ホーム > ニュースな数字 > NTTデータの新入社員は、1カ月に270ページの研修教材を読破?

NTTデータの新入社員は、1カ月に270ページの研修教材を読破?

新入社員研修にiPad、CO2を4トン削減

 NTTデータは4月から、新入社員向けの研修に、米アップルのタブレット型情報端末「iPad(アイパッド)」を300台導入し、紙の教材を減らす。
 印刷経費を約55%削減し、二酸化炭素(CO2)排出量を年間約4トン減らせるという。
 NTTデータの新入社員研修は例年、500人以上が受講し、A4判換算で計約160万枚の紙の教材を使っている。この半数をデジタル化する。

(2011年1月17日 読売新聞)

 上で紹介したのは、紙からデジタルへの置き換えが進んでいる現状を象徴する記事。
 日本製紙連合会の資料「2010(平成22)年紙・板紙内需試算報告」によれば、2006年における国内の紙需要は1945万トンだった。ところが、雑誌や新聞の売れ行き不振などが影響し、2009年には1683万トンに減少。3年間で、13.5%も落ち込んだわけだ。紙媒体からデジタル媒体への移行が進めば、紙の需要はさらに厳しくなると予想される。製紙メーカーの経営陣は、記事を読んで頭を抱えていることだろう。

 ところで、上の読売新聞記事にはもう一つ注目したい点がある。それは、新入社員研修で使われるテキストが、あまりに膨大なことだ。
 記事によれば、500人以上の受講生はA4換算で160万枚の教材を使っているそうだ。160万枚÷500人=3200枚。つまり、1人の受講生が、1年間に3200ページ分のテキストを読んでいることになる。
 年3200ページということは、月あたり267ページ。同規模の出版物と言えば、例えば『要説世界史 改訂版』(山川出版社)などが相当する。高校生向けの世界史教科書に匹敵する分量を、1カ月で読みこなさなければならないわけだ。しかも、新入社員研修にはレポート提出などが義務づけられているケースも多い。仕事をしながら大量の教材を読み、レポートも提出するというのは、なかなかにハードだと言える。

 NTTデータのニュースリリース「新入社員研修でiPad300台を活用したデジタル教材を導入」によれば、同社はこの研修システムを、他企業でも展開したいと考えているようだ。同社の内定者はもちろん、他の企業に入社予定の人も、心しておいた方がいいかもしれない。

—-
※2つのブログランキングに参加中です。下のバナーをクリックしていただけると嬉しいです。

人気ブログランキングへ にほんブログ村 ニュースブログへ

—-

関連する記事:


コメント:0

コメントフォーム
入力した情報を記憶する

トラックバック:0

この記事のトラックバック URL
http://www.shiratani.net/2011/01/17/ntt%e3%83%87%e3%83%bc%e3%82%bf%e3%81%ae%e6%96%b0%e5%85%a5%e7%a4%be%e5%93%a1%e3%81%af%e3%80%811%e3%82%ab%e6%9c%88%e3%81%ab270%e3%83%9a%e3%83%bc%e3%82%b8%e3%81%ae%e7%a0%94%e4%bf%ae%e6%95%99%e6%9d%90/trackback/
トラックバックの送信元リスト
NTTデータの新入社員は、1カ月に270ページの研修教材を読破? - 白谷のノート(3冊目) より

ホーム > ニュースな数字 > NTTデータの新入社員は、1カ月に270ページの研修教材を読破?

注意書き
 このサイトはリンクフリーです。個別記事への直リンクも問題ありません。引用については、ルールの範囲内でどうぞ。
 記事に誤りなどがあれば、コメント欄、または書き手についてページ内のメールフォームを使ってお教えいただけると、大変ありがたいです。
 初めてコメントをご投稿いただく場合、管理人の承認が行われるまで表示されないことがあります。時に、承認まで数日かかることもありますので、あらかじめご了承ください。
書き手について、他
検索
過去に書いたこと
ブックマークとRSS

全ての記事(RSS2.0)
全ての記事(Atom)
全てのコメント(RSS2.0)


過去につぶやいたこと
つぶやいたこと

ページの上部に戻る