ホーム > ニュースな数字 > 鳥取県より人口の多い市は21~人口が少ない県は、他県との合併を考慮しては?

鳥取県より人口の多い市は21~人口が少ない県は、他県との合併を考慮しては?

和歌山県の人口が100万人割れ…近畿で初めて
大阪への転出多く

 和歌山県の推計人口(8月1日現在)が99万9834人となり、100万人を割ったことが30日、県の調査でわかった。47都道府県のうち、人口100万人未満は鳥取、徳島などとともに9県となった。近畿2府4県では初めて。

(2010年8月30日 読売新聞)

 和歌山県の人口が、100万人を割ったそうだ。
 総務省統計局の「人口推計~都道府県別人口」によれば、2009年10月1日現在、和歌山県より人口が少ない県は下記の通り。

県名 推計人口
和歌山県 100万4000人
香川県 99万9000人
山梨県 86万7000人
佐賀県 85万2000人
福井県 80万8000人
徳島県 78万9000人
高知県 76万6000人
島根県 71万8000人
鳥取県 59万1000人

 一方、Wikipediaの「日本の市の人口順位」ページによると、人口が60万人を超えている市区町村は下記の通り。

  市名 推計人口
1 神奈川県横浜市 368万0000人
2 大阪府大阪市 266万7000人
3 愛知県名古屋市 225万9000人
4 北海道札幌市 189万6000人
5 兵庫県神戸市 153万8000人
6 京都府京都市 146万4000人
7 福岡県福岡市 146万0000人
8 神奈川県川崎市 141万9000人
9 埼玉県さいたま市 121万9000人
10 広島県広島市 117万3000人
11 宮城県仙台市 103万7000人
  (和歌山県) (100万4000人)
12 福岡県北九州市 98万1000人
13 千葉県千葉市 96万0000人
14 大阪府堺市 83万9000人
15 新潟県新潟市 81万2000人
16 静岡県浜松市 80万8000人
17 熊本県熊本市 73万0000人
18 静岡県静岡市 71万6000人
19 神奈川県相模原市 71万4000人
20 岡山県岡山市 70万5000人
21 鹿児島県鹿児島市 60万6000人
  (鳥取県) 59万1000人

 和歌山県より人口の多い市は11。鳥取県より人口の多い市は21あるわけだ。

 地方自治体を円滑に運営するためには、最低限必要な人員数というものがある。例えば、鳥取県の人口は、神奈川県(人口894万人)の15分の1。一方、鳥取県の職員数は約1万2000人(鳥取県サイト「鳥取県職員定数の状況(平成21年度)」による)で、職員数約7万6000人の神奈川県(神奈川県サイト「県職員の給与・職員数などのあらまし」より)に対し、6分の1程度。県民1人あたりの職員数は、鳥取県の方が2.5倍も多いことになる。その分、業務効率が低いわけだ。
 仮に鳥取県と島根県が合併すれば、財政・総務といった部門の職員は半減できるはず。その分のスタッフを、福祉など他部門に異動させ、住民サービスを充実させることも可能なのではないか。

 もちろん、鳥取と島根の文化・地理的な違いは小さくないのだろう。しかし、両県(あるいは、高知県・徳島県なども)が合併することで得られるメリットも、相応に大きいと思うのだ。人口が一定数を割った県は、他県との合併を考慮する方がいいと思うのだが、いかがだろうか?

—-
※2つのブログランキングに参加中です。下のバナーをクリックしていただけると嬉しいです。

人気ブログランキングへ にほんブログ村 ニュースブログへ

—-

関連する記事:


コメント:4

BLITZ 2010年8月31日

うちの田舎は、市町村合併で佐渡郡→佐渡市になりました。

国から助成金が出るからで、島民は必ずしも賛成ではなかったようです。
静岡市と清水市が合併の際も、清水市民は反対だったそうです。
市町村の合併は考えられるけど、県となるとどうなんだろう?
双方譲ることはないかもしれないです。

白谷 2010年8月31日

BLITZさん、こんにちは。
.
島根と鳥取は一時合併したことがあるらしいです。
でも、そりが合わなかったのか、
短期間で分裂したみたいですね。
でも、僕が住んでいる千葉県では、
都市部と外房ではさまざまな面で違いがありますが、
同じ県として問題なく(?)やれています。
島根と鳥取が合併しても、何とかなるような気も……。
.
部外者の勝手な意見だとは思うんですけどね。

ワカヤマトミサブロウ 2010年9月1日

白谷さん、こんにちは。以前別のハンドルネームで書きこませていただいた者で和歌山県在住の者です。
ある県の税金でその県の雇用を確保することはそんなに悪いことじゃないと思います。故郷に思いを寄せる優秀な人財(超優秀じゃないかもしれなけど)をキープするのは悪くないですよね。その県で生活しているのだからそのお金はそこで循環するわけですから。
税金の使い方として人財にタップり投資して、その人財が愛する郷土の為に無い知恵を絞り身を粉にして働くのは逆に良いことだと思います。税金を使う仕事だけじゃなくて仕事を生み出しお金を稼ぐ仕事を考えるのも彼らの仕事だと思うのです。そして独立して事業を興してもらっても良いのです。
「県職員になる→地元の事をとことん考えてもらう→事業を興して独立する」
そういう自治体単位の暖簾分け制度も悪くないですね。
もう一つは、広域合併で却って無駄な経費を使っているんじゃないか?って節も見え隠れしています。交通の便の悪い田舎で、職員1人当たりの担当地域も広域になります。移動の為の時間と燃料を無駄に使って職員と地域住人との関係を希薄にする事にどれだけ意義があるのかな?って思うことがあります。無駄にした時間と燃料費を人財に使うのもこれからは正しいかもしれませんね。
町村の小さな自治体でも効率化は計れるはずですよね。合併していないところは住民が協力しているし職員の苦労も分かっています。

和歌山県の場合、大阪市も津市も奈良市も遠すぎます。あんなところから遠隔操作してもらいたくもない。合併なんてお断り!です。

白谷 2010年9月2日

ワカヤマトミサブロウさん、こんにちは。
.
実は、僕の妻は和歌山県出身です。
紀勢本線で紀伊半島をぐるりと旅行したこともあるので、
「大阪市も津市も奈良市も遠すぎます」と仰るのは
とても分かります。
.
ただ、住民に密着したサービスは、
市町村によって担われる部分が大きいですよね?
素人考えですが、例え県が合併しても、
住民に与える影響はさほど多くない気がするんです。
少なくとも、市町村の合併よりは影響が小さいような。
それで僕は、「平成の合併」にはさほど賛成ではなかったのですが、
県単位の合併、あるいは道州制の導入については、
メリットもあるのではという立場です。
.
.
ところで、「ある県の税金でその県の雇用を確保することは
そんなに悪いことじゃないと思います」というご意見、
こちらについては、非常に共感できました。
実は僕、市区町村において「徴官制」という仕組みを
導入したらどうかと考えているんです。
ざっくり言うと、15歳から24歳程度までの若者を、
強制的に地方自治体の職員として雇用する制度です
(もちろん、「良心的兵役拒否」に相当する仕組みも
用意しておきます)。
.
今の企業には、じっくりと人を育てる余裕がなくなってます。
新卒の若手より、即戦力を採ろうという傾向が強まっていると感じます。
一方、中学・高校・大学で
社会ですぐに役立つスキルを身に付けるのは、
現時点では非常に難しい。
どうしてもミスマッチが生まれてしまいます。
そこで、市区町村の一般職として若者を採用し、
働きながら、マナーやPC操作法といった基本スキルと、
興味を持った分野の専門知識を身に付けてもらってはどうかなあ、と。
.
それに、若手が役所で働くと、
住民の地方自治に対する関心も高まると思うんです。
若手自身、自治体がどのように運営されているのか
身をもって体験すれば、ゴミを収集日以外に出すことも減るし、
選挙の投票率も上がるんじゃないですかね。
また、周囲の人(若者の親など)も、
自治体に対して協力的になる、なんてメリットもあるような。
いかがでしょうかね?
.
ワカヤマさんのご意見、とても参考になります。
また興味のある話題があれば、ぜひコメントをいただければ嬉しいです。

コメントフォーム
入力した情報を記憶する

トラックバック:0

この記事のトラックバック URL
http://www.shiratani.net/2010/08/30/%e9%b3%a5%e5%8f%96%e7%9c%8c%e3%82%88%e3%82%8a%e4%ba%ba%e5%8f%a3%e3%81%ae%e5%a4%9a%e3%81%84%e5%b8%82%e3%81%af21%ef%bd%9e%e4%ba%ba%e5%8f%a3%e3%81%8c%e5%b0%91%e3%81%aa%e3%81%84%e7%9c%8c%e3%81%af%e3%80%81/trackback/
トラックバックの送信元リスト
鳥取県より人口の多い市は21~人口が少ない県は、他県との合併を考慮しては? - 白谷のノート(3冊目) より

ホーム > ニュースな数字 > 鳥取県より人口の多い市は21~人口が少ない県は、他県との合併を考慮しては?

注意書き
 このサイトはリンクフリーです。個別記事への直リンクも問題ありません。引用については、ルールの範囲内でどうぞ。
 記事に誤りなどがあれば、コメント欄、または書き手についてページ内のメールフォームを使ってお教えいただけると、大変ありがたいです。
 初めてコメントをご投稿いただく場合、管理人の承認が行われるまで表示されないことがあります。時に、承認まで数日かかることもありますので、あらかじめご了承ください。
書き手について、他
検索
過去に書いたこと
ブックマークとRSS

全ての記事(RSS2.0)
全ての記事(Atom)
全てのコメント(RSS2.0)


過去につぶやいたこと
つぶやいたこと

ページの上部に戻る