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2010年7月27日のアーカイブ

共同募金の金額は13年間で21.5%減少~新手法「自販機募金」に期待

淡路島まつり:支援自販機、洲本に設置 購入で20%寄付/兵庫

 島の夏を彩る、洲本市の「淡路島まつり」をサポートしようと、清涼飲料水製造販売会社「コカ・コーラウエスト」(福岡市)が26日、洲本市役所北庁舎玄関に淡路島まつり支援自販機を設置した。同社の地域貢献活動の取り組み。8月中ごろまでに市内に4台を設置する予定で、販売物の20%がまつりの運営資金に充てられる。

(2010年7月27日 毎日新聞)

 募金で集まる金額が、右肩下がりになっているそうだ。
 社会福祉法人中央共同募金会の資料「昭和22年度~平成20年度募金実績額の推移(総額)」によれば、1995年における一般募金・歳末たすけあい募金の総額は265億8000万円だった。ところが、2008年の募金額は208億7000万円。13年間で、実に21.5%も減った。5月21日付け記事「世帯所得17.6%減って本当?~報道される数字のマジック」でも触れたが、1995年から2008年までの期間に、日本人の1人あたり所得は8.2%減少。募金の減少幅は、これを大幅に上回っている。つまり、不況の他にも「募金離れ」の原因があるということだ。
 Wikipediaの「共同募金」のページでは、募金額が減った原因として、「半ば強制的な集金の手法に対する反感」と、「集金した金の配分額や決定プロセスが不透明なこと」が挙げられている。どちらも、十分に説得力のある理由だ。そして僕は、ここに「助けたい相手の顔が見えにくいこと」を付け加えたい。

 中央共同募金会が集めた募金は、高齢者や障害者、災害被害者など、幅広い人々を助けるために使われる。このこと自体は素晴らしいことだ。しかし、募金する側から見れば、自らの募金がどの人の役に立てたのか分かりづらい。どうせお金を出すのなら、支えたい人、関心のある分野のために使ってもらいたいと思うのが人情だろう。
 その点、上で紹介した毎日新聞のニュースには興味を引かれた。自動販売機で飲み物を買って募金するという方法は、共同募金の弱点を上手にカバーする方法だと思う。自発的に募金ができ、募金額を決定する仕組みの透明性が高く、助けたい相手の姿もはっきりと見える。さらに、飲み物を買うというスタイルは、募金という行為に気恥ずかしさを感じる人にもピッタリだ。

 もう10年以上も前、横浜フリューゲルスが消滅してしまった直後のこと。僕は当時のブログに、「清涼飲料メーカーが『フリューゲルスジュース』を売り出し、サポーターがそれを買えばいいのに」と書いた。ジュースを1本150円で売り、そのうちの50円をフリューゲルスに寄付すれば、2000万本で10億円。横浜市の人口は360万人以上いるから、1人5~6本飲めばフリューゲルスを救えた計算になる(ま、マリノスファンは飲まないかもしれないけど)。
 当時は単なる思いつきに過ぎなかったことが、こうして実現しているのは素晴らしいことだ。

 自販機募金のように、ゆるい気持ちで取り組める募金手段が登場してきたことは、社会にとってとてもいいことだと思う。僕の家の近所に「支援自販機」ができたら、ぜひひいきにさせてもらおう。

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