- 2010年6月26日 15:02
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南アW杯:決勝T出場チーム 南米勢が活躍、欧州は不振
【ダーバン(南アフリカ)野村和史】サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会は25日、1次リーグの日程が終了し、決勝トーナメントに進む16チームが出そろった。大陸別では南米勢の活躍が目立つ一方、欧州や躍進が期待された地元アフリカは厳しい結果となった。
ワールドカップのグループリーグが終わった。上の記事でも紹介されているように、南米勢は好調でヨーロッパ勢は停滞。アフリカ勢は大不振という結果だ。
大会中、アジアのワールドカップ出場枠が減らされ、その分をアフリカ勢に振り分ける可能性が報道されていた。そこで今回は、グループリーグの各地域別の戦績から、適正な出場枠について考えてみる。6月22日付け記事「アフリカ勢の戦績は1勝4分7敗~南アW杯は『地元の利』が生きない大会」で前回ドイツ大会の戦績をまとめているので、そちらも参照して欲しい。
| 地域 | 勝ち | 分け | 負け | 勝ち点/試合 | 決勝T出場国 |
| ※全32カ国 | 34 | 28 | 34 | 1.35 | 16/32カ国 |
| アジア | 4 | 2 | 6 | 1.17 | 2/4カ国 |
| アフリカ | 3 | 5 | 10 | 0.78 | 1/6カ国 |
| オセアニア | 0 | 3 | 0 | 1.00 | 0/1カ国 |
| 南米 | 10 | 4 | 1 | 2.27 | 5/5カ国 |
| 北中米 | 2 | 4 | 3 | 1.11 | 2/3カ国 |
| ヨーロッパ | 15 | 10 | 14 | 1.41 | 6/13カ国 |
○アジア(現出場枠……4.5)
今大会は4カ国が出場。1試合あたりの勝ち点は1.17で全体平均の1.35よりやや低いが、日韓の2カ国が決勝トーナメントに出場を果たした点はまずまず。適正出場枠数は(やや甘くみて)4といったところだろう。
○アフリカ(現出場枠……開催国南アを含めて6)
1試合あたりの勝ち点は0.78で、非常に低い水準。決勝トーナメントに進出できたのは、わずかにガーナだけだった。ちなみに、上位3カ国(ガーナ、コートジボワール、南アフリカ)の戦績を合計すると3勝3分3敗。1試合あたりの勝ち点は1.33となり、平均とほぼ同じ水準。つまり今大会に限れば、出場枠数は3程度が妥当だった。
○オセアニア(現出場枠……0.5)
大陸間プレーオフ(アジア5位のバーレーンと対戦)に勝利したニュージーランドが出場。全3戦に引き分けと、意外な善戦を果たした。この地域はアジア、あるいは南米との大陸間プレーオフを戦い、勝利した場合のみワールドカップ本戦に出場する「出場枠0.5」の扱いが適切であろう。
○南米(現出場枠……4.5)
今大会は5カ国が出場し、全てが決勝トーナメント進出を果たした。1試合あたりの勝ち点は2.27で、平均をはるかに上回る水準。仮に、南米からあと3カ国が出場し、それらの全てが0勝3敗に終わったとしても、1試合あたりの勝ち点は1.42となる。つまり、出場枠数は現状より3多い7.5あたりが適切だったのではないか。
○北中米(現出場枠……3.5)
今大会は3カ国が出場。1試合あたりの勝ち点は1.11と平均より低いが、3カ国のうち2カ国(アメリカとメキシコ)が決勝トーナメントに進出したのが大きい。適正出場枠数は、現状と同じ3.5で良さそうだ。
○ヨーロッパ(現出場枠……13)
今大会は不振と言われたが、1試合あたりの勝ち点は1.41で平均は超えている。戦績だけをみれば、適正出場枠数は13.5といったところか。
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ということで、今大会の成績だけをみれば、「アジア0.5減、アフリカ3.0減、オセアニア現状維持、南米3.0増、北中米現状維持、ヨーロッパ0.5増」といったあたりが妥当なように思う。
ただし現実問題としては、南米を3枠も増やすのは難しいだろう。南米サッカー連盟に加盟しているのは10カ国。出場枠数が7.5になれば、予選落ちするのはわずか2.5カ国となる。ブラジルやアルゼンチンといった上位国にとっては予選の緊張感がきわめて低くなり、大会への興味は大きく削がれそう。逆に、今回は51カ国が参加したアフリカ予選で3カ国しか本戦出場が叶わないのは、かなり厳しいように思う。マーケティング面を考えても、今後成長が見込まれるアフリカ・アジア地区で、大幅に出場枠を減らすのは考えにくいことだ。
そんなことをつらつら考えると、現在の出場枠の割り当ては、なかなかバランスが取れているように思える。結局、次回のブラジル大会では、アフリカが1枠減、南米が1枠増(開催国ブラジルの分だけ)ということで手打ちになるのではないか。長々と書いた割には、実につまらない結論ではあるのだが。
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