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ライター根性/プロレスと人生

 ライターという仕事を始めて6年以上。なんやかんやで、多少は向いているんだろうと思う。
 そう言えば、1週間前のHさんの送別会で、彼女の同僚が書いた文章が読み上げられた。で、かなりの笑いを取っていたのだが、その時の僕の感想は「悔しい」だった。あの程度の文章だったら、俺のほうがもっと笑わせる文章書けるのに、って。これってやはり、ある意味ライター根性なんだろうなあ。


 小林秀雄は確か、「批評家とは、作品を通して己の夢を語る者である」なんてことを言っていたように思う。それに習って言えば、プロレスファンは、レスラーを通じて己の夢を語るのであろう。
 プロレスファンは、決して技術とか勝敗が見たいんじゃないんだよな。もちろん、それらによって気持ちが揺さぶられることはある。でも、それはスパイスとしての存在でしかない。決してメインディッシュなんかじゃない。
 要は、僕はリングの上に、人生を見たいんですよ。だって、僕は、人間に興味があるから。自分の何倍もスゴイ人間たちがギリギリの場所で戦い、そしてギリギリの人間性をさらけ出す、それが見たいんですよ。
 だから、昨日の船木の戦い方は、全然ダメだった。そこには、生身の人間の姿が、全くなかったもの。

 僕は、桜庭和志対ホイス・グレイシー戦のビデオなら、1万円でも安いと思う。でも、船木の試合はダメだね。レンタルビデオ屋で300円出す気も起こらない。

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2000年05月28日 00:00に投稿されたエントリーのページです。

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