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アメリカンフットボール アーカイブ

1999年07月22日

カギを持たずに家を出て/ローリングストーンズ「スタート・ミー・アップ」

 今日は自らのミスで、すっかり自己嫌悪に陥ってしまった。朝、子供たちを保育園に送っていくときに、カギを持たずに家を出てしまったのだ。

 普段、僕の彼女は8時40分くらいに家を出る。一方、僕は子供たちに食事をとらせたり、着替えさせたりしてから、9時20分前後なって保育園に向かう。ところが今日は、彼女は市ヶ谷に直行。そのため、9時過ぎに家を出ても間に合うことになった。僕の方は、夕方までに仕上げなきゃいけない原稿があったので、朝の時間はとっても貴重。そのため、保育園に子供を送る作業を彼女にも手伝ってもらったのだ。
 僕は、朝に弱い。保育園に子供を預けに行くときも、寝グセのついた頭のまま、ボーっとしながら「ぉはようごぜもぁ~す」なんて気の抜けた挨拶をしてたりするわけだ。で、今日もそんな調子で家を出て保育園に向かい、子供たちのエプロンやタオルなどをセッティングしてから帰宅。サンダルをずるずると引きずりながら玄関までたどり着き、カギを開けようとしてポケットを探ると……、ない! カギがない! 
 一瞬にして眠気が吹っ飛んだ。混乱している頭を立てなおし、とりあえずお隣の玄関のチャイムを押してみる。電話を借りて、駅に向かっている途中の彼女の携帯を呼び出そうと思ったのだ。ところが、お隣さんは外出している様子。仕方なく、保育園に戻った。
 保育園で、園長先生に事情を話して、電話を借りることに。ところが、彼女はもう電車に乗ってしまったようで、何度呼び出しても電話を取らない。焦る。原稿の締め切りは迫っているし、ほかの仕事だってしなきゃいけない。でも、家には入れない。どうしよう、どうしよう……。冷房の入っていない園長室で、背中に汗がにじんでいくのを感じる……。

 結局、10時過ぎになってようやく彼女が携帯に出た。彼女はこれから打ち合わせに入るらしい。とりあえず、知り合いの保母さんに1000円札を借り、JRに乗って市ヶ谷に向かう。途中のコンビニでノートとボールペンを買って、電車の中で少しでも原稿を書こうと思ったが、なかなかまとまらない。
 10時半を少し回った頃、市ヶ谷に到着。彼女の携帯に電話するが、留守番電話。しばらくしてからもう一度電話をかけると、ようやく連絡が取れた。市ヶ谷駅の改札で待ち合わせをし、11時過ぎにようやく彼女に会う。カギをもらい、ついでに金も借りて再び帰路に。結局自宅に戻れたのは12時過ぎ。夕方までにアップする予定だった原稿は途中でギブアップ。編集者に謝りの電話を入れて、17時から始まる打ち合わせに向かった。

 打ち合わせに向かう途中の電車のなかで、午前中をすっかり無駄にしてしまった自分のミスに、心底がっかり。
 こういう時、僕はカバンの中に入れているローリングストーンズのMDを取りだし、「スタート・ミー・アップ」を何回も聞くことにしている。前奏のギターフレーズが流れてきた瞬間に、なんだか少しだけハイになれる気がするのだ。
 初めてこの曲を好きになったのは、多分カンザスシティのスタジアムだった。僕は、ホットドッグとコーラを持ち、アメリカンフットボールの試合がスタートするのを待っていた。デイゲームのフィールドは快晴。天然芝が日差しでまぶしかった。チーフスのチームカラーである赤が埋め尽くしたアローヘッドスタジアムで、満員の観客はざわつきながら思い思いに時間を過ごしていた。
 と、「スタート・ミー・アップ」が大音量で流れだした。スタジアムの体温は、一気に上昇した。隣のガタイのいい白人の兄ちゃんが、「フォーッ!」とか叫びながら太い腕を振り回す。サングラスをしたきれいな女性が、ノリノリで踊っている。白髪のじいさんも、ビールをラッパ飲みしながらリズムを取って笑っている。ニール・スミスやデリック・トーマス、そしてもちろんジョー・モンタナのTシャツを着込んだファン達が、歓声を上げ地面を踏み鳴らす。そのとき、カンザスシティの空気が揺れているのを、肌で感じていたわけだ僕は。
 ロックスピリットなんざあ、全然わかっちゃいない僕だが、このときは「心がロックアンドロールする」って感覚が、少しだけ理解できたような気がする。皆、心のそこから湧きあがった何かを押さえきれずに、ウワッっと解放してたんだよな。「笑っていいとも」の観客が、空虚な笑いを無理やり押し出しているのとは明らかに違う、はちきれそうなエネルギーの解放。

 そう言えば、アメリカンフットボールやサッカーのスタジアムには、ロックのナンバーが良く似合うよな。サッカーの決勝戦の後なんかに、クイーンの「ウィー・アー・ザ・チャンピオン」が流れてくると、ホントに盛り上がってる。
 アメリカやイギリスのスタジアムの様子を見ていると、ストーンズだとかクイーンだとかを、老若男女問わず、みんなで合唱しているのな。あれって、ちょっとイイ感じだと思う。ところが、日本のスタジアムって、みんなで歌う歌がないような気が……。Jリーグが発足したばかりの時に、Jのテーマソングみたいな歌を、確かチューブのボーカリストが歌ってたような覚えがあるのだが、あの歌も今では誰も歌ってない(よね?)。
 そうそう、フランスW杯のときは「翼をください」をサポーターが合唱してたよね。やっぱり、日本人にはロックよりフォークなんだな。でも、「翼をください」を歌っている限り、日本代表は世界大会では勝てないっつう気もするんだけど。

1999年10月21日

原田知世はいつから「アーティスト」?/ダグ・フルーティってカッコイイ/西村政務次官、「核武装」発言で辞任

 午前中に1本原稿を書き上げた後、ボーっとテレビを見ていた。と、原田知世のビデオクリップがCSから流れてきたのだ。見ると、なんだかすっかり、「女性ヴォーカリスト」という雰囲気で歌を歌っている。いつの間にこの人、今井美樹のようなポジションになってたんだろう? 全然知らなかった。
 僕の中では、歌手の原田知世の位置付けってのは、「ザ・ベストテン」で、「時をかける少女」を裏声をひっくり返しながら唄ってた人ってところだったからなあ。当時は、安田成美か原田知世って感じだった。
だから、原田知世の歌の上手さには、結構驚きました。歌って、練習で上手くなるんだねえ。それとも、「ベストテン」の原田知世は、単にアガリ倒していただけだったんだろうか?


 午後からはチリワインを飲みながら、、NFL「ビルズ対スティーラーズ」をテレビ観戦。ダグ・フルーティとコーデル・スチュワートという動けるクォーターバック同士の戦いは、ベテランのフルーティが率いるビルズが24対21で勝利。
 フルーティやスチュワートみたいな機動力のあるQBのプレイって、嫌いじゃない。ダン・マリーノみたいなポケットパッサーのプレイより、ずっと楽しい。まあ、昔(イーグルスだったっけ?)のランドール・カニンガムみたいに、QBがチームのリーディングラッシャーになっちゃったりすると、ちょっと違うんだけど。一直線の攻撃じゃなく、パスありランあり、しかもたまにはスクランブルなんかも見せてもらって、フットボールの楽しさ満載って感じが一番いいんだよな。
 その点、今日の試合はかなり面白かった。

 特に、フルーティっていいよなあ。身長は5フィート10インチっていうから、177~8センチ。僕とほとんど変わらない。今のNFLのQBの平均サイズは195センチくらいだから、それより20センチ近く低いのだ。小柄だって理由で、ずっとNFLでは過小評価されつづけて、CFLでのプレイを余儀なくされてきた苦労人。で、昨年ようやくNFLでプレイして、大活躍した。今シーズンも頑張ってる。もう37歳なのに小気味いい動き、小さい体なのに大男相手に力の勝負を挑む。かっちょいいよなあ。
 今年はちょっと、ビルズの試合を見てみようかと思った次第。


 防衛庁の西村政務次官が辞任。情けないくらい、予想通りの決着。
 臭いものにはフタ、キツイ議論は先送り、いつものことだ。

 核武装をしない国は危険にさらされているって考え方は、もうあまりにも古すぎてダメだろう。でも、議論をする価値はある。議論をすることで、日本にとって必要な武装は何かということが見えてくるかもしれないじゃないか。
 結論は、そりゃ簡単には出ないだろう。ある人は一切の戦力放棄(自衛権をも含めた)を主張するかもしれない、ある人は核武装を言うかもしれない。でも、例えば核武装を主張する人が、どうして核が必要なのか、核を持った場合のメリットとデメリット、運用コスト、危険性、得られる利益、周囲の国との関係の悪化、それらすべてをバランスシート上に乗せて話をする。あるいは、非武装中立を主張する人が、どうして非武装中立が優れているのか、その可能性と危険性、他国から攻め込まれる可能性の高さ、侵攻を受けた場合の対策、それらをバランスシート上に乗せて話をする。それを聞くだけでも価値があると思うんだけどなあ。
 きっと、あるべき防衛の姿、できるだけ多くの国民の利益が最大になるような防衛政策は、この2つの間のどこかにあるのだろう。だから、彼らの話を聞いて、自分にとっての理想の国防政策を、国民1人1人が考える材料(反面教師だって立派な材料だ!)にすればいいのに。
 誰かが大声で「日本は核武装すべし」って連呼してたら、ほとんどの人は「そりゃ違うだろう」って思うだろう。それだって意味がある。違うって思ったら、どうしてそれが違うと思うのか、では正しいこととは何か、それを実現するためにはどうしたらいいのかって、ステップを踏んで考えてみるかもしれない。そういう人が現れるための、いい機会だったかもしれないのに。
 気づき、情報を仕入れ、考え、発言するという、当たり前の手順を踏む人が増えたかもしれないのに。

 でも、この国といったら、目をそむけ、無知を恥じず、思考停止することが、一番楽に生きられる手段ときたもんだ。ったく、なんだってんだろうなあ。

1999年10月22日

久しぶりに見たカニンガム/GAORAの「タージン」はひどい/明日から日本シリーズ

 昨日ランドール・カニンガム(現バイキングQB)の話を書いたら、今日、ディレクTVで「バイキングス対ベアーズ戦」を放送してた。ヒマなもので、ついつい見ちまった。
 カニンガムって、もう40歳近いんだよな。そのせいもあってか、今日のゲームではほとんど走らなかった。スクランブルでかなりの距離を稼いだのって、2~3回くらいしかなかったな。10年前は、カニンガムつうたらとにかくスクランブルする、ランニングQBという印象だったのに。ま、ランディ・モスがいてクリス・カーターがいたら、別に自分が走る必要もないんだろうかな。
 ゲームはバイキングスが21対24で負けた。ベアーズ相手なら楽勝だろうと思ったんだけど、ルーキーのタイトエンドは2回もファンブルするし、カニンガムは5~6回もサックされてた。その上、3回もインターセプトを食らっちゃったら、これはどんなに攻撃力があるチームでも勝てないでしょ。


 しかし、「GAORA」の中継担当者の、タージンっていうタレントはひどい。一応この人がアナウンサー役lになり、隣の解説者と組んで進行してるんだけど、この人選手の名前すらまともに覚えてないんだもん。日テレの、巨人戦担当アナウンサー連中よりひどい(こちらは、少なくともジャイアンツの選手の名前だけは覚えてるもんね)。もう、番組が始まってから10分で、副音声の英語放送に切り替えちゃった。普段、僕はめったなことでは副音声にはしないのだが(だって、何言ってるんだかわかんねえんだもん)、さすがにこの放送はひどすぎる。
 「GAORA」はどういうつもりで、こんな人を起用しているだろう。まともなフットボール解説者が、この世には1人もいないってわけじゃないだろう? 現に、このチャンネルはもう1人のアナウンサーを抱えてて、こちらはまともなんだから。
 別に、すごく上手なアナウンサーを起用しろなんて言わないよ(日テレの増田アナウンサーが中継してくれれば、そりゃ最高だけどさ)。普通の、ごく普通のアナウンサーでいいの。いや、もう、選手の名前がちゃんと言えて、試合の状況をちゃんと把握できて、いらんことを言いすぎないっていうレベルで十分なの。
 NHKのBSが受信できない僕としては、「GAORA」はフットボールを見るための唯一のチャンネル。ホント「タージン」、何とかして欲しいよ。


 そうそう、明日はもう、プロ野球の日本シリーズが始まるそうだ。今年も、あまり関心はない。興味の的は、ただ、僕の好きな工藤投手が活躍できるかどうかという点だけ。
 工藤って、何戦に投げるのかなあ? 解説者などの予想では、皆第1戦ということになってるようだが、ホントだろうか? 第1戦は若田部で、第2戦の工藤が中5日で第6戦も投げるって可能性もあると思うんだけど。
 工藤は確かに計算できる投手だが、36歳という年齢だけあって連投はできない。中3日で第1戦、4戦、7戦に登板させるという使い方は無理だ。また、第1戦に先発して、中2日の第3戦以降はリリーフで使うというやり方もないだろう。ダイエーは一応リリーフ陣の駒は揃ってるし、工藤の肩の疲労度もあるからな。すると、工藤はどう転んでも、2試合に先発投手として登板させるより他にない。
 工藤以外の先発投手はみんな不安定で計算できないから、工藤が投げる2試合は絶対に落とせない。だから、中4日で工藤を登板させることは避けたいだろう。もし第1戦に工藤が投げるとすれば、第5戦は中4日になる。第6戦なら中6日だ。一方、第2戦に投げても、第6戦は中5日で登板できる。であれば、無理に第1戦で工藤を登板させる根拠は、彼の疲労度という観点から見れば、意外と薄弱だったりする。
 あとは、中日との駆け引きと、投手の精神力だ。若田部を緒戦に登板させて、勝てば儲けもの、負けても翌日工藤が止めてくれる、そんな考え方もある。中日が工藤の先発を読んでくれば、第1戦のスターティングオーダーは右打者が多く並ぶかもしれないし。若田部は5回持てばいい、あとは中継ぎで何とかするというまかない方で勝てば、かなり大きい。負けてもまだ工藤がいるから、意気消沈の度合いも小さい。逆に、緒戦工藤で負けちゃうと、4連敗もありえるからなあ。
 もちろん、緒戦はエースで勝って勢いに乗り、後はイケイケで押し切るって考えもありだよな。若田部や星野あたりでは、シリーズのプレッシャーに潰される恐れだってあるし。どっちかっていうと、王監督はこっちを考えてそうだ。

 ちなみに、巷の予想では中日ノリの意見が圧倒的だ。僕も、実力的には中日の方が一枚上手のような気がしている。でも、工藤が2試合完投(うち1試合は完封)でMVPという結末になって欲しいんだけどな、ファンとしては。

1999年11月16日

デトロイトライオンズの大逆転勝利/好みのスポーツ

 CSで、NFLの「ライオンズ対ラムズ」戦を見た。ゲームは、27対24でラムズがリードしていたのだが、残り3分弱からライオンズがタッチダウンドライブを完成。31対27の大逆転勝ちを収めた。
 途中、4thダウン26ヤードというシチュエーションもあり、これは試合も終わったなと思ったのだが、ここで50ヤード以上のパスが決まってしまったのが大きかった。逆転のタッチダウンを決めたレシーバーが歓喜の涙を流していたのに対し、彼に見事に置いてかれたラムズのCBが、死にそうな顔でフィールドを見てたのが印象的。
 残りツーミニッツからの大逆転。ディス・イズ・アメリカンフットボールという試合だった。

 これでライオンズは6勝2敗だそうだ。シーズン前の予想を覆し、見事にNFCセントラルでトップの成績。「こんな弱いチームではプレイしたくない」って引退しちゃったバリー・サンダース、今頃どう思ってるのかなあ?
 しかし、「あの」バリー・サンダースがガンガン走ってたにもかかわらず、去年までのライオンズは8勝8敗がせいぜいだった。それが、バリー・サンダースが抜けた今年は、ディヴィジョンのトップを走っている。フットボールってのは不思議だなあ。
 バリー・サンダースは、結局マイケル・ジョーダンではなかったってことか。ジョーダンが抜けたら、ブルズはさすがにガタガタだったもんなあ(NBAファンの友人に言わせると、ピッペンが抜けた穴の方が大きいという話だったのだが)。モンタナがいなくなっても、49ersはスーパーに出たし(だってスティーブ・ヤングが後釜だもん)。ま、バスケットボールのロースターはわずか5人、一方のアメリカンフットボールは22人だからな。フットボールは1人のスーパースターがいたって勝てるとは限らないのだろう。


 ところで、僕はメジャーなスポーツなら、大抵の分野で多少の知識を持っているつもりだ。野球、サッカー、バスケットボール、アメリカンフットボール、テニス、ゴルフ、バレーボール、相撲、格闘技……。
 で、思うのだが、好きなスポーツと性格の間には、何か相関関係があるのではないかしら? あるいは、好みのスポーツと行動様式の間にも、相関関係ってないのかなあ?
 例えば、相撲ファンは自民党に投票し、テニスファンは民主党に投票する。サッカーファンは意外にも共産党支持で、ゴルフファンは自由党。で、野球ファンは棄権、と。
 どこかのメディアか調査機関が、そんなリサーチしてくれないかなあ? いや、僕の知人関係でリサーチしてもいいけどさ。

 ちなみに、僕の好みとしては、一番観戦してて楽しいのはアメリカンフットボールかな。最悪なのは、バレーボール。

1999年12月11日

凋落の49ers/沢登のFK/工藤は巨人に

 昨日録画しておいた、NFLレギュラーシーズン第13週「サンフランシスコ49ers対シンシナティベンガルズ」を見た。
 このカード、僕がこれまで見たスポーツの試合の中で一番エキサイティングだと思っている「第23回スーパーボウル」と全く同じ顔合わせなんだよな。この試合のビデオは、僕の一番の家宝。これまでに、もう200回は繰り返してみていると思う。
 最近のナイナーズは完全に凋落してしまって、12週終了時点でなんと3勝8敗。17年ぶりに勝ち越せずにシーズンを終えることが決まっていた。大体が、モンタナがスターターになってからこっち、10勝6敗のラインを割ることさえなかったのになあ。栄枯盛衰ってことか。ベンガルズも、今シーズン絶不調。不調同士の戦いではあるが、でもなんつうてもナイナーズ対ベンガルズ、ということで。

 で、試合を見た。今のナイナーズはとにかくオフェンスが最悪だという話を聞いていたので、そのつもりで見ていたのだが、オフェンスはまずまずだった。ジェリー・ライス、テレル・オーエンス、J.J.ストークスのWR3本柱は、きっちりと仕事をしていたしなあ。ライスはさすがに衰えたという感じだったが、それでも9回のキャッチで2タッチダウン。150ヤード以上を獲得していた。多分、トータルで500ヤード以上稼いでいたのだと思う。ま、ベンガルズのディフェンスが弱いのに助けられた側面も大きいのだが。

 一方のディフェンスが、もう目を覆っちゃうほどのひどさだった。特にセカンダリーは最悪。
 ハーフタイムに、ナイナーズのマリウチヘッドコーチに対してのインタビュアーの激辛質問に大爆笑。いわく「あなたのチームのディフェンスバックは、本当にNFLの人なんですか?」
 いやホント、それくらいひどかったのだ。CBがWRとの一対一に全く勝てないから、QBはふわっと浮かせたパスを単純に投げるだけでOK。あとは、ベンガルズのレシーバーが好き勝手にキャッチしている。こりゃ、オフェンスがどんなに頑張っても勝てないって。

 スティーブ・ヤングは、もう引退だろう。ジェリー・ライスも、せいぜい1年かなあ。ま、この2人が引退すればサラリーキャップにも余裕ができるから、3年後にはちっとはマシなチームになってるかもしれない、ナイナーズも。それまで、ビル・ウォルシュの首がつながってるかなあ(マリウチはもうダメだろうけど)……。


 夜になって、Jリーグのチャンピオンシップ第2戦を見る。アレックス退場直後の、沢登のフリーキックに、思わずガッツポーズ。伊東輝悦好きの僕としては、ぜひ清水に勝ってもらいたかったのだが……。
J1も、1シーズン制にすればいいのにな。


 工藤はどうやら巨人に行っちゃいそうだなあ。くわ~、最悪。
 清原が巨人に移籍してから、日テレの野球中継をいやいや見ていた(もちろん清原の打席だけだが)けれど、またこれでその時間が延びることになりそうだなあ。しかも、バカな夕刊紙が工藤たたきに張り切っちゃうだろうし。あ~、やだやだ。

2000年01月25日

JavaScriptで遊ぶ/デリック・トーマス重体?

 長女は今日も保育園を休み。しかし、昼過ぎに熱を計ると37度前半まで下がってきた。食欲も出てきたようで、ひと安心。ビデオの前に長女の布団を敷いてやって、仕事を進める。


 夜になって、JavaScriptを使っていろいろ遊んでみる。Javaなんて全然わからない僕だが、ソースを見ながら試行錯誤しているうちに、なんとなくなんとかなりそうな気がしてくる。
 このところ、友人のライター仲間が頻繁にウェブサイトにアクセスしてくれる。それを励みに、CGI掲示板を設置したり、JavaScriptに手を染めてみたりする毎日だ。


 深夜1時過ぎに、「Sports-i」のメールマガジンが着信。その中に、「チーフスのLBトーマスが運転中の事故で重体」という見出しを発見。えっ、あのデリック・トーマスだよな、これ? 軽いショックを受け、しばらくウェブで関連記事を探す。

2000年01月26日

日本人、TOEFLの不出来/日本語圏内で暮らしたい/学級閉鎖と学童保育

 朝日新聞の朝刊を見ると、「TOEFL平均点 やっと最下位脱出」って見出しが出ていた。
 別に、TOEFLの平均スコアが低くたって、それが即、日本人が英語ができないということにはならない。だって、例えば上位にランクされているフィリピンやスリランカ、ネパールといった国でTOEFLを受けているのは、ほぼ例外なく、大金持ちの子弟でしかも優秀な人々だろう。ところが日本では、飛びぬけて裕福でなくても、飛びぬけて優秀でなくてもTOEFLくらい受ける。きっと、そういう人たちが平均点を下げているのだろう。

 それはともかく、僕は英語ができない。これは非常に困ったことだ。
 日本は、かなりヤバイ。ほんの10年くらいの間だけなんとか取り繕えばいいと思ってる、「勝ち逃げ世代」の年寄り政治家の皆様方がひどいことをやってるからな。この先、僕が50歳くらいになったら、どんなことになっちゃうんだろうって思う。そんなとき、だったら壊れた日本に見切りをつけて、海外で居住権を取ろうかなんて考えるんだよなあ。
 でも、やっぱ言葉ができないとキツイっしょ。周りの人の喋ってることもわからず、周りの人に自分の意思を伝えることもできない。そんな環境で暮らすのは大変だよなあ。仮に言葉の意味がわかってきたとしても、今使っている日本語と同じレベルで、英語なり他の言語を使いこなせるようになるとは思えない。

 言葉というのは、これまでの経験を幾重にも身にまとって存在しているもの。それら経験のヴェールは、1枚1枚見るとほとんど無色透明なのだが、何枚も重ねるとえもいわれぬ色合いを言葉に与えてくれるのだ。言葉のまわりを覆っている、その経験のヴェールこそが、僕の言葉を、そして誰かの言葉を豊かにしている。
 ところが、母国語以外の言語では、そうはいかない。その言葉を使って得た経験が、絶対的に不足しているんだもん。言葉の腹を切り開いてみても、なんにも出てきやしない。僕は、そんな言葉を使って生活しなきゃいけないなんて、ヤダなあ。

 なので、僕は日本で(正確に言えば「日本語の中で」)暮らしつづけたいのだ。だから、僕の生活を取り巻く状況を、少しでも悪くならないようにしたい。仕方ないんだよ、だって僕は、ここで暮らしつづけるしかないんだから。ため息をつき、無力感に苛まれ、それでも日本の中でやって行かないと仕方ない。なので、「政治」なんて面倒な、ダサいテーマについてうだうだと考えているわけだ。
 あ~あ。


 隣に住んでるNさんの息子さんが、インフルエンザで幼稚園を休んでいるそうだ。でも、クラスの3分の2が休んでるのに、学級閉鎖にはならないらしい。へえ、そんなもんなんだなあ。
 で、今日その話を保育園の園長先生にしてみたら、小学校では学級閉鎖になると、学童保育(放課後、小学生の面倒を見るための施設。保育園は夕方までオープンしてるが、小学校の場合、低学年では昼過ぎに授業が終わってしまうケースも多い。そのため、親が仕事から戻る夕方まで、子供たちを見る場が必要なのだ)も閉鎖になってしまうという話を聞いた。つまり、自分の子供は元気なのに、学級閉鎖になると親は仕事を休まなきゃならないっつうことになる。こりゃキツイなあ。
 大体、正社員で働いている人だって、年間の有給休暇はせいぜい20日あればいい方でしょ? 月に2日のペースで子供が休んだら、すぐに使い果たしちゃう。それに、僕みたいなフリーランスや、パートタイムで働いている人には、有給なんて最初からなかったりもするわけだし。
 じいちゃんばあちゃんが同居していて、しかも地域の大人が一定の連帯感を持ち、遊んでいる子供に目を配っていた頃なら、別に問題はなかったんだろう。子供の数も多かったから、年長の子供がリーダーになって作るコミュニティにいれば、それほど危険も高くなかったろうし。でも今は、育児に祖父母のヘルプを期待できる家庭は必ずしも多くない。それに、例えば子供が誘拐されかかっていても、それを無視して行ってしまう大人がたっくさんいる時代だもんなあ。

 そういう状況に対して何らかの対策をとっていかないと、やっぱり育児は大変なのだ。


 自動車事故にあったデリック・トーマスは、どうやら命に別状はなさそうだ(ただし、同乗者は亡くなったようだが……)。しかし、脊椎に損傷を受けたらしく、選手生命が立たれる可能性もあるらしい。う~む。彼の爆発的なスピード、QBに襲いかかるラッシュ、もう見られないのかなあ……?

2002年02月04日

スーパーボウル/「ホームページ見てます」

 仕事から戻り、ウェブをチェックすると、スーパーボウルは予想を覆してペイトリオッツの勝利で終わったことを知った。うわあ、かなりのアップセットが起こったんだなあ。

 今年はNFLはほとんど見られなかった。だが、プレイオフ1回戦の「レイダース対ペイトリオッツ」をチェックできたのは幸運だったな。ペイトリオッツのシンデレラボーイ、QBのブレイディの活躍と、本当はレイダースが勝っていた試合だったのに、微妙な判定(ブレイディのファンブルが、パスインコンプリートとジャッジされた)でプレイオフ全体の流れが大きく変わる瞬間をつぶさに見られた。

 ブレイディは、来年も活躍できるだろうか? もし、カート・ワーナーレベルとまでは言わない、今年並みの活躍ができたとすれば、これは大スターの誕生だ。

 ま、ホント言えば、僕の好きなジェリー・ライスが所属するレイダースに、スーパーに出てほしかったんだけどな……。

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 朝、保育園に子供たちを送りに行くときに、次女と同じクラスのお母さんに、「ホームページ見てますよ」と声をかけられた。てっきり、保育園のホームページの方だと思ったら、どうやらこのサイトのことらしい。
僕のサイトを見てくれるお母さんがいることは、これまでにも何度か聞いたことがあるが、ううむ、ちょっと顔が赤くなるなあ。

 昔からの友人や仕事仲間、仕事を通じて知り合った人がこのサイトを見るのについては、特にどうということもない。ただ、近所の人や、自分の家族がこのサイトを見ているということは、少し気恥ずかしい思いがするのだ。どうしてだろう?

 先月、実家の母に中古のパソコンをプレゼントした。妻のために新しいPC(これが、総額6万円あまりのバーゲンパーツで組んだものだが、存外できがいいのだ。音も静かだし)を組み立て、今まで妻が使っていたマシンが余ったので、「IT講習会」に参加した母に譲ったというわけだ。今はマウスを動かすのにも四苦八苦しているようだが、そのうちウェブも見るようになるだろう。多分、僕のサイトにもくるんじゃないかな。
 そうなると、ちょっと恥ずかしい。

 あと1~2年すると、長女もコンピュータを使ってネットにアクセスするようになる。彼女が僕のこういう文章を読むってのも、なんだかこそばゆい心持がする。

2002年09月19日

「国交正常化交渉開始」は、間違ってない/スポーツ観戦三昧/ちょっといいニュース

 テレビのニュースで、民主党の鳩山代表と自由党の小沢党首が、「国交正常化交渉開始」について批判をしているのを見た。彼らは、実に気楽なものだ。発言に何の責任もない。負け碁の打ち良さってやつだな、好き勝手に放言できる。だが、小泉首相は違う。彼の肩には、大きな責任がのしかかっていた。

 拉致された日本人のうち8名が既に亡くなっていたと聞いたとき、交渉を打ち切ることは、ある意味簡単なことだっただろう。だが、首相が席を蹴った瞬間、現時点で生きている、拉致された日本人(ひょっとしたら、あと数十名くらいはいるのかもしれない)の命は、一気に危険にさらされる。また、北朝鮮軍が何らかの活動を開始する可能性も高い。無論、北朝鮮に拉致され、殺された人々の命は重い。だが、現時点で北朝鮮に残されている人々、そして現時点で日本に住んでいる人々の命も重いのだ。首相の決断は、全ての事柄を斟酌した、苦渋に満ちたものだっただろう。

 また、現時点で合意しているのは、「国交正常化交渉」を「開始」することだ。決して、既に国交が正常化したわけではない。北朝鮮が、拉致した日本人を全員戻し、既に死亡したとされる日本人に関する詳細な情報を提供するまで、ねばり強く交渉を続けるべきだ。そして、それらが全て解決できた時点で、条件が許せば、正式に国交を結べばよい。経済援助は、その後でゆっくり検討すればいいだろう。

 ともかく、現時点では、小泉首相の判断は間違ってないと考えている。

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 ここ数日、重苦しいニュースばかりが続いている。東京電力の事故隠蔽など、気分が悪いことこの上なし、という感じだ。

 こういう時は、スポーツの試合をたくさん見るのが一番だ。というわけで、この2日で、チャンピオンズリーグの「フェイエノールト対ユベントス」、スペインリーグの「バルセロナ対アトレチコ・ビルバオ」、オランダリーグの「トウェンテ対フェイエノールト」、NFLの「スティーラーズ対レイダース」と、立て続けに見た。

 特に楽しかったのは、「スティーラーズ対レイダース」戦だ。レイダースには、あのジェリー・ライスがいる。既に38歳、超のつくベテランだ。彼が最初の攻撃シリーズ、フィールドに出てきただけで、僕は思わず「カッコいいっ!」と叫んでしまった。
 しかも、第一クォーターだけで7キャッチの活躍。さすがにスピードは衰えたが、そのスーパーな存在感は飛び抜けていた。
 本当に、いいものを見せてもらったぜ。

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 楽しいニュースもあった。

●右脳のある部分に電気信号を与えると、意識だけが肉体の外に出たように感じる「幽体離脱」を引き起こすことを、スイスの研究チームが発見

 これってさ、そのうち商品化されるんじゃないの? 幽体離脱体験マシンとかいってさ。

●東京大などの国際研究グループが、通常の物質と反対の電気を帯びた粒子で構成される「反物質」の水素原子を大量に作り出すことに、世界で初めて成功

 うわあ、SFの世界だけだと思ってた「反物質」が、大量生産できるかもしれないんだ! これ、ノーベル賞ものだよな、ホントの話だったら。

 そして、一番のいい話が、これ。

●中学2年の男子生徒をスナックのホステスとして雇ったとして、沖縄県警豊見城署は児童福祉法違反などの疑いで、同県浦添市当山のスナック経営の男を書類送検、生徒を補導した。生徒は化粧や女装をして出勤。経営者らは摘発されるまで生徒が女性だと信じ込んでいた

 これは笑ったなあ! この男子中学生の女装姿も見てみたいけど、スナック経営者がその生徒が男だと知った瞬間の顔、これが何より見てみたかった!

2002年09月25日

NFLの人気

 僕にとって携帯電話とは、「仕方なく持っているもの」だ。必要なときにはVaioを持って外出するから、iモードも携帯メールも使わないし、外出先でいつでも誰かに捕捉されてしまうのは、正直あまり愉快なことではない。仕事に必要でないのなら、すぐにでも放り投げてしまいたいくらいだ。だから、3年前に買った501iが、僕にとっては必要十分だったのだ。
 ところが、昨年末くらいから、携帯電話の調子が良くない。1~2週間に一度くらい、液晶になにも表示されなくなる症状が出ていた。ずっとだましだまし使っていたのだが、ついに機種変更することにした。

 で、機種変更の手続きをしている間、ちょっと時間ができたので、近くにある「Sports World」と「Sports Depo」に行った。トレーニングシャツ用に、NFLのプリントTシャツでも買おうと思ったのだ。
 ところが、Sports DepoのNFLコーナーは、ごくごく小さなもの。レイダースやカウボーイズなど5~6チームのシャツだけしかなかった。Sports Worldに至っては、NFLグッズを一切取り扱ってないとのことだった。
 どちらも、街のスポーツ店じゃないんだよな。それ相応に大規模な、スポーツ専門店なのだ。なのに、NFL関連商品がこれほど少ないとは……。やっぱり、NFLって、日本では人気ないんだなあ……。

 サッカーも楽しいが、アメリカンフットボールも、それに負けず劣らず楽しいのだ。なのに、どうしてなんだろうなあ。

2005年09月06日

ジェリー・ライス、引退

 ジェリー・ライスが引退するそうだ。42歳。

 一時期は、Broncosのロースターで3番手WRになったとも聞いていた。今年もライスのプレイが見られるかとわくわくしていた。ところが、NFL.comでプレシーズンゲームのスタッツを確認してみると、4試合でキャッチはわずか4回。しかも、最長は8ヤード。こんな成績で大丈夫かと、危惧していたところだったのだが。

 僕がNFLに惹かれたきっかけは、全盛期の49ers、ジョー・モンタナとジェリー・ライスだった。忘れもしない、「ザ・ドライブ」の、第23回スーパーボウル。ライスがスーパーのMVPを取ったあの試合から、もう16年。

「こんなに速くて、大きくて、巧い選手は、今後現れないだろう」と言っていたのは、後藤完夫氏だった。本当にそう思う。‘the best ever’とは、彼のためにある言葉だ……。

2005年09月10日

NFL開幕

 録画していたNFLの開幕戦「ペイトリオッツ対レイダース」を、エアロバイクをこぎながら観戦。2Qまでは飛ばさず見たが、後半は時間がなく、早送りでチェック。

 ペイトリオッツは、コーリー・ディロンのランがなかなか進まない。トム・ブレイディは相変わらず安定しているし、守備も素晴らしいのだが、ディロンのランで確実に進めないとこのチームは苦しい(ま、どのチームでも、ランが出なければ苦しいんだけどさ)。ディロンは、後半になって2つのタッチダウンを上げた。しかし、前半の出来を見ていると、どう考えても不安。ランでゲームをコントロールできないようでは、3連覇は難しいと見た。
 チャド・ペニントンがけがをせず、カーティス・マーティンが昨シーズン並みの活躍をするという前提は必要だが、ジェッツにもAFC-EAST地区優勝の可能性は十分あるように思う。

 レイダースは、新加入のRBラモント・ジョーダンがまずまずの活躍。ランニングゲームが全く構築できなかった昨シーズンに比べ、かなりの上積みが期待できそうだ。ランディ・モスも、ビッグプレイを披露していた(イージーなパスを落球したりもしてたけど)。ジェリー・ポーターなどWR陣は充実しているので、攻撃面ではさほど心配はなさそう。
 ただ、守備はひどい。3rdダウンロングの状況で、何度かあっさりとブレイディにパスを通されていた。QBにプレッシャーをかけられず、DBはレシーバーをつかまえられていない。攻撃のタレントを揃えても、守備がこれでは厳しい。8勝8敗の線を超えるのは、かなり難しいのではないか。


 しかし、もうNFLの季節だ。なんだか今年はあっという間だなあ。

2005年11月26日

サッカーとNFLをまとめて観戦

 深夜。ワインを飲みながら、HDDレコーダーに撮りだめていたサッカーとNFLの試合を、一挙に見た。


 チャンピオンズリーグでは、ベティス対リヴァプールの試合が楽しかった。前半20分くらいまで、互いにシュートを一本も放てない。しかし、退屈なんて言葉とは無縁。中盤での戦いは厳しく、しかも美しい。ベティスの連中は鋭いダイレクトパスを次々と通すし、リヴァプールもスティーヴン・ジェラードを中心に、スーパーなプレイを見せる。何より、両チームとも足が止まらず、展開が速い。スゴいヤツらだよなあ、どいつもこいつも。特に、僕の好きな2人のサイドアタッカー、ゼンデンとホアキンのプレイは素晴らしかった。

 スペインリーグの、バルセロナ対レアル・マドリーは、バルサの充実ぶりとマドリーの凋落が好対照。中盤を完全に支配され、ロナウジーニョにズタズタに切り裂かれるマドリーには、何も打つ手がなかった。戦術と信頼関係とマケレレを失った「銀河系」。ジダン、ロナウド、ロベルト・カルロス、そしてラウールの力が落ちた今、残ったのは、惨めな残骸だけ。
 こういうチームを、もう一つ知っている。やはり戦術と信頼関係と運動量を失って、単発の攻撃しか仕掛けられないチーム。ま、選手一人ひとりのクオリティは、マドリーよりずいぶん落ちるんだけどな。
 レアルの場合は、ただその惨めな姿を鑑賞すればいい。でも、もう一つのチームは、まだ突き放して観戦することができない……。

 日本代表。もう、ワールドカップまで、今のダメサッカーのままで行くんだろうな……。


 NFLでは、デンヴァー・ブロンコスの試合が秀逸。ランニングゲームでしっかりと時間をコントロールできるチームは、強い。また、個人的にQBジェイク・プラマーが好きなので、今年は彼にスーパーを取って欲しいと思っている。
 プラマーは、プレイオフで0勝2敗。「勝てないQB」だ。個人的には、「凄いQB」より、「勝てるQB」の方がずっと偉大だと思っている。だから、ダン・マリーノがどんなに素晴らしいQBだといっても、ジョー・モンタナの足元にも及ばないと思うし、いまだにスーパーで勝てないペイトン・マニングは、トム・ブレイディより完全に格下だと思っている(個人的に、ブレイディは好きじゃないのだけれど)。
 でも、プラマーはなんだか好きなんだよな。それは多分、彼がどことなく、『リプレイスメント』のキアヌ・リーブスを思い出させるからだと思う。


 しかし、夜中にリビングで、大声で「おおっ!」とか叫んでるオヤジってのは、家族にとっては迷惑だろうなあ。ま、酔っぱらいだからつうことで勘弁してもらおう。

2006年04月23日

YouTube

 YouTubeで、いろいろな映像を見て楽しんでいる。

 先日は、1987年、NFLのレギュラーシーズン「49ers@Bengals」戦を見つけた。
 試合時間残り6秒、Bengals 26-49ers 20。自陣30ヤード地点で4thダウンを迎えたBengalsは、あえてパントを蹴らず、ランプレーで時間を使い切ろうとした。しかし、ロスタックルを受けて失敗。残り2秒、エンドゾーンまで25ヤードの状況で、49ersのQBジョー・モンタナがWRジェリー・ライスにタッチダウンパスをヒット。49ersはエクストラポイントも決め、27対26で大逆転勝利を収めた。
 翌年の第23回スーパーボウルで、解説の後藤完夫氏がこの試合の事を話題にしていた。また、49ersのヘッドコーチ、ビル・ウォルシュが著書で触れていたから、僕もこのゲームの存在は知っていた。しかし、まさかこうして映像として見られるとは……。49ersが逆転してゲームが終わり、RBロジャー・クレイグとビル・ウォルシュがスキップしているシーンを眺めながら、いい時代になったもんだと実感している。
 ちなみに、81年シーズン、NFCチャンピオンシップの「The Catch」も、モンタナの引退会見も、そして第23回スーパーボウルの「The Drive」も、YouTubeで見ることができる。


 その他に、最近見つけて印象に残っている映像は……
「guitar」(カッコイイ!)
「robot dance」(凄ぇ!)
「Robot part 2」(上と同じ演者?)
「India Driving」(何だこりゃ!)
「Underground Atomic Bomb Detonation」(恐ろしい……)
「1984 Pitcher Egawa Eight continuous strikeout」(懐かしい!)

こんなところだ。

2007年01月04日

ティキ・バーバー、魂の走り

 朝5時に目が覚めた。そこでビールを片手に、録画していた「ワシントン・レッドスキンズ対ニューヨーク・ジャイアンツ」を見た。

 今シーズンの開幕戦、「コルツ対ジャイアンツ」が行われたのは4カ月前。ペイトン・マニングとイーライ・マニングがQBを務めた「マニング・ボウル」を、僕は見た。この試合、勝利をつかんだのは兄のペイトン。しかし僕は、弟のイーライが率いるジャイアンツの方が、スーパーボウルに出られるチャンスは大きいと思った。
 プレイオフで勝つチームには、いくつかの条件が必要だと思う。まずは、相手QBを混乱させる、強力なパスラッシュがあること。ターンオーバーを奪う能力が高いこと。常にボールをコントロールできるランニングバックとオフェンスラインを持っていること。そして、モチベーションの高さだ。スーパーなQBが一人いても、プレイオフでは勝てない。そのことは、テレル・デイヴィスが現れたことで初めてジョン・エルウェイがスーパーボウルに勝てたこと。そして、数々の新記録をうち立てた二人のQB、ダン・マリーノとペイトン・マニングが共にスーパーボウルリングに手が届かなかった(ペイトンにはまだ十分可能性があるが)ことが証明している。
 ジャイアンツには、一流のDEストレイハンがいる。LBアリントンも加入した。ディフェンスは、相当期待できる布陣。そして「マニング・ボウル」では、RBティキ・バーバーが実に素晴らしかった。既に今季限りでの引退を発表しているベテランだが、滑らかな加速と、タックルを跳ね飛ばす力感は抜群。さらにTEショッキーなどの攻撃タレントが揃っているわけだから、イーライが多少格落ちのQBでも、十分にスーパーに進めると思ったんだよな。
 ところがどっこい、思い通りには行かなかった。前半は勝ち星を延ばしたジャイアンツだったが、後半戦は失速。16節までの成績は7勝8敗で、地区優勝は絶望。ワイルドカード進出もギリギリというところまで追い込まれた。今シーズン、ティキ・バーバーに肩入れしていた僕としては、やきもきする展開だった。

 そして迎えた最終戦。ジャイアンツは敵地でレッドスキンズに勝利。ティキ・バーバーは、234ヤードを走って3TDを奪う大活躍だった。

 負ければ引退試合となるバーバーは、まさに「魂」を感じさせる走りをしていた。タックルを受けても倒れず、壁にぶつかっても身をよじって1ヤードをもぎ取る。ビールを片手に、僕は何度もうなってしまった。そして、十数年前に見た、マーカス・アレンの走りを思いだした。
 マーカス・アレンは1980年代、レイダースのエースRBだった。ところが、ボー・ジャクソン加入後、サードダウンRBに格下げされる。追われるようにチーフスに移籍し、そこで再びエースRBの座を得た。
 そんなアレンが古巣レイダースと対戦した試合を、僕は良く覚えている。恐らく1993年か94年の12月。彼のキャリア10000ラッシングヤードが掛かった試合だった。キャリアの晩年に差し掛かっていて、脚力は完全に衰えていたアレンだったが、その日の彼は違った。自らを放り出したレイダースを見返したいという意地が、走りからあふれ出ていた。そして、キャリア10000ラッシングヤードと、数年ぶりの1試合100ラッシングヤードを達成。試合の終盤、もつれそうになる足でランニングホールに突っ込むアレンの姿を見て、僕は体が熱くなった。
 そして、今日のティキ・バーバーにも、同じ感動を味合わせてもらった。

 今週末には、プレイオフの一回戦が行われる。ティキ・バーバーの走りが、あと何度見られるのか。今から楽しみにしている。

2007年02月04日

第41回スーパーボウル

 明日はいよいよ、スーパーボウルだ。

 下馬評では、コルツが圧倒的に有利とされている。でも、僕はそうは思わない。コルツ、そしてQBペイトン・マニングに掛かっている重圧は計り知れない。
 一方、ベアーズは挑戦者の立場で試合に臨むことができる。QBグロスマンは、マニングよりずっとリラックスしてフィールドに入れるだろう。

 確かに、コルツのオフェンス陣は素晴らしい。QBマニング、WRハリソンとウェイン、TEクラークは、皆一流だ。RBエジャリン・ジェームスが抜けた抜けた穴も、新人のアダイが7割方埋めてしまった。だが、このチームは大事な試合で結果を出したことが、ほとんどない。2週間前にペイトリオッツに勝ったからといっても、まだまだ信頼はできないな。マニングも、プレーオフ3試合で2TD、6INT、レーティング66.8と並以下の成績。特に問題なのはインターセプトが多いことだ。インターセプト率5.2%という数字では、スーパーには勝てない。

 試合のカギを握るのは、やはりベアーズの守備陣だろう。フロント4でマニングに圧力を掛け、ターンオーバーを狙う。マニングをパニックに追い込むことができれば、十分に勝機はある。仮に、前半の早い時間帯に2つくらいターンオーバーが生まれ、ベアーズのRBジョーンズがガンガン走る展開になれば、23対17くらいのスコアでベアーズが勝っちゃうかも。

 キックオフは、明日の8時25分。午前中は仕事をせず、生でテレビ観戦するつもりだ。

2008年01月14日

ブレット・ファーブ、男の笑顔

 NFLディビジョナル・プレーオフ、パッカーズ対シーホークス戦。

 舞台は、雪のランボーフィールド。選手たちの吐く息が白い。僕は、パッカーズの大ベテランQB、ブレット・ファーブを応援しようとテレビの前に座った。

 

 試合開始直後のキックオフで、パッカーズのリターナーがボールをお手玉。パッカーズは、ロースターの約半数がルーキー、もしくはNFL2年目という、若手中心の構成だ。初めての大舞台に硬くなっているのか……と思う間もなく、次プレイで、右フラットへのショートパスをRBグラントがファンブル。エンドゾーン近くでリカバーしたシーホークスは、ショーン・アレクサンダーのランで、あっさり先制のタッチダウンを奪った。

 パッカーズには、プレイオフを経験している選手が少ない。寒さではなく、緊張で萎縮している表情が目立った。これは、早いタイミングでリズムをつかまないと、ズルズルいく可能性もある……。しかし、僕のそんな危惧とは裏腹に、次シリーズの2プレイ目でグラントが再びファンブル。シーホークスは、これもあっさりタッチダウンに結びつけてしまった。0-14。

 ゲーム開始から5分も経たずに、2タッチダウン差。正直、僕は頭を抱えた。ファーブがプレイオフに出てくるのは、もしかするとこれが最後になる可能性もある。それがこんな調子で終わったら、悔やみきれない。

 降雪は激しさを増している。シーホークスのホルムグレンHCがかぶっているベースボールキャップには、早くもうっすらと雪が積もっている。視界は悪くなる一方。パスプレイにも相当な影響がありそうだ。また、わずか数プレイで2回もファンブルしたグラントのランプレイは使いづらい。これは、かなりのハンディキャップのはず、だった。

 

 ところがファーブは、力強くこのピンチを脱出した。パスをつなぎ、最後はWRジェニングスへのタッチダウンパスを決めて、7-14。続くシーホークスの攻撃を3&outに抑えた後のシリーズでは、60ヤード以上をきっちりドライブし、グラントのタッチダウンランに結びつけた。これで同点。さらに、前半のうちに2本のタッチダウンを追加し、28-17でハーフタイムに入った。

  中でも凄かったのは、第2Q終盤、TEリーへのパス。強いプレッシャーを受け、半ばサックされかけたファーブは、間一髪でポケットから脱出。よろめき、つんのめりそうになりながら、地上すれすれのアンダーハンドでパスを投じてファーストダウンを取った。

 執念、ひらめき、遊び心……。ファーブの素晴らしさが、結晶となったワンプレイ。本当に心に染みた……。デザインされたプレイではなく、こういう崩れたプレイでの機転が、ファーブの真骨頂。しばらく、このプレイは忘れられそうにないな。

 もう一つ忘れられないのが、ゲーム後半、パッカーズがタッチダウンを取った直後のシーン。ファーブが、やはりベテランのWRドライバーに、笑いながら雪球を放り投げていた。40歳近い大男が、ガキのような笑顔でチームメイトに雪合戦を仕掛けている。

 映画「リプレイスメント」のヒロインは、クォーターバックを「the biggest baby」と呼んでいた。そうだな、ブレット・ファーブは「biggest baby」かも知れない。愛すべき、そして偉大な赤ん坊だ。

 

 今日の試合で、ファーブがさらに好きになった。クールなジョー・モンタナは僕にとって永遠のヒーローだが、ファーブも素晴らしい。クォーターバックのなかのクォーターバック、男の中の男だ。

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