- 2010年6月10日 23:58
- ニュースな数字
寒い5月でビール不振…「第3」「高級」は好調
ビール大手5社が10日発表した5月のビール類の出荷量は、前年同月比8.4%減の3563万ケース(1ケース=大瓶20本換算)となり、5か月連続で前年を割り込んだ。
ビールの消費量が落ち込んでいる。5月の出荷量としては、統計を取り始めた1992年以来、最低の水準だそうだ。
キリン食生活文化研究所のレポート「2008年世界主要国のビール消費量」によれば、日本人1人あたりのビール年間消費量は、大びん(633ml)換算で75.7本。前年に比べて2.1本(2.7%)減った。これにより、世界での順位は前年の38位から39位にダウン。ビール業界では、人口減少、飲酒運転への厳罰化、若者を中心としたアルコール離れといった逆風が吹いており、今後も消費量は低落傾向が続くとみられている。
だが、見方を変えれば、日本は隠れたビール消費大国と言える。実は、上で紹介した「1人あたりビール消費量」にはからくりがあるのだ。それは、日本人の44%がアルコールに弱いということ。ほとんど、あるいは全くお酒を飲まない層が、日本には少なからず存在する。
キリンビール公式サイト中の「知る・楽しむお酒と健康」ページには、「日本人の約半分はお酒に弱い!?」という記事が掲載されている。これによれば、モンゴロイドの4%はアセトアルデヒドの分解能力がないため、全くアルコールが飲めない。また、40%は分解能力が低く、少量のアルコールでも悪酔いしやすいのだそうだ。事実、「1人あたりビール消費量」ランキングの上位には、モンゴロイド国家が全く入っていない。
仮に、日本人の4割が全くビールを飲まないと仮定しよう。すると、残りの6割が1年間に飲むビールの量は、75.7本×(10÷6)=大びん126.2本分。これは、世界ランク24位に相当する。ビール大国のイメージが強いドイツ(176.2本)、イギリス(131.9本)、ベルギー(129.5本)といった国と、それほど差はないのだ。
清酒や焼酎、ワインといった、ビール以外のアルコールも盛んに消費されている日本。ビールが売れなくなってきたというより、これまで飲み過ぎだったのが普通になったと考える方が正しいのかも知れない。
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