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人間1人あたり陸地面積は、たったの150メートル四方

地球が1・5個分必要…現代人の生活維持なら

 現代人の生活を維持するには、地球が1・5個分必要という試算を環境保護団体・世界自然保護基金(WWF)などが発表した。

 作物や化石燃料など人間が消費した資源の量を地球の面積に換算する独自の指標を用いており、「地球1個以上」の消費は、将来の世代が使う資源まで食いつぶしていることを意味する。このまま消費が増え続けると、2030年には、地球2個分の資源が必要になるという。

(2010年10月18日 読売新聞)

 WWFジャパン公式サイトの『生きている地球レポート2010』では、「世界の平均的な生産性レベルの土地1ヘクタールの生産能力」を「1gha(グローバル・ヘクタール)」と定義している。そして、2007年における地球の生物生産力を119億gha、人類の消費量を180億ghaと算出。180億÷119億=1.51で、これが「地球が1.5個分必要」の根拠となっている。既に人類は、限りある地球の資源を食いつぶしている状態。このまま何の対策も打たなければ、地球上の資源(エネルギー資源や金属資源だけでなく、森林資源や水資源、生物資源なども含む)は、いずれ枯渇すると警鐘を鳴らしている。

 WWFの主張が正しいかどうか、今の僕には判断が付かない。ただ、人類が生きていく上で、地球は思うほど広くないことは確かなようだ。

 Wikipediaの「世界の地理」ページによれば、地球の表面積は5億0994万9000平方キロメートル。陸地は1億4889万0000平方キロメートルで、海面は3億6105万9000平方キロメートルだそうだ。一方、「世界人口」のページによれば、2009年7月時点の世界人口は68億人と見積もられているらしい。つまり、1人あたりの面積は0.075平方キロメートル(=7万5000平方メートル)。陸地は0.022平方キロメートル(=2万2000平方メートル)で、海面は0.053平方キロメートル(=5万3000平方メートル)ということになる。また、総務省統計局の「世界の統計 第4章農林水産業」ページによれば、2007年における世界の農用地面積は1554平方キロメートル。1人あたりに直すと、0.0023平方キロメートル(=2300平方メートル)となる。

 平たくいえば、1人の人間に許されているのは、275メートル四方の領域だけなのだ。そのうち、約7割が海。陸地は150メートル四方くらいの広さしかない。陸地の中には、南極やヒマラヤ山脈、サハラ砂漠などのように、生産性がきわめて低い土地も含まれている。そして、1人あたりの耕地は、50メートル四方程度。全陸地の1割程度に過ぎない。
 さらに、これらの土地は、人間の独占物ではない。僕らは、この限られた領域の中で、人間以外の獣、虫、魚、植物と同居している。150メートル四方の陸地で、生態系を守りながら、自らの食い扶持を維持しなければならないのだ。おまけに、人口の増加によって、1人あたりの面積は年々狭くなっている。

 こう考えると、環境を守らなければいずれは自分の首を絞めるという主張は、ずいぶん痛切に感じられてくる。狭い地球を大事に使う仕組みを作らなければ、早晩、僕らは大きなしっぺ返しを食うことになりそうだ。

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