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東電エリアの深夜4時台の電力使用量は夕方6時台の74%

東京電力、計画停電打ち切り 政府、夏も「原則実施しない」方針

 東京電力は4月8日、計画停電を今後は「原則として実施しない」方針にすると発表した。火力発電の復旧や4~5月の気温上昇に伴い電力需給に余裕が出るため。今夏は大幅な電力不足が見込まれるが、政府が決定した対策方針を踏まえ、計画停電は「原則実施しない」方針だ。

(2011年4月8日 ITmedia)

 3月14日から断続的に行われていた、東京電力による「計画停電」。しかし、電力の需給状況が改善され、しばらく実施されないことになった。
 2011年4月8日付けの東京電力プレスリリース「計画停電の原則不実施と今夏に向けた需給対策について」などでは、4月9日~6月3日の電力需要は最大で3910万kW程度と予測されている。一方、この期間中、電力供給量は3910万kWから4200万kWを確保できるらしい。需要を上回る供給が得られる見通しがたったのは、嬉しいことだ。
 ただし、同リリースによれば、今夏の電力需要は最大で5500万kWに達する一方、供給力は4650万kWとされている。東京電力は、火力発電所の復旧・立ち上げ、ガスタービンなど緊急設置電源の新設といった対策を打ち出しているが、それでも夏場の停電の可能性は否定できないようだ。

 ところで、東京電力の「電力の使用状況グラフ(当社サービスエリア内)」ページによれば、4月8日に最も電力需要が高まったのは18時台で、使用量は3276万kWだった。一方、最も小さかったのは4時台で、使用量は2424万kW。2424万kW÷3276万kW=74.0%。つまり、夕食時の電力ピーク時に比べ、深夜4時過ぎの電力使用量は4分の1以上少ないのだ。
 2011年3月20日付け当ブログ記事「今夏の関東地方では、例年より9.5~18.0%の節電が必要」では、製造業の夜間操業などを提案した。東京電力のアニュアルレポートによると、同社の販売電力量のうち、34.3%が産業用。やはり、工場の夜間操業は電力使用量のピークタイム分散化に効果がありそうだ。例えば、政府は夜間の産業用電力料金を大幅に引き下げ、夜間操業を促進してはいかがだろう。

 夜型人間も脚光を浴びるはず。何しろ、深夜に行動する人間も、ピーク時の電力需要引き下げに役立つのだから。僕もこの夏は、夜に起きて仕事をする暮らしにしようかな? ま、僕の場合は震災前から夜型なのだが。

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コメント:2

BLITZ 2011年4月9日

電力需要が増えるであろう夏場において、
節電は必要であっても、計画停電をせずに乗り切ることができるだろうか?

個人の意識が必要なのは当然としても、
企業の協力が必要でしょうね。

白谷 2011年4月9日

BLITZさん、こんにちは。
確かに、夏場は企業の協力が不可欠ですよね。
大きな工場は大量の電力を消費するし、
ガラス張りの高層ビルは縦長なビニールハウスのようなもので、
ガンガン冷房しなきゃ仕事なんてできません。
こういう企業は、夜型に移行してもいいんじゃないですかねえ?

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