ドラクエは始めるし、仕事もするし、体も壊すしで、2週間ぶりの更新。
世間では、ON対決で大フィーバーなのだそうだ。少なくとも、新聞やテレビではそんなことになっている。
ON対決、大フィーバー。結局、そんな言葉しか考え付かないようなご老体たちが、日本ではマスコミを牛耳っていらっしゃるわけだ。
いったい、どこをどういう風に見たら、ON対決とやらで興奮できるんだろう? 工藤対城島が見たいってならよくわかる。ジャイアンツの強力打線が何本ホームランを打てるか楽しみってのでも許そう。しかし、なぜON対決なんだ?
投げも打ちもしない監督に、そんなにスポットを当ててどうする? どうして野球をソープオペラみたいにする? ふん、そういうのが好きなんだったら、WWFでビンス・マクマホンを見てろってんだ。
今の野球ってのはもう、逆も逆、真逆ってヤツだ。ものすごい速球や切れる変化球を、バッターが力と技で打ち返す。野手の間を抜けようとするボールを野手がキャッチし、走者が塁を掛け抜ける。それが野球の楽しさだろうよ。でも、今は全然違う方向に行ってる。
よく、ドーム球場を日本プロ野球のメタファーとして使う人がいるけれど、確かにそれってそうだと思う。どんなに一所懸命ボールを投げ、打っていても、空へ突き抜けていかないのだ日本野球は。場外ホームランだって閉じ込めてしまう、大歓声だって押し殺してしまう。息苦しさしか感じられない。そして、それはそのまま、日本社会の縮図でもある。
こんな状況で、「ON対決」なんて大喜びしている連中の気が知れない。死の床でラリッてるシャブ中毒患者じゃねえの、それって。
野茂だって伊良部だって、そしてイチローだって、みんな息苦しさに絶えられずに日本を出ていった。現在、日本のスタジアムに残っているのは、突きぬける意思か能力に欠けた選手ばかり。だったら、コントローラー握って「パワプロ」やるよ。その方がまだ楽しいよ。
その点、サッカーはいいね。中田はもちろん、中村俊輔も稲本も西澤も、みんなそれぞれのやり方で空へ飛び出そうとしているもん。城だって名波だって、「通用せずに日本に戻った」なんて思わない。単に、現時点で一番有利な場所が、たまたま日本だったということに過ぎないのだと思える。
夜、桑田佳佑がテレビで「ヨイトマケの唄」ってのを歌っているのを見た。これ、長い間放送禁止だった唄だそうだ。歌詞の中に「土方」なんて単語が入ってるからダメだったんだろうか?
歌自体は、桑田佳佑のヴォーカルの力も得て、とても説得力のあるものだった。内容的にも、別に問題なんて全然ないと思う(「金太の大冒険」とは違うっつうの)。でも、これが放送禁止ってかあ……。
そう言えば、ちょっと前にaikoの新曲がNHKで放送禁止になったって話もあったな。確か、「テトラポッド」は商品名だからっつうことだったと思う。多分、特定の商品名を放送に乗せると何らかの宣伝の片棒を担いでしまう可能性があり、厳正中立のNHKとしてまかりならんってことなんだよな。でもさあ、テレビを見てる視聴者のうち、何人がテトラポッドの購買者になりうるのよ。だいたいが、今って野球中継やスポーツニュースで「西武ライオンズ」とか「ダイエーホークス」って連呼してんじゃん。その辺のバランス、無理があると思うけどなあ。
思考停止ってのは、こういうことを言うんだろうな。
老人や妊婦、身障者のためにシルバーシートを作った瞬間、彼らへの想像力を失う。マニュアル化すると、マニュアルを作った目的よりマニュアルをこなすことが優先される。そんなことばっかり。
オリンピックでも、「感動をさせてください」なんて甘ったれたことを言って、恥じることもない。どいつもこいつも、あまりにも思考のスタミナがなさ過ぎるのだ。
ひょえ~、なんか僕ってすっかり憂国状態じゃあないですか! でも、ホントに腹が立つんだもん。
ところで、ここ1ヶ月半ほど新聞を取らない暮らしをしているのだが、IT振興券(だったっけ?)ってなくなっちゃったの? 僕、あれは悪くないアイディアだと思ってたんだけど……。
「地域振興券」のときは、本当に馬鹿な話しだと思ったよ。単なる政治家の人気取りのバラマキだってことがミエミエだったもん。でも、今回は違うと思ったんだけどね。国民の知識や技術、生活環境の改善ってところに焦点を絞り、一応その先のビジョン(もっとも森首相個人のITへのビジョンに限れば、寒々しいことこの上ないのだろうが)もある。やる価値はあったと思うんだけどねえ。
あのお馬鹿な地域振興券は実施され、IT振興券はボツになる。ホント、どうなってるんでしょうかね?