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iPadの重さは、文庫本の5.7冊分

 ノキアがタブレットPCを開発、アップルに他社追随の動き=業界アナリスト

[ボストン/ヘルシンキ 6日 ロイター] 業界アナリストによると、世界最大の携帯電話機メーカーであるフィンランドのノキアは、タブレットPCを開発中で、今秋の販売開始を予定している。

(2010年4月7日 ロイター)

 出版業界の片隅に身を置いている者としては、電子出版の普及には大いに関心を持っている。それによって仕事のかたちが大きく変わるわけだから、当然のことだ。

 上の記事で紹介されているとおり、iPadの売り上げは好調のようだ。iPadの出現で、電子出版業界は激変すると予測する人も多い。しかし、僕のiPadに対する印象はちょっと違う。少なくとも日本では、それほど普及しないし、出版業界を変えるほどのパワーもないのではないかと考えている。
 iPadを電子書籍リーダーとしてみた場合、最大の弱点は大きさと重さだ。アップルジャパンのiPad公式サイトによると、iPadのサイズは242.8mm×189.7mm×13.4mm。重さはWi-Fiモデルが680g、Wi-Fi+3Gモデルが730gとなっている。これは、かなりの大きさだ。
 我が家では、2種類のニンテンドーDSが稼働している。子供たちが使っているのはDS Lite、僕が使っているのはDSi LLだ。DS Liteは軽くて小さく、持ち歩く際に不便を感じないのだが、DSi LLはそうではない。電車内で立って使うには、ちょっと大きくて重すぎる。自宅で遊ぶ際にも、長時間持っていると手と肩に負担を感じるのだ(任天堂も、DSi LLは据え置き中心に使うことを想定しているようだ)。DS Liteの重さは218g、DSi LLは314g。この2つの機種の間には、深い溝があるように思える。
 そこで今日は、iPadのライバルとなりうるもののサイズ・重さを比較してみた。書籍・雑誌については手近にあったものを、家庭用のはかりで計測。また、容積については、それぞれの縦・横・厚さを単純にかけ算してはじきだしている。

○文庫本(『パズルランドのアリス1』レイモンド・M・スマリヤン著・早川書房・227ページ)
サイズ……150mm×106mm×12mm
容積……191cc
重さ……128g

○新書本(『「海洋国家」日本の戦後史』宮城大蔵著・ちくま新書・231ページ)
サイズ……174mm×108mm×14mm
容積……263cc
重さ……174g

○雑誌(週刊文春 2010年4月15日号 160ページ)
サイズ……257mm×182mm×6mm
容積……281cc
重さ……196g

○ニンテンドーDS Lite
サイズ……73.9mm×133mm×21.5mm
容積……211cc
重さ……218g

ソニー・リーダー(Reader Pocket Edition)
サイズ……159mm×108mm×10mm
容積……172cc
重さ……240g

アマゾン・キンドル2
サイズ……191mm×135mm×9.1mm
容積……235cc
重さ……292g

○ニンテンドーDSi LL
サイズ……91.4mm×161mm×21.2mm
容積……312cc
重さ……314g

○単行本(『オシムの伝言』千田善著・みすず書房・264ページ)
サイズ……190mm×134mm×20mm
容積……509cc
重さ……350g

○ソニー・リーダー(Reader Daily Edition)
サイズ……206mm×127mm×15mm
容積……392cc
重さ……395g

○単行本(『フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略』クリス・アンダーソン著・日本放送出版協会・352ページ)
サイズ……192mm×140mm×34mm
容積……914cc
重さ……525g

○小型ノートPC(富士通・LOOX U
サイズ……204mm×106.5mm×23.8mm
容積……517cc
重さ……495g

○アマゾン・キンドルDX
サイズ……264mm×183mm×9.7mm
容積……469cc
重さ……536g

○iPad
サイズ……242.8mm×189.7mm×13.4mm
容積……617cc
重さ……680gもしくは730g

 こうしてみると、キンドル2とリーダー(Reader Pocket Edition)のサイズは、まずまず手頃であることが分かる。これなら、2~3時間読書をしても、腕が疲れたりすることはないだろう。ところが、iPodは重すぎる。文庫本(『パズルランドのアリス1』)の5.7冊分の重さがあるわけで、これでは「気軽に読書」というわけにはいかない。
 せめて、あと300g軽ければ僕もiPadに食い指が動くと思うのだが、今はまだ、購入する気にはなれないな。

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