- 2010年6月4日 23:01
- ニュースな数字
<上海万博>「日本の万博の父」堺屋太一氏、来場者数は1億人を超えると予測―中国紙
2010年6月3日、日本の「万国博覧会の父」と呼ばれる堺屋太一氏が、上海万博の来場者について「史上初めて1億人を超える」と断言し、注目を集めている。中国証券報(電子版)が伝えた。
5月7日に、「開幕1週目の入場者数は愛知万博の2.5倍~それでも『低調』な上海万博」という記事を書いた。その際に調べた愛知万博(愛・地球博)の入場者数と、上の記事で紹介されている数字があまりに食い違っていてビックリ。面白いので、ぜひ紹介してみたい。
レコードチャイナでは、堺屋太一氏が下記のように発言したと伝えている。
・愛知万博の入場者数は、延べ約6000万人
・開幕当初は、入場者がわずか8万人という日もあった
・最高で、1日の入場者数が80万人を数えるまでになった
これらは、全てウソだ。「愛・地球博」公式ウェブサイトの「入場者数の推移」ページを確認してみると、最終公式入場者数は2205万人。入場者数が一番少なかったのは開幕日で、4万3000人。最高入場者数を記録したのは博覧会終盤の9月18日で、28万1000人だった。どれも、レコードチャイナが報道している数字の半分から3分の1程度に過ぎない。
愛知万博協会で顧問を務めた堺屋氏が、こんなでたらめな数字を口にしたとは考えにくい。レコードチャイナが記載ミスをしたか、恣意的に間違った数字を伝えたか、あるいは、堺屋氏への取材そのものがなされていなかったか。可能性としては、その3つしかない。
記事は、堺屋氏が「上海万博の総来場者数が、史上最高の1億人を超える可能性もある」と予測したとも伝えている。だが、現在のペースではなかなか難しそうだ。上海万博公式サイトの「入場者数の統計」ページを信じれば、5月1日の開幕日から6月4日までの35日間で、累計入場者数は957万人。1日あたりの平均は27万3000人だ。一方、閉幕日の10月31日までは、残り149日。このままのペースでは、最終的な入場者数は、957万人+(27.3万人×149日)=5024.7万人にしかならない。もし1億人を達成するには、残りの会期で、1日平均で60万人以上を集めなければならない計算だ。現時点でもさまざまな混乱ぶりが伝えられているのに、その2倍以上の入場客をさばききれるだろうか?
ただし、現在の集客ペースでも、1億人入場を達成する方法もなくはない。それは、入場者数のサバを読むこと。愛知万博の入場者数を水増ししたように、上海万博の入場者数も2~3倍増しに発表すればいいのだ。
まあ、中国という国はウソやごまかしや騙りなどが嫌いな国なんでしょうから、そういう事態にはならないと信じてますけどね~!
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