ホーム > アーカイブ > 2010年7月のアーカイブ

2010年7月のアーカイブ

テレビの「ながら視聴」時間は35.6%~裸眼対応しなければ3Dテレビの普及は不可能

3Dテレビ全然売れない!主要4社参戦も「期待外れ」

 3D(3次元)立体映像テレビの国内主要4社の製品が出そろった。3Dビデオカメラなど周辺機器の投入も相次いでいる。ただ、薄型テレビの販売台数全体に占める割合はわずか1%程度にとどまり、今年を「3D普及元年」とするかけ声とは裏腹に、今のところは期待外れとなっている。

(2010年7月29日 zakzak)

 テレビ局や新聞社にとって、家電メーカーは重要な顧客。だから、メーカーが最も注力している3Dテレビにケチをつけるニュース・記事は、なかなか表に出てこない。だが、多くの人は思っているはずだ。「3Dテレビなど、売れるはずがない」と。
 上で紹介した記事は、3Dテレビが期待ほど売れていない現状を伝えている。そして、普及していない原因について、3D対応ソフトの不足と、割高な価格を挙げている。もちろん、その2つは大きな障害だろう。しかし、それより重大な問題がある。それは、現在の3Dテレビが、「ながら視聴」に全く対応できないということだ。

 NHK放送文化研究所の「2005年国民生活時間調査報告書」によれば、日本人の平均テレビ視聴時間は、1日あたり3時間39分。このうち、テレビだけを見ている「専念視聴時間」は2時間21分に過ぎない。35.6%にあたる1時間18分は、他のことをしながらテレビを見る「ながら視聴」なのだ。なかでも、主婦や自営業者、30~50代の女性といった層の「ながら視聴」時間は多い。
 しかも、これは2005年のデータだ。この5年間で、テレビをめぐる環境は大きく変わった。gooリサーチの「『メディア利用状況』に関する調査結果」によれば、テレビを見ながらPCでインターネットやメールを利用する人は64.1%。テレビを見ながら携帯電話でインターネットやメールを利用する人は46.8%。特に、若年層ほどテレビとネットを並行利用する傾向が強い。インターネットの普及で、「テレビをつけっぱなしにしながらネットを使う」という場面が、大幅に増えているのだ。

 テレビのニュース番組を流しながら、出勤の支度をする。生活情報番組を見ながら家事をする。食事中に、バラエティ番組をちら見しながら家族の会話を楽しむ。スポーツ中継や話題のドラマを見ながら、ツイッターやSNSでリアルタイムの会話を楽しむ……。そのようなスタイルでテレビを楽しむ人は、明らかに増えている。ところが、3Dテレビでは「ながら視聴」は不可能だ。なぜなら、現状の3Dテレビを見るには、専用のメガネが欠かせないから。メガネをかけたら最後、メールも家事もできない。後はただ、テレビ画面に向かってじっと座るだけだ。
 3Dテレビの最大のボトルネックは、「ながら視聴」を妨げる専用メガネだ。だから、裸眼でも楽しめる機種が開発されるまで、普及などあり得ない。

 「ながら派」の一員である僕は、そう確信している。

—-
※2つのブログランキングに参加中です。下のバナーをクリックしていただけると嬉しいです。

人気ブログランキングへ にほんブログ村 ニュースブログへ

—-


中国人観光客が全訪日観光客の1割を突破~隣国に「日本」を売り込む絶好機

観光庁 中国人向けビザ条件緩和で申請5・6倍に

 観光庁の溝畑宏長官は28日の定例記者会見で、中国人の個人観光査証(ビザ)発給要件を今月1日から緩和したのに伴って、今月23日までに累計5836件の申請があり、前年同期から5・6倍に増加したことを明らかにした。富裕層に限定されていた個人観光ビザの対象を中間層にまで拡大したことで、申請が一気に膨らんだ。

(2010年7月28日 msn産経ニュース)

 新宿や渋谷、秋葉原などを歩くと、中国語の会話が頻繁に耳に飛び込んでくる。それもそのはず。今の日本では、中国人観光客の数が急激に伸びているのだ。
 下の表は、日本政府観光局(JNTO)の「訪日外客統計」ページから、各地からの訪日観光客数と、全訪日観光客のなかに占める割合を整理したもの。

  中国 アジア(除中国) ヨーロッパ 北アメリカ 全訪日観光客
2005年 20万1940人 294万8153人 40万2913人 61万2307人 436万8573人
4.6% 67.5% 9.2% 14.0% (100%)
2006年 29万7025人 345万8271人 40万9568人 62万5522人 498万1035人
6.0% 69.4% 8.2% 12.6% (100%)
2007年 40万7286人 419万4310人 48万5164人 64万2972人 595万4180人
6.8% 70.4% 8.1% 10.8% (100%)
2008年 45万5728人 419万2212人 52万1133人 62万7726人 604万8681人
7.5% 69.3% 8.6% 10.4% (100%)
2009年 48万1696人 296万3339人 50万2495人 58万9153人 475万9833人
10.1% 62.3% 10.6% 12.4% (100%)

 ご覧の通り、中国からの観光客数はわずか4年で2.4倍になった。世界的な不況で訪日観光客数が2割以上落ち込んだ2009年も、中国人観光客は5.7%増加。ついに、全観光客の1割を突破した。
 上のニュースでも紹介されているように、2010年7月には中国人向け訪日ビザの条件が緩和された。中国人観光客がさらに増えることは、確実と見られている。中国1国だけで、ヨーロッパ(全訪日観光客の10.6%)、北米(12.4%)を超える日も遠くなさそうだ。

 ところで、同じmsn産経ニュースには、7月5日付け記事「【主張】中国人ビザ緩和 治安を悪化させぬ対策も」も掲載されている。ビザ発給条件の緩和は、中国人の不法滞在者を増やすのではないかと懸念する内容だ。
 気持ちは分かる。法務省の「平成21年版犯罪白書のあらまし」によれば、2008年における来日外国人被疑事件のうち、中国人が占める割合は32.0%でトップ(2位は韓国・朝鮮で18.3%)。ただ、中国人観光客の増加には、治安悪化の危険性を上回るメリットがあると思っている。

 それは、「日本ファン」を増やすことだ。

 訪日中国人は、少なくとも日本に対し、さほどの悪意は抱いてないはずだ。そうした人々を歓待し、日本の文化や商品、サービス、そして日本人の良さを伝えるのは大事なこと。これから数十年間は、中国(そしてインド)の季節だ。世界のなかで覇権を握る国にたくさんの日本ファンがいれば、私たちの立場はそれだけ有利になる。

 増え続ける中国人観光客を、遠ざける必要などない。彼らに日本の美点をアピールする方法を早急に確立し、どんどん観光客を受け入れて日本ファンを増やす。それは、直接的な経済効果より、ずっと価値のあることだと思うのだ。

—-
※2つのブログランキングに参加中です。下のバナーをクリックしていただけると嬉しいです。

人気ブログランキングへ にほんブログ村 ニュースブログへ

—-


ジェフ千葉、しばしのさよなら

巻選手移籍会見全文「笑われるかもしれないけど、僕の中ではマンUやバルサと同じ価値がジェフにはある」

「今回、わたくし、巻誠一郎はジェフユナイテッド千葉からアムカル・ペルミの方へ移籍することが決まりました。(中略)最後は笑顔で皆さんにあいさつできればという気持ちでいっぱいです。このクラブには色々と本当にお世話になったと思っているので感謝の気持ちでいっぱいです」

(2010年7月27日 エル・ゴラッソweb版 BLOGOLA)

巻誠一郎選手の移籍が決まりました。

巻は、ジェフユナイテッド千葉にとって特別な選手です。
ジェフにおける公式戦出場回数(269試合)は、
坂本將貴(351試合)、中西永輔(332試合)、
茶野隆行(281試合)に次いで4位。
通算得点数(68点)は、崔龍洙(64点)や
ネナド・マスロバル(53点)を抑えて
堂々の1位となっています。
そして、スタッツ以上に重要なのが、
巻がジェフの「生え抜き」だったことでした。

ジェフは、主力選手の流出を何度も経験しています。
2003年オフの中西、2004年の茶野、村井慎二、
2006年の阿部勇樹、坂本將貴。
そして2007年オフには、佐藤勇人、羽生直剛、山岸智、
水本裕貴、水野晃樹がチームを去りました。
もちろん、よりよい待遇や新しい環境を求め、
移籍を志願した選手もいたでしょう。
しかし、ジェフというクラブへの不満が移籍の引き金になったり、
クラブが功労選手を追い出すケースも少なくなかったと聞きます。
選手を大事にしないクラブ。
そして、選手にも愛想をつかされるクラブ。
悲しいことですが、それがジェフのイメージなのでしょう。

そんななか、巻だけはジェフを見捨てませんでした。
駒大を卒業してから、ずっとジェフ一筋。
他クラブから好条件のオファーを受けたこともあったようですが、
決して首を縦に振りませんでした。
2008年12月28日付け日刊スポーツ記事
千葉巻年俸増断る『環境づくりにお金を』
などから伝わるように、彼は誰よりも
クラブと同僚を大切にしていた選手だったと思います。

思い出に残るプレイもたくさんあります。
2005年のナビスコカップで初タイトルを獲得したときは、
巻が勝利を決める最後のPKを蹴りました。
キックが上手くない巻が5人目のキッカーに出てきたとき、
不安になったスタンドが少しだけざわめいたのが懐かしい(笑)。
奇跡のJ1残留を決めた2008年最終戦では、
0-2で負けていたチームを、巻だけが大声で鼓舞していましたね。
そして、2009年に降格が決まった試合では、
サポーターに何度も謝り、大粒の涙を流し続けました。
彼のプレイを批判する人はいましたが、
人柄や熱意を疑う人は、ごくごく少数派だったはずです。

数多くの実績、クラブに捧げた情熱、
そしてたくさんの記憶に残るプレイと言動。
巻は、疑いなく特別な選手です。
そして、特別な扱いを受けてしかるべき選手だと、
僕は確信しています。

上で紹介した記事によれば、
そんな巻の移籍に際して、クラブの社長はこのようにコメントました。

「どの選手がこのクラブを1番愛しているとかそういう話ではなくて
みんな、このクラブのために一生懸命やろうという風に思って
頑張ってきてくれたし、巻くんも一生懸命、
駒澤大学を出てからこの間、頑張ってきてくれました。
誰がどうのではないと思いますし……(以下略)」

つまり、社長は巻を、ただの一選手だと言っています。
他の選手と大差ない、移籍させても問題ない選手だと言っています。

それはないんじゃないのかな。

ジェフの社長職など、代わりの人材はいくらでも見つかるんですよ。
でも、巻誠一郎に、代わりはいない。
そんな当たり前の事実が、
この社長には全く理解できていないんですね。
最初は頭に血が上り、
その後は、ただ悲しくなりました。

もちろん、ピークを過ぎたベテラン選手の処遇が、
クラブにとって悩ましい問題だということは理解できます
(僕は、巻はまだまだ活躍できる選手だと思っていますが)。
ベテランを放出した方が、長い目で見れば
クラブの戦力アップにつながるケースもあるでしょう。
ただ、それにしても、言い方、やり方というものがある。
「今までご苦労さん。じゃあね」で終わりじゃ、
あまりにも冷たすぎるでしょう。

社長は、こう言うべきだった。
「巻選手は、長い間ジェフの顔であったし、
厳しい時代のジェフを支えてくれた功労者です。
その選手が海外移籍するのは、クラブとしてもつらい。
しかし、巻選手が海外で活躍して名声を高めてくれれば、
クラブにとっても嬉しいことです。
そして、いずれはジェフに戻り、ジェフの一員として
引退してくれることを望んでいます」
で、最後は「1日契約」を結んで、
巻にジェフのユニフォームを着たまま引退してもらえばよかったんです。

クラブへの愛着は「よい記憶」の量に比例すると、僕は思っています。
だから、過去の記憶をバサバサと切り捨てたり、
よい記憶を忌まわしい記憶で上書きするようなクラブは、
いずれサポーター・ファンから見放されるはず。
ジェフは今、そうした道をまっしぐらに進んでいるように見えます。
少なくとも僕は、ジェフを応援する気持ちが薄れている状態です。

ひとまず、プロフィール(書き手について)欄から、
ジェフの名前を消すことにしました。
しばらく、試合を観ることはないでしょう。
そして、ロシアリーグの巻を精一杯応援するつもりです。

心が癒える日まで、さよなら、ジェフ。
いずれ時が来たら、戻れたらいいなと思っています。

—-
※2つのブログランキングに参加中です。下のバナーをクリックしていただけると嬉しいです。

人気ブログランキングへ にほんブログ村 ニュースブログへ

—-


ホーム > アーカイブ > 2010年7月のアーカイブ

注意書き
 このサイトはリンクフリーです。個別記事への直リンクも問題ありません。引用については、ルールの範囲内でどうぞ。
 記事に誤りなどがあれば、コメント欄、または書き手についてページ内のメールフォームを使ってお教えいただけると、大変ありがたいです。
 初めてコメントをご投稿いただく場合、管理人の承認が行われるまで表示されないことがあります。時に、承認まで数日かかることもありますので、あらかじめご了承ください。
書き手について、他
検索
過去に書いたこと
ブックマークとRSS

全ての記事(RSS2.0)
全ての記事(Atom)
全てのコメント(RSS2.0)


過去につぶやいたこと
つぶやいたこと

ページの上部に戻る