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父の死に関連した備忘録(1)~通夜式・告別式のあいさつについて

4月2日の早朝、父が亡くなりました。
父を送り出す中でで気づいたことについて、
備忘録を残しておきます。
1つめのテーマは、「葬儀でのあいさつ」です。

(1)喪主としてあいさつをすることに

喪主は、通夜式・告別式のそれぞれで、
参列者に対してあいさつすることになっています。
葬儀社側が用意した定型文を読み上げる手もありますが、
僕は、自分の言葉で感謝の気持ちを伝えようと思いました。

ご参列いただいたのは、親類と少数のご友人、近隣の方のみ。
全部で、約60人でした。
多くの方は、父の病状がかなり悪いことは、
ぼんやりとですが、ご存じいただいている状況。
ただし、これほど早く亡くなると考えていた方は
少なかったはずです。

(2)あいさつの基本方針と構成

僕が立てた基本方針はこうです。

多くの方が父の死を初めて知る通夜式では、
父が幸せであったことを伝え、参列者の皆さんに安心してもらう。
そして、最後の別れとなる告別式では、父の人柄と生涯を伝え、
皆さんに、父がいたことを記憶してもらう。

そのため、それぞれの構成は下のようにしました。

【通夜式】
・謝意
・父のお陰で私たち子供が家族を持ち、孫も順調に成長していること
・父は何より、妻に恵まれたこと
・痛みを感じることは少なく、安らかに逝けたこと
・縁のあった方々にこうして見送っていただき、父は幸せだということ
・謝意

【告別式】
・謝意
・父の人柄の良さ
・父の真面目さ
・家族から父への感謝
・家族は今後も、折に触れ父を思い出すだろうこと
・参列者の皆さんも、ぜひ、時々は父を思い出して欲しいこと
・父がいたことを思い出すことが、父にとっても喜びであろうこと
・謝意

なお、あいさつの分量は、通夜式では500文字(約2分)、
最後の別れとなる告別式では700文字(約3分)になりました。

(3)葬儀のスピーチはうまくいかない

基本方針と文章構成は、おおむね間違っていなかったと思います。
ただ、スピーチは全くのダメダメでした。
理由は2つあります。

1つ目の理由は、練習不足です。
葬儀直前の遺族には、時間的余裕もさることながら、
精神的余裕が全くないのです。
冷たくなった父の横で、あいさつを練習する気持ちになど
なれるわけがありません。

2つ目の理由は、話す際に、感情を制御できなくなることです。
父にまつわるエピソードや、父への感謝を口にするたび、
思いがこみ上げ、うまく話せなくなりました。

一般のプレゼンテーションでは、
聞き手を見ながら、感情を込めて語りかけることが求められます。
そこで僕も、参列者の皆さんに心からの感謝を伝えようと、
草稿をほとんど見ることなく、皆さんの目を見て話そうとしました。
ところが、今思えば、これは間違いだったかもしれません。
草稿を暗記する精神的・時間的余裕がなく、
しかも、感情を全くコントロールできないまま話をすれば、
そりゃ、うまくいかないに決まってます(^^;;。
むしろ、草稿を手に持ち、きちんと読み上げることに集中する方が、
スピーチはうまくいったかもしれませんね。
もちろん、僕の涙混じりの話しぶりが、
かえって心に刺さったと話してくれた方もいらっしゃいましたが、
伝えるべきことを伝えるという意味では、
100点満点とはいかなかったかなあ、と。

原稿を読み上げ、伝えるべきことをきちんと伝える方がいいのか、
グダグダだが感情だけはむき出しで伝わる方がいいのか。
この辺は、話し手の好みに左右されるのかなと思います。
ただ、今回の経験を通じて
僕は「草稿を読むことに集中する」方がベターかと感じました。

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