ポジフィルムを使った本撮影の前に、インスタント写真を使ってテスト撮影をすることがある。こうした場合、僕らは必ず「ポラ(ポラロイド)を切る」と言う。ところが、ほとんどのカメラマンは「ポラロイド」以外のフィルムを使っているのだと、知り合いから教えてもらった。で、そのポラロイド社が、どうやらつぶれてしまうらしい。
単なる商品名に過ぎなかったものが、その商品が属するジャンルの代名詞にまでなるってのは、単純に凄いものだなあと思う。例えば、ファミコンなんてとうの昔の商品なのに、いまだにいるもんな、プレステ2もゲームキューブも「ファミコン」って呼ぶオヤジって。「ファミコンショップ」と銘打っているゲーム屋もある。それから、ソニー製品じゃなくたって、僕なんか「ウォークマン」って言ってるし。
ただ、商品名がブランドの枠を超えて認知されることは、弊害もあるのだそうだ。まず、ブランドとしての訴求力が薄れること。そして、後発商品にトラブルが発生したとき、同時にダメージを受けてしまうこと。例えば、富士フイルムのインスタント写真用フィルムに異常があったとき、「だからインスタント写真はダメなんだ」とはならない。「だから『ポラロイド』はダメなんだ」ってことになってしまうわけだ。何事も先を行く者はツライっつうわけだね。
デジカメの普及もあり、もはや大きなマーケットが得られなくなったポラロイド。ひとまず、お疲れさま、といった感じだ。
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今、ウチのマンションでは「大規模修繕工事」ってのをやっている。そのため、建物全体が、工事用の半透明のシートで覆われている。おかげで、2ヵ月ほどスカパーが見られなくなった。ヨーロッパのサッカーもアメリカンフットボールも、しばらく見ていない。仕方がないので、以前録画しておいた、スペインリーグの試合をもう一度見た。
やっぱりスペインリーグは最高だな。バルセロナ、レアル・マドリー、バレンシア(僕が見たビデオには、クラウディオ・ロペスが大活躍した試合も入っていた)……。セリエAなんか全然目じゃない、まさにスペクタクルな試合が展開されている。
また、アナウンサーもいい。スカパーのサッカー中継には、倉敷保雄さんというフリーのアナウンサーがいて、この人は地上波のアナウンサーなど比較にならないほどの質の高い実況をしてくれる。おそらく、来年のワールドカップ(まだ開催されるかどうかわからないが)では何試合かに登場すると思うが、この人の実況は本当にリズムがいいのだ。そして、スペインリーグのリズムに、実によく合っている。
「オーフェルマルス、リバウド、戻してペップ、ペップ、ルイス・エンリケ、リバウドー、クライフェルトー、リバウドー……」と、選手名だけを的確に伝えるスタイルは、流れるようなパスワークのスペインサッカーにピッタリ。試合が膠着したときに伝えてくれる雑談や選手コメントも抜群。
倉敷さん、日本代表の試合も実況するのかな? 彼の実況にハマるくらい、代表がテンポよくボールを回せる試合になるといいな。