- 2010年6月15日 23:58
- ニュースな数字
南アW杯:瞬間最高視聴率49.1% 関東地区
サッカー日本代表がカメルーンに勝利した試合の平均視聴率(NHK総合)は、関東地区で前半が44.7%(関西地区38.3%)、後半が45.2%(同41.7%)だった。15日、ビデオリサーチの調べで分かった。14日までに放送された今年の全番組で、最高視聴率を記録した。
6月13日付けの読売新聞には、「サッカー人気、大相撲以下に…『W杯関心』4割」という記事が掲載されていた。サッカーよりプロ野球に注力する傾向の強い読売新聞だけに、なかなか素直に受け取りづらい記事ではある。しかし、サッカー、特に日本代表への注目度が低下していたのは、恐らく事実だ。
この1年ほどの代表戦は、人気低迷に歯止めがかからない状態だった。2月11日付けのデイリースポーツ「格下、雨、低温…閑古鳥1万6368人」で紹介されているように、観客の不入りは目を覆うほど。1月の対イエメン戦は、ついにテレビ中継もされなかった。トルシエ時代には大きな盛り上がりを見せていたサッカー関連の掲示板・ウェブサイトも、完全に失速。熱心なファンも一般層も、サッカー離れを起こしていた。
……と過去形で書いているのは、もちろん、昨日深夜に行われたW杯で、日本がカメルーンを見事に打ち破ったからだ。
僕は、岡田武史監督の手腕を、今も疑わしく思っている。今回の勝利は、日本サッカー界の底力と伝統、代表選手達の奮闘、そして「運」によってもたらされたというのが、僕の印象だ。ただ、岡田監督の挙げた実績には、最大限の敬意を払いたい。彼は、日本人としてW杯史上初めて勝ち点を得た監督であり、日本以外で行われたW杯で初めて勝利を収めた日本代表監督でもある。それは、オランダ戦・デンマーク戦がどのような結果に終わろうとも、決して色あせることのない偉業だ。
岡田監督率いる代表チームによってもたらされた勝利は、世間の空気を大きく変えた。上の記事でも紹介されているとおり、関東地区の視聴率は45.2%。ビデオリサーチによれば、これはサッカー番組として史上16番目の好記録。また、昨年行われたワールドベースボールクラシック(WBC)・日本対韓国戦(40.1%)や、ボクシングWBC世界タイトルマッチ・内藤大助対亀田興毅戦(43.1%)といった他のスポーツイベントも上回った。プロスポーツにおいて、世間の注目度は高ければ高いほどいい。注目度に比例して収益は上がるし、優秀な人材も確保しやすくなるからだ。W杯で結果を残し、高い視聴率を得れば、体が大きく運動神経のいい子供をサッカー界に引きつけることが可能。そうすれば、未来に向かって正のスパイラルを築けるのだ。
さて、次の対オランダ戦は、19日土曜日に放送予定。しかも、日本時間の20時30分試合開始という絶好の時間帯だ。一方、1998年フランス大会における日本代表戦の平均視聴率は57.9%。日韓大会は54.7%、ドイツ大会は46.3%だった。
オランダ戦、久しぶりの視聴率50%超えは可能だろうか? 最大の障害は、サッカー中継のまずさでは定評のあるテレビ朝日が中継するということなのだが……。
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- 日本対オランダ戦の視聴率、50%超えも可能か? - 白谷のノート(3冊目) より

