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2011年1月14日のアーカイブ
「タイガーマスク運動」のランドセルが、全養護施設児に行き渡る個数を突破
- 2011年1月14日 23:58
- ニュースな数字
企業、漫画、DVD・・・とまらない「タイガーマスク現象」
日本の児童養護施設の子どもたちにとって、クリスマスとお正月と誕生日が全部一緒にきたような一週間だったはずだ。
全国の児童養護施設などに匿名の寄付が相次ぐ「タイガーマスク現象」は、今週もさらに広がりを見せた。NHKによると、13日時点で報告された寄付は700件を超え、現金や金券は約2400万円、ランドセルは620個余りに達した。
一連の「タイガーマスク運動」が始まったのは、2010年12月25日のこと。前橋市の群馬県中央児童相談所に、「伊達直人」名義で10個のランドセルが届けられたのがきっかけだった。以降、全国各地で同様の寄付行為が続いている。
厚生労働省の「児童養護施設入所児童等調査結果の概要」によれば、2008年2月当時、養護施設に入所している児童は3万1593人いた。うち、5歳児は1711人、6歳児は1858人。今も同程度の児童が入所していると仮定すれば、この春、児童養護施設から1800人ほどの新1年生が生まれることになる。
上で紹介したWSJ記事によれば、これまでに集まった寄付は、現金・金券で約2400万円、ランドセルが620個以上に及ぶという。ランドセルの単価を1万円と見積もると、これまでに3000人分のランドセルが確保できたことになる。児童相談所に入所している新1年生の分は、すでにクリアしているのだ。ごく短期間で、しかも組織化されていない個人(一部、学究社などの企業も参加している)が自発的に寄付しただけなのに、ここまで集まったのは素晴らしいことだ。
唯一気になるのが、今回の盛り上がりが、一過性のもので終わらないかという点だ。小学校の入学式は、来年も再来年も行われる。その都度、新しいランドセルが必要になるのだ。また、ランドセル以外にも必要な品物は多い。だから、こうした運動は、継続してこそ価値が高まる。
マスコミやブロガーなどが数多く取り上げたことで、「タイガーマスク運動」は大きなうねりになった。来年も、ぜひこうした動きが起こればいいと思う。そして、タイガーマスクが冬の風物詩になるくらい社会に定着してくれれば、僕らが住むこの社会も、ずっと気持ちの良いものになる。僕は、そう思うのだ。
最後に、関連記事を2つご紹介。2011年1月12日付け毎日新聞記事「ランドセル:贈り続け2448個に 四日市のかばん店」と、2011年1月13日付け中日新聞記事「タイガー前も匿名『善意』 名古屋・南の施設には20年で計2500万円」。どちらも、ずっと以前から継続的に寄付を行っている方を取り上げている。
地味だが、とても尊い人々の姿。こうした記事が、もっと世の中に増えるような世の中にしたいものだ。
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