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小学生の155人に一人は外国人

欠航で帰国できず 英在住のベンジャミン君、小学校に体験入学

 アイスランドの火山噴火の影響で欧州の航空便の欠航が相次ぐ中、甲府市内の祖父母宅を訪れているフォンテーン・ベンジャミン君(6)が、伊勢小に体験入学している。

2010年4月21日 47NEWS・山梨日日新聞)

 火山の噴火で帰国できなかった少年を、山梨県の小学校が受け入れたという、とてもいい話。規則や制度といった枠を超え、柔軟な対応をした学校の先生方や教育委員会の担当者に、全力で拍手を送りたい。学校側が、下駄箱や机に名前を書くなどしてベンジャミン君を迎えたというエピソードも感動的。「もてなし」は、「ものづくり」と並ぶ日本人の武器だと思う。
 また、このニュースを掘り起こし、報道した新聞社も素晴らしい。こういう記事を読むと、新聞の存在意義はまだまだ大きいと再確認する。

 ところで、1966年に生まれた僕にとって、外国人のクラスメートと机を並べて学ぶという経験は非常に珍しいものだった。ところが、今の子供にとっては、さほどではない。文部科学省の学校基本調査によれば、日本国内の小学校に通う外国人児童は、2009年度時点で4万5569人。全児童数は706万3606人だから、外国人児童の割合は0.65%。155人に1人は外国人児童ということになる。一方、日本には2万2258の小学校があるため、1校あたりの児童数は706万3606人÷2万2258校=317人。つまり、1校に2人の割合で外国人児童がいる計算だ。
 この比率は、地域によって大きく異なる。都道府県別の外国人児童数はデータが見つからなかったので、文部科学省の「日本語指導が必要な外国人児童生徒の受入れ状況等に関する調査(平成20年度)」で代用しよう。この調査によれば、全国の日本語指導が必要な外国人児童数は1万9504人で、全児童の0.28%にあたる。これに対し、山梨県で日本語指導が必要な外国人児童は250人。山梨県の全児童数は4万9820人だから、0.50%に相当する。つまり、山梨県は全国平均の2倍近く、外国人児童がいるということだ。
 もしかすると、山梨県の学校・教育委員会が粋な計らいをした背景には、外国人児童への対応に慣れていたという事情があったのかも知れない。何ごとも、経験は大事だということか。

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