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大卒・大学院卒新入社員の51.6%が海外赴任を希望

過半数が「日本良くなる」=新入社員、復興へ前向き-能率協会調べ

 日本能率協会が20日発表した2011年度の新入社員意識調査によると、10年後の日本について「より良い社会になっている」と考える人が前年比5.9ポイント上昇の55.9%と過半を占めた。社会人生活のスタートを切る直前に起きた東日本大震災の惨禍を前に、復興への思いを強くした新人の姿が浮かび上がった。

(2011年4月20日 時事ドットコム)

 上で紹介した記事の元ネタは、日本能率協会のニュースリリース「2011年度 新入社員『会社や社会に対する意識調査』結果 速報」。また、2010年度以前の結果については、日本能率協会経営研究所サイトの「テーマ別研究」ページに掲載されている。

 時事ドットコムの記事は、「10年後の日本は今より良くなる」と答えた人が多いことを紹介し、今年の新入社員は前向きだとしている。そして、もう1つ僕が注目したいのは、海外志向の強い若者が多い点だ。同調査によれば、大卒・大学院卒の51.6%が、「海外赴任をしてみたい」と答えているそうだ。
 世の中には、最近の若者が「内向き志向」であると指摘する人がいる。その論拠としてよく挙げられるのが、日本人留学生の減少だ。なるほど、文部科学省の報道発表「『日本人の海外留学者数』について」ページによれば、2008年当時の海外留学生数は6万6833人。ピーク時の2004年(8万2945人)に比べ、19.4%減っている。
 しかし、外務省の統計資料「海外在留邦人数統計」ページによると、2000年当時の海外在留邦人数は81万2000人。これが、2009年には113万2000人になった。10年で4割近く増えたわけだ。また、入社から数年以内の全社員に海外赴任を経験させる企業も、すでに珍しい存在ではなくなっている。 

 今の新入社員、特に大卒・大学院卒の基幹社員にとって、海外赴任はそれなりに身近なことなのだろう。仮に海外への異動を言い渡されても、さほど気負うこともなく、サラリと異国へ出向く人が多いのかもしれない。実に頼もしいことではないか。

 「新入社員意識調査」の正式な報告書は、毎年7月頃に公表される。2010年度版では、「入社した企業で定年まで勤めたいと考える人が急増」「上司・先輩との人間関係構築には飲み会が有効だと思う新入社員が95%以上いる」「出産後に育児に専念したいと考える女性は1割以下」など、興味深い調査結果が並んでいた。今年の報告書も、ぜひ目を通してみようと思う。

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コメント:2

BLITZ 2011年4月21日

前職時代、親会社のLA拠点を訪問する機会がありました。
日本とは違う環境に身を置くのも、良い経験になるでしょうね。
赴任する国と場所、仕事の内容にもよりますが(笑)
商社だったら、どこであれ激務でしょう。

若い世代と会話をしていると、明らかに感覚の違いを感じます。
新しい感覚を取り入れながらも、古き良きモノは大切にしたいです。

白谷 2011年4月22日

BLITZさん、こんにちは。
僕らの世代が感じる「海外との距離」に比べると、
若い世代のそれは、ずっと近いのでしょうね。
商社はもちろん、メーカー、流通、コンビニなどが
こぞってアジアに進出していますし。
新しい環境を前向きに楽しめる若者なら、
刺激を受けながら成長できるのでしょうね。

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