ホーム > ニュースな数字 > 北朝鮮の1人あたり年間貿易額は、たったの1万7900円

北朝鮮の1人あたり年間貿易額は、たったの1万7900円

北朝鮮の対中貿易依存度、5.5ポイント増の78.5%

 韓国統一省は12日、国会の外交通商統一委員会に提出した資料を通じ、2009年の北朝鮮の中国に対する貿易依存度が78.5%と、08年に比べ5.5ポイント増加したことを明らかにした。

(2010年10月12日 msn産経ニュース)

 財務省の「平成21年分貿易統計」によれば、2009年における日本の貿易額は105兆5576億円だった。日本の人口は1億2770万人だから、1人あたりの貿易額は82万6600円ということになる。
 ちなみに、輸出額は54兆1827億円で、輸入額は51兆3749億円。おおざっぱに言えば、1人の日本人は42万4000円分の車や電子機器、鉄鋼などを輸出し、40万2000円分の原油や食料品などを輸入しているわけだ。

 一方、上で紹介したmsn産経ニュースの記事によれば、2009年における北朝鮮の「南北朝鮮間を除く貿易額」は、約2800億円。外務省サイトの「各国・地域情勢~北朝鮮」ページによると、2008年の南北朝鮮間貿易額は約1500億円。仮に、2009年における南北朝鮮間の貿易額を前年並と仮定すると、2009年の貿易総額は4300億円となる。一方、北朝鮮の人口は2405万人。仮にこれらの数字が正しいとすれば、1人あたりの貿易額は1万7900円だ。日本と比べると、たったの2.1%にすぎない。
 北朝鮮が、農業資源やエネルギー資源に恵まれた国なら、これでも何とかやっていける可能性もある。しかし、Wikipediaの「朝鮮民主主義人民共和国」ページを見ると、「農業が経済に大きな割合を占めるが、もともと農業に適する地域が少ない」「石炭や鉄鉱石、タングステン他の希少金属をはじめとした鉱物資源が比較的豊富である。しかし、採掘する設備が非常に旧式であるほか、電力、水道などの基本的なインフラの状況が非常に悪いため、生産性は高くない」などと書かれている。大量の食料やエネルギー資源を輸入し、外貨を稼ぐために特産品を輸出しなければ、北朝鮮という国はとてもじゃないが立ち行かないはずだ。
 それなのに、貿易総額は縮小している。かの国の経済状況がどれだけひどいものか、日本人たる僕には想像もできない。

 いずれ、北朝鮮の人々の生活水準が、現在の中国のように大きく改善されることがあるのだろうか? 北朝鮮をめぐる政治情勢が変わらない限り、そんな日が来るとは想像しづらいのだが。

—-
※2つのブログランキングに参加中です。下のバナーをクリックしていただけると嬉しいです。

人気ブログランキングへ にほんブログ村 ニュースブログへ

—-

関連する記事:


コメント:2

BLITZ 2010年10月13日

この国はようわかりませんw
ニュースで報じられることや拉致問題等、内向的で保守的なイメージがあるけど、国の体質なのかな。

隣接の中国や韓国が飛躍的に発展しているだけに、経済的にも外交的にも遅れをとっているように思えます。

白谷 2010年10月13日

BLITZさん、こんにちは。
.
資源のない国こそ、海外と交流しなきゃ
やっていけないはずなんですけどねえ。
ホントに不思議な国です。
日本も、北朝鮮を反面教師にしなきゃ、ですよね。

コメントフォーム
入力した情報を記憶する

トラックバック:0

この記事のトラックバック URL
http://www.shiratani.net/2010/10/12/%e5%8c%97%e6%9c%9d%e9%ae%ae%e3%81%ae1%e4%ba%ba%e3%81%82%e3%81%9f%e3%82%8a%e5%b9%b4%e9%96%93%e8%b2%bf%e6%98%93%e9%a1%8d%e3%81%af%e3%80%81%e3%81%9f%e3%81%a3%e3%81%9f%e3%81%ae1%e4%b8%877900%e5%86%86/trackback/
トラックバックの送信元リスト
北朝鮮の1人あたり年間貿易額は、たったの1万7900円 - 白谷のノート(3冊目) より

ホーム > ニュースな数字 > 北朝鮮の1人あたり年間貿易額は、たったの1万7900円

注意書き
 このサイトはリンクフリーです。個別記事への直リンクも問題ありません。引用については、ルールの範囲内でどうぞ。
 記事に誤りなどがあれば、コメント欄、または書き手についてページ内のメールフォームを使ってお教えいただけると、大変ありがたいです。
 初めてコメントをご投稿いただく場合、管理人の承認が行われるまで表示されないことがあります。時に、承認まで数日かかることもありますので、あらかじめご了承ください。
書き手について、他
検索
過去に書いたこと
ブックマークとRSS

全ての記事(RSS2.0)
全ての記事(Atom)
全てのコメント(RSS2.0)


過去につぶやいたこと
つぶやいたこと

ページの上部に戻る