ホーム > アーカイブ > 2010年6月29日のアーカイブ
2010年6月29日のアーカイブ
セットプレーからの得点が5割以上の国は7つ~日本、パラグアイともに該当
- 2010年6月29日 12:58
- ニュースな数字
【W杯】パラグアイ戦は「セットプレーがカギ握る」岡田監督 「取りたいし取られたくない」
約50分間の非公開練習では、大半がセットプレーの確認に費やされたという。練習前にパラグアイのセットプレーの特徴がまとめられた映像を見て弱点を頭にたたき込んだ上で、ピッチで攻守両面をチェックした。
いよいよ今夜は、ワールドカップ決勝トーナメント、日本対パラグアイ戦だ。そこで、まずは両チームの1試合あたりのスタッツを表にまとめてみる。
| 日本 | パラグアイ | 32カ国の平均 | |
| シュート数 | 10.0本 | 12.0本 | 13.9本 |
| 枠内シュート数 | 6.0本 | 3.7本 | 5.1本 |
| 枠内シュート率 | 60% | 31% | 37% |
| 得点 | 1.33点 | 1.00点 | 1.13点 |
| 失点 | 0.67点 | 0.33点 | 1.13点 |
| パス数 | 381本 | 506本 | 491本 |
| パス成功数 | 236本 | 350本 | 351本 |
| パス成功率 | 62% | 69% | 72% |
| 総走行距離 | 110.5km | 103.5km | 105.3km |
| ボール支配率 | 42% | 52% | 50% |
報道では、両国を似たような特徴のチームと評するものが多い。例えば、日刊スポーツ.comの「パラグアイは『攻撃的な日本代表』」、日テレNEWS24の「パラグアイ代表 厳戒態勢の中で最終調整」などが典型だ。チームの連動性が高く、守備が強固という点は、確かに共通しているかもしれない。とりわけ似ているのは、セットプレーの切れ味の良さだ。
FIFAワールドカップ公式サイトの「Teams – Top goals」ページによれば、ここまでの54試合で122ゴールが生まれている。このうち、セットプレーによる得点は29ゴールで、全得点の24%。一方、全32カ国の中で、セットプレーからの得点が全得点の5割以上を占める国は7つあった。トップは韓国で、全6得点のうち4点がセットプレーから(ただし、韓国は対アルゼンチン戦で、相手フリーキックからオウンゴールを喫したため、FIFAのサイト上では「Set Piece Goals……5」と記されている)。以下、イングランド(3点中2点)、ナイジェリア(3点中2点)、パラグアイ(3点中2点)、ガーナ(4点中2点)、日本(4点中2点)、ニュージーランド(2点中1点)と続いている。パラグアイも日本も、この7カ国に入っているのだ。上のmsn産経ニュースの記事でも解説されているように、セットプレーがゲームの行方を左右する可能性はかなり高いと言える。
ただし、それ以外の点では異なるところも多い。例えば、パラグアイのパス数・パス成功数が平均的であるのに対し、日本のパス数・パス成功数はかなり少ない。何しろ日本のパス成功数は、パラグアイの3分の2に過ぎないのだ。パス成功率も良くなく、そのため、ボール支配率も低くなっている。
下は、決勝トーナメント出場16カ国の、グループリーグ3試合における平均ボール支配率をまとめたもの。
| 国名 | ボール支配率 |
| アルゼンチン | 61% |
| ブラジル | 60% |
| スペイン | 59% |
| オランダ | 56% |
| メキシコ | 55% |
| ドイツ | 53% |
| イングランド | 52% |
| チリ | 52% |
| パラグアイ | 52% |
| アメリカ | 50% |
| スロバキア | 50% |
| 韓国 | 49% |
| ポルトガル | 49% |
| ガーナ | 48% |
| ウルグアイ | 46% |
| 日本 | 42% |
ご覧の通り、日本代表のボール支配率は16カ国中最下位だ。ポゼッションという観点で見れば、日本とパラグアイの間には大きな差がある。恐らく今日の試合でも、パラグアイにボールを支配される時間が長くなるのではないか。
では、日本の強みは何か。それは、枠内シュート率の高さと、フリーキックの精度だ。前者については、6月25日付け記事「日本代表の枠内シュート率は60%で、32カ国中堂々の1位!」で書いた通り。また、後者についても多くを語る必要はないだろう。今大会でフリーキックが直接ゴールしたのは、ナイジェリアが対ギリシャ戦で決めた幸運なゴール(センタリングのつもりで上げたボールが、そのままゴールイン)を含めても、わずかに4本だけ。そのうちの2本を、本田と遠藤の見事なキックが占めているのだ。
フリーキックの破壊力は、パラグアイに大きな圧力を与えているはず。相手はペナルティエリア近くのファウルを避ける可能性が高く、その分、ドリブルやワンツーの突破はしやすくなる。今日は、松井や大久保が活躍できる余地が十分にあると見たい。
さあ、試合開始まであと数時間だ。僕も心の中で「代表」の皆と肩を組み、たくさんの人とともに応援したいと思う。
—-
※2つのブログランキングに参加中です。下のバナーをクリックしていただけると嬉しいです。
![]()
—-
ホーム > アーカイブ > 2010年6月29日のアーカイブ
- 注意書き
- 書き手について、他
- 検索
- 過去に書いたこと
- ブックマークとRSS
- 過去につぶやいたこと
- つぶやいたこと
-

