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暴走族は30年前に比べて6割減。「高齢化」も着々と進行中

消えゆく暴走族、県内メンバー15人に 04年法改正摘発相次ぐ

 改造したオートバイや乗用車で無謀運転を繰り返す暴走族が、徳島県内で2グループ15人にまで減っている。県警によると、構成メンバーの総数は約20年前に比べて40分の1以下。娯楽の多様化に伴う若者のバイク離れに加え、2004年の道交法改正などで暴走行為の取り締まりが強化され、減少に拍車が掛かったとみられる。

(2010年11月30日 徳島新聞)

 暴走族に参加する若者の数は、年々減っている。

 警察庁の「昭和56年 警察白書」によれば、1980年当時の暴走族構成員は、全国で2万5183人だった。これに対し、「平成22年 警察白書」では、2009年の暴走族構成者を1万0454人としている。上の徳島新聞記事のように「40分の1」とまではいかないが、暴走族は全盛期から6割程度も減ったことになる。

 これには、いくつかの原因がある。その1つは、暴走族の中核をなす少年の人口そのものが減ったこと。厚生労働省の「人口動態調査」によると、1964年の出生者(1980年時点で16歳)は171万6761人。一方、1993年の出生者(2009年時点で16歳)は118万8282人だった。若者は、30年前に比べて3割も減ってしまったのだ。
 バイクに熱中する人が減ったことも、大きな原因だろう。日本自動車工業界の「二輪車販売台数(国内末端販売店向け出荷台数)」ページによれば、1980年におけるバイクの国内出荷台数は237万台。ところが、2009年には38万台にまで落ち込んだ。実に、84%もの減少である。
 若者が減り、バイクの売れ行きも格段に落ちた。その上、道路交通法が強化されたり、いわゆる「3ない運動」が徹底されたことで、若い暴走族は減っているわけである。

 ただし、若い世代の暴走族が激減しているためか、相対的に「成人暴走族」の比率が高まっているらしい。前出の「平成22年 警察白書」によれば、成人の暴走族構成員は全体の47.9%。これは、32.4%だった2001年に比べて15.5%も増えている。今や、暴走族の2人に1人が「大人」なのだ。

 暴走族の世界でも、高齢化が進行中。さすが日本、世界に冠たる高齢化国家ではある。

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