕って見ての通りの恥ずかしがり屋で」と言うと、たいがい笑いを取れる。ある程度親しくなった人に「俺ってあんまり社交的じゃないからなあ」とこぼしても、時には「何言ってんだい」なんて返事が返ってくる。どうも僕は、ある程度の社交性を持っている人間だと、他の人からは思われているらしい。
そりゃまあ、一応ライターって仕事をしてるから、人と話をするのは下手ではない。初対面の人とだって、ある程度打ち解けて話をすることだってできなかないし、話したら話したで、自分自身も結構楽しかったりもする。取材で人の話を聞くことが、勉強や刺激になることもたくさんある。
でもなあ、だからと言って、人と話をすることが大好きってわけじゃあないんだよなあ、僕は。むしろ、人と付き合うことが重荷に感じることが多いのだ。気後れして、萎縮してしまうのだ、少なくとも心の中では。
今日は、普段仕事をさせてもらってる、某編集部の忘年会に出た。招待状には19時30分スタートとあったので、20時ころに会場に到着。誰か知り合いがいるだろう、って思って。ところが、あらゆることがパンクチュアルに始まらないのがこの業界の常、まだ出席者はほとんど来てなかった。で、ほとんど面識のない人々が、会場のセッティングをしていたというわけ。
もう、逃げるように会場を後にしたね。で、阿佐ヶ谷の駅の近くをぐるぐる歩いたり、書店に入って本を探したりしながら、意気地のないことに「もう帰っちゃおうかな?」なんて考えたりもしたもん。我ながら、情けないことだ。
要は、自分に自信がないんだよな。そいでもって、「僕みたいな人間を受け入れてくれる人がいるだろうか? なんてつまんないヤツだ、なんて思われないだろうか?」なんて風に、中学生みたいな感じ方をしちまう。あ~やだ、こういう自分のだらしなさってのは。おふくろからも良く叱られたもんだ、あんたは意気地がないって。ホント、その通りだよな。
で、なんで自信がないかっていうと、それは実績がないからだ。なんで実績がないかというと、それは努力と才能が足りないからだ。そのことはよ~くわかっている。わかっているくせに、グダグダしている。ホントに意気地がない。
叶えたいことを実現するために、戦略を立て準備を行い、実行していくのが大人。それに対して、ぬるま湯のようなベッドの中で夢見ることだけしかしないのが子供。であれば、僕は悲しいほどに子供だ。情けない。もう33歳のオヤジなのになあ。
あ~、いかんいかん、今日はすっかり反省モードだ。もうやめやめ。
24時過ぎに帰宅。途中自転車を止め、カチッと輝いた満月と、その下のオリオン座をしばらく見つめる。
小学2年生の男の子が、校庭で刺殺。やはり小学2年生の女の子が誘拐(無事保護されて、それは良かったが)。東海村の事故で、被曝した大内さんが死亡。そして、40兆円あまりの税収しかない国で作られた、80兆円の予算案。イヤな報道ばかりが耳に入ってくる。
すっかりいやな気分の夜だ。