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2010年5月7日のアーカイブ
開幕1週目の入場者数は愛知万博の2.5倍~それでも「低調」な上海万博
- 2010年5月7日 23:07
- ニュースな数字
上海万博1週間の来場者、予想の4割に満たず
【上海=加藤隆則】上海万博は7日、開幕から1週間を迎えた。初日から7日間の来場者数は、当初予想の1日約40万人を大きく下回る約15万人で、計約100万人にとどまっている。当初予想の4割に満たない低調ぶりだ。混雑による混乱は避けられたものの、大阪万博の6400万人を超える過去最高の7000万人を達成するのは、容易ではなさそうだ。
客足が伸びていないと伝えられている上海万博。しかし、1週間で100万人という来場客数は、なかなかのものではないかと思う。そこで、2005年に愛知県で行われた「愛・地球博(2005年日本国際博覧会)」と比較してみよう。
愛・地球博の初日は、2005年3月25日(金曜日)。学校の春休み期間ではあったが、平日、しかも一時は雪がちらつくほどの寒さが影響して、初日の入場客数は4万3023人どまり。その後も伸び悩みは続き、開幕1週間の入場者数は42万6089人だった。つまり、上海万博の開幕1週間時点での入場者数は、愛知万博の約2.5倍ということになる。
愛・地球博の1日あたり入場者数が初めて10万人の大台を超えたのは、開幕からほぼ1カ月が過ぎた4月23日(土)のこと。また、最高入場者数を記録したのは9月18日(日)で、入場者数は28万1441人だった。一方、msn産経ニュースや上海万博の公式サイトによれば、上海万博の1日あたり最高入場者数は22万5600人。10万人を割り込んだのは、5月5日(8万5600人)だけなのだそうだ。こうした数字だけを見れば、上海万博には十分に合格点を付けられるだろう。
それでも「低調」と言われるのは、7000万人という総入場者数の見込みが大きすぎるからだ。
2008年に開催されたサラゴサ国際博覧会は93日間で565万0941人、愛・地球博は185日間で2204万9544人を集めた。ハノーバー(2000年、1800万人)、リスボン(1998年、1000万人)、テジョン(1993年、1400万人)、大阪(「花の万博」。1990年、2300万人)、ブリスベン(1988年、1850万人)、バンクーバー(1986年、2200万人)、筑波(「科学万博」。1985年、2000万人)と四半世紀さかのぼってみても、2500万人以上集客した万博は存在しない。こうしてみると、上海万博の7000万人という予想は、ずいぶん甘いもののように思える。
7000万人という数字は、恐らく、過去最大の入場者数(1970年大阪万博の6421万8770人)にこだわったがゆえにはじき出されたのだろう。一方、上海万博の会期は184日で、現在のペース(1日15万人程度)では2760万人しか集められない計算になる。しかし、中国は「体面」を大切にする国。目標達成を目指すため、市民の動員などさまざまな手段を講じるのではないか。その場合、会期後半の混雑ぶりはかなり酷いことになる可能性が高いように思う。
もし、上海万博を見に行くなら、早めに向かう方が良さそうだ。
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