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2009年に売れた年賀はがきのうち、26.7%が未投函

2011年向け年賀はがき発売 ディズニーや香り付きも

 2011年向けの年賀はがきの販売が1日、全国の郵便局などで始まった。郵便事業会社(JP日本郵便)は、通常のはがきに加え、ディズニーキャラクターの絵や香りが付いたはがきを売り出すほか、東京都限定で東京スカイツリーの絵入りはがきも販売する。発行枚数は、前年と同規模の約39億枚を見込む。

(2010年11月1日 朝日新聞)

 年賀はがきの発売が始まった。今年も暮れが近づいていることを痛感させられる話題だ。

 ところで、年賀はがきの「発行枚数」と、実際に郵送される「引受数」の間には、かなりの食い違いがある。日本郵便のプレスリリース「平成22年用年賀葉書の追加発行等について」ページを見ると、2010年用年賀はがきの最終発行枚数は38億9777万枚。一方、「日本郵政グループ ディスクロージャー誌 2010」によれば、実際に配達されたのは28億5602万枚に過ぎなかった。
 下の表は、上記のニュースリリース・ディスクロージャー誌を基に、2006年から2009年までの年賀状の発行枚数、引受数をまとめたもの。

  発行枚数(A) 引受数(B) 投函率(B÷A)
2006年 37億9979万枚 30億3482万枚 79.9%
2007年 40億2105万枚 29億7970万枚 74.1%
2008年 41億3684万枚 29億0064万枚 70.1%
2009年 38億9777万枚 28億5602万枚 73.3%

 年によってバラツキはあるが、実際に投函された年賀はがきは7~8割といったところ。逆に言えば、購入された年賀状のうち2~3割は、消費者の手元に残っているわけだ。恐らく、大部分が余り、あるいは書き損じた年賀はがきと思われる。

 ちなみに、余ったり書き損じた年賀はがきは、1枚5円の手数料を払えば切手などに交換してもらえる。もし、未投函の年賀はがきの交換希望者が郵便局に殺到したら、どうなるのだろうか?
 家電量販店などが発行している「ポイント」は、顧客側から見れば、店に預金をしているようなものだ。仮に大量の顧客がポイントの交換に押し寄せると、一種の「取り付け騒ぎ」が発生する。最悪の場合、企業のバランスシートが一挙に悪化し、倒産する危険性もある。
 1年間に生まれる未投函年賀はがきは、約10億枚。これが一気に切手に交換されると、差し引きで450億円分の切手が流出する計算だ。もちろん、切手は郵便局で現金化したり高額商品との引き替えることができないので、家電量販店のように倒産に追い込まれることはない。ただ、450億円分の切手が出ていったら、収益にはかなりの悪影響を及ぼすのではないか。
 まさかの時のため、引当金などは積んでいたりするのだろうか……? ちょっと気になるところではある。

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