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パラノイア相手の仕事

 高校の先輩で、ある新聞社に務めている「旅人」さんが、ご自身のサイトで「毎日毎日クレーマーの相手をしていると、本当に世の中嫌になってくるものです」と嘆いている。

 ライター仲間で立ち上げているBLOGにも、最近闖入者がやってきた。書き込みを一目見ただけで、「おかしい」と感じさせる人だった。取りあえず、無視を決め込んでいるのだが、気持ちの悪いものだ。

 4、5年前に、市議会議員選挙に出ようと思ったことがあった。最終的に断念したのは、1人だけが当選しても、それで自分の意見を市政に反映させられるわけではないというのがひとつ。もう一つは、政治家というのは基本的に、気違いの相手もしなければならない仕事だから。

 一口に「ライター」といっても、いろんな働き方がある。中には戦地に出かけていって取材するライターもいるし、ダークサイドの人間ばかり取材するライターもいる。でも、今の僕が取材対象にしている人たちは、基本的に立派な人たちだ。おしなべて優秀で、向上心もある。そういう人々と会い、話を聞くのは楽しい。

 ところが政治家は、そうはいかない。義務を果たさず、権利ばかりを主張する人。私利私欲だけを追求する人。論理の通用しない人。そして、自らのゆがんだ世界に暮らす人。そんな人々も相手にしなければならない仕事だ。

 弁護士なども、きっと同じような範疇に属する仕事なんだろう。少なくとも僕には、そういう仕事はこなせないな。

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2004年06月14日 00:00に投稿されたエントリーのページです。

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