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1万年前に戻る薬

 夢を見た。

 

 僕はテレビ番組に、パネラーとして出ていた。司会者は、恐らく島田紳助だったと思う。

 紳助は僕らに聞いた。

 「1万年前に戻って、1万と50年生きられる薬があったとする。さあ、あなたは使ってみる?!」

 他のパネラーは、口々に拒否した。長生きできるのはいいかもしれないけど、1万年は長すぎる。だいたい1万年前なんて、文明も何もなかった頃じゃないか。そんな時代に戻って生きるなんて、どう考えても大変すぎる。

 でも、僕だけは違った。どうやら夢の中の設定では、僕の娘は死に至る病にかかっているらしい(あるいは既に亡くなったか、殺されたのかもしれない。この辺りは、もうはっきりしない)。で、僕は、1万年前に戻ってそこから歴史をやり直せば、娘が救えるかもしれないと思ったのだ。

 そこで僕は志願して、その薬を飲むことにした(ただのパネラーだったはずなのに、治験者みたいなことになってる!)。そして、1万年前に戻って、娘を救えるかどうか確かめてみることにした……。

 

 ……と、今の時点で覚えているのはこれだけだ。僕は夢の中で1万年分生きたのか。それは、よく分からない。

 でも、「1万年前に戻って、1万50年生きる薬」っていう問いかけは面白かったなあ。僕は過去に現実世界で、そんな話を耳にしていたのだろうか? あるいは、夢の中の僕が考え出したんだろうか?

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2007年06月16日 14:32に投稿されたエントリーのページです。

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