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プロレスと人生、追記

 結局、人は人間に興味があるんだよな。それが愛にせよ憎悪にせよ、人間は人間に興味がある、あってあって仕方がないのだ。

 ただ、普通の人間を、わざわざ見たいとは思わない。だって、そんなものは日常生活の中で嫌になるほど見ているわけだから。見たいのは、あくまでものすごい人間、というより「人間のものすごい部分」なのだ。

 プロレスに限らない、全ての優れたスポーツは、人間を拡大して映し出す。人の中に在る美しさや汚さを、拡大し輪郭をシャープにし色彩をより鮮やかに変えて、僕の目の前に見せてくれる。だからこそ、僕は心を動かされるんだろう。

 日常生活とは、日々繰り返される微熱のようなものだ。抜きがたい倦怠、終わりない焦燥、説明のしようのない違和感を抱えながら、首をひねり背を丸めながら歩いていく毎日。
 抜け出したい、忘れたい、そして人はスポーツを見る。
 そこにあるのは、激しい熱だ! そして、急に降りかかってくる冷水だ! ほんの一瞬だけでも、それらによって僕の微熱を吹き飛ばしてくれるなら、これ以上の喜びがあるだろうか?

 内部に膿んだ微熱を感じ続けているより、皮膚を焦がす熱風に燃やされるほうが、より自分の実在をリアルに感じられる僕であることだし。


 今日も、眠さをかみ殺しながら2件の取材。17時ちょっと前に保育園に着き、子供たちを連れて帰宅。
で、だらだらしていたところにかなり強い地震。震度4だった。
 地震は怖いね。一人暮しのときはそんなことは思わなかったが、子供と一緒だと、ちょっと怖い。

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2000年06月03日 00:00に投稿されたエントリーのページです。

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