夢を見た。
僕はテレビ番組に、パネラーとして出ていた。司会者は、恐らく島田紳助だったと思う。
紳助は僕らに聞いた。
「1万年前に戻って、1万と50年生きられる薬があったとする。さあ、あなたは使ってみる?!」
他のパネラーは、口々に拒否した。長生きできるのはいいかもしれないけど、1万年は長すぎる。だいたい1万年前なんて、文明も何もなかった頃じゃないか。そんな時代に戻って生きるなんて、どう考えても大変すぎる。
でも、僕だけは違った。どうやら夢の中の設定では、僕の娘は死に至る病にかかっているらしい(あるいは既に亡くなったか、殺されたのかもしれない。この辺りは、もうはっきりしない)。で、僕は、1万年前に戻ってそこから歴史をやり直せば、娘が救えるかもしれないと思ったのだ。
そこで僕は志願して、その薬を飲むことにした(ただのパネラーだったはずなのに、治験者みたいなことになってる!)。そして、1万年前に戻って、娘を救えるかどうか確かめてみることにした……。
……と、今の時点で覚えているのはこれだけだ。僕は夢の中で1万年分生きたのか。それは、よく分からない。
でも、「1万年前に戻って、1万50年生きる薬」っていう問いかけは面白かったなあ。僕は過去に現実世界で、そんな話を耳にしていたのだろうか? あるいは、夢の中の僕が考え出したんだろうか?