今朝も、長い、長い夢を見た。
人工衛星(?)から、きらきらと光る海に向かってダイブした。海に入る数秒前、僕は、水面に対して直角に入れば死なずに済むはずだと考え、つま先を伸ばした。高いところから落ちているのだから、海の中に沈んでいる時間も長いはずだとも思い、鼻をつまんで息を止めた。だが、海に突入してから15秒ほどで海上に浮き上がることができたため、「ははん、これは夢だな」と理解した。
最後のシーンは、学校のグラウンドのようなところだった。ただし、土のトラックには、木製の柵が巡らされていた。僕は何人かの友人と一緒にいた。妻はもうずいぶん前に捨ててしまったロッキングチェアに座っていた。僕は、日差しがなくて寒いから、薄着はやめておいた方がいいよ、と言って雲を見上げた。雲は、地上から10メートルくらいのところを、ものすごい勢いで流れていた。雲の流れてきた右の方に、僕は視線を移した。と、雲はいつか白い電車に変わっていた。僕は、家族と共に駅のホームに立っていた。
で、そこで夢は終わった。
目が覚めると、肌寒さを感じた。つい昨日まで夏だ夏だと思っていたのに、気が付くともう11月だ。季節の過ぎるのは、本当に早い。本当に、だ。
この調子で行くと、50歳や60歳になるのもあっという間だろうなあ。ついこの前まで高校生だったはずなのに、気が付いたら死の床ってことだ。「なにわのことも ゆめのまたゆめ」という気分、分からなくもない。
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ダイエーホークスの小久保が、ジャイアンツに放出されるらしい。ジャイアンツから、人的、金銭的な補償は一切なし。スポーツ紙の中には「無償トレード」と書いていたところもあるけれど、見返りがゼロなのに、何がトレードだよ、と思う。
本当に、ひどいものだ。ますます「野球」が嫌いになる。故障で1年間戦列を離れていたとはいえ、小久保はれっきとしたダイエーの4番バッターだ。それを、何の見返りもなく放出するなんて、考えられない。本当に、うんざりする。
この「トレード」によって誰が得をするというのだ。小久保は、「第二の江藤」にされるだけだ。打順は6番か7番で、彼が築き上げた地位や「格」など全く無視。読売や報知、日本テレビのプレッシャーを受け、故障を押して無理な試合出場を余儀なくされる。挙げ句、2~3年いいかげんな使われ方をして、今度はベンチ要員に格下げだ。
小久保に取って代わられる江藤にしたって、惨めなものだ。カープ時代は押しも押されもせぬ看板選手だったのに、ジャイアンツでは「その他の選手」として十把一絡げにされた。そんな扱いをされれば、オーラも輝きも消されてしまうのは当然だ。今後、他球団に移籍できればまだマシだろうが、このままベンチに座らされるようでは、本当に浮かばれない。
ホークスの選手も、腹を立てているに違いない。来年は井口が抜ける。このままでは得点力の低下は免れない。いくら若手投手陣が充実しているからといっても(ホークス投手陣の充実ぶりは、一時の西武ライオンズに匹敵するほどだ)、何らかのてこ入れは必要だ。だがそこに、中軸打者の無償放出だ。報知新聞によれば、松中は「ふざけるな、と言いたい。もう、この球団は勝ちたくないんでしょ。終わりですよ」とコメントしたらしい。そりゃあそうだろう。小久保の年俸は、恐らく2億円程度。選手の側からすれば、日本一で選手の年俸が上がるのに備えて、球団は2億円の予算を確保しようとした。そんな風に映るだろう。そんなに金がないなら、外資でも何でもいいから身売りしろよ、ダイエー!
そして一番不幸なのは、ジャイアンツの若手内野手たちだ。江藤が衰えたと思ったら小久保が来て、さらに松井稼頭央も狙っているチームで、彼らは文字通りの飼い殺しだ。多摩川あたりのグラウンドで、永遠に続く助走の中にいる彼らの気持ちは、果たしてどんなものなのだろう。
こんな「野球」など、誰も見たくない。ファンがMLBに目を向けるのは、当然のことなのだ。
本当に、毎年「野球」を見るのが憂鬱になる……。