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年齢

20~24歳世代の投票者数は60~64歳世代のたった3割

若者らに「投票を」 都知事選各候補、街頭で呼び掛け

 都知事選ラストサンデーの三日。現職の石原慎太郎さん(78)が告示後初めて、朝のテレビ番組に候補者として出演し、ワタミ創業者の渡辺美樹さん(51)、前宮崎県知事の東国原英夫さん(53)、前参院議員の小池晃さん(50)との討論が実現した。各候補は十日の投開票日までの時間を惜しむように街に繰り出した。

(2011年4月4日 東京新聞)

 東京都知事選が4月10日に行われる。上で紹介した東京新聞記事によれば、渡辺美樹氏は「二十代のみんなの一票で東京は変わる」、東国原英夫氏は「若者たちが明日の東京を決める」と呼びかけたそうだ。
 確かに、東京や日本の未来を背負うのは若者だ。だが、多くの政治家は、若者より老人向けに政策を立てる。なぜなら、そちらの方が票になるからだ。

 まず、若者の有権者そのものが少ない。総務省統計局の「人口推計(平成22年7月確定値,平成22年12月概算値)」によると、20~24歳の日本人人口は654万8000人。978万1000人もいる「60~64歳」世代に比べ、3分の2ほどの人数だ。
 その上、若者は投票所に行かない。総務省の資料「第22回参議院議員通常選挙における年齢別投票状況」によれば、2010年7月に行われた参院選における20~24歳の投票率は33.7%。投票率が最も高かった65~69歳(78.5%)に比べ、格段に低い。2009年8月に行われた衆院選でも、20~24歳の投票率は46.7%で、各世代の中で最低だった。

 前出の「人口推計」と「年齢別投票状況」を基に、2010年参院選で実際に投票をした人の数を算出したのが下の表。

  日本人人口 投票率 推定投票者数
20-24歳 654.8万人 33.7% 220.5万人
25-29歳 720.1万人 38.5% 277.2万人
30-34歳 814.6万人 45.9% 374.1万人
35-39歳 953.9万人 51.2% 488.5万人
40-44歳 851.2万人 56.2% 477.9万人
45-49歳 781.5万人 61.7% 482.0万人
50-54歳 756.7万人 65.8% 498.2万人
55-59歳 868.1万人 69.5% 603.7万人
60-64歳 978.1万人 73.8% 722.0万人
65-69歳 822.3万人 78.5% 645.1万人
70-74歳 693.7万人 76.9% 533.1万人
75-79歳 590.5万人 70.9% 418.6万人
80歳以上 815.2万人 49.3% 402.2万人

 20~24歳で投票をした人が221万人。一方、60~64歳で投票をした人は722万人もいた。221万人÷722万人≒0.3だから、20代前半の投票者数は60代前半の3割。逆に言えば、20代前半より60台前半の方が、3倍以上も「票になる」のだ。1票でも多く獲得したいと願う政治家が、老人の顔色ばかりを伺うのは自然なことだと言えよう。

 若者世代の人口が少ないのは、今更挽回できない問題だ。老人の投票率を下げるのも難しい。だとすれば、若者の採るべき戦略は明らかである。まずは、自らの世代の投票率を上げること。そして、親や祖父母の世代を説得して、若い世代の利益を代表する政治家に投票するよう促すことだ。
 特に、若い世代が祖父母を抱き込むのは、かなり効果があると思うな。何しろ、彼らが孫を大切に思う気持ちは強いから。例えば、「祖父母と孫党」という政党が生まれ、若い世代に特化した政策を打ち出せば、それなりの支持率を得られると思うのだが。

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完全失業者の36.2%は失業期間が1年以上

1年以上失業者、最多121万人

 総務省は21日、失業期間が1年以上の長期失業者が過去最多になったとする2010年労働力調査の詳細集計(速報)を発表した。
 10年平均の完全失業者334万人のうち、長期失業者は前年比26万人増の121万人だった。

(2011年2月21日 読売新聞)

 上で紹介した読売新聞記事にあるように、2010年の完全失業者数は、平均で334万人。これに対し、失業期間が1年以上に及ぶ人は121万人。完全失業者の36.2%が、1年以上失業しているわけだ。

 ところで、世代ごとに「長期失業率」(完全失業者のうち、失業期間が1年を超える人の割合)は異なる。総務相統計局の「労働力調査(詳細集計) 平成22年平均(速報)結果」ページのデータを基に、2002~2010年における世代ごとの長期失業率を算出したのが下のグラフ。

世代別長期失業率の推移

 2002年から2008年までは、年齢の高い世代ほど、長期失業率が高かった。「35歳を過ぎると新しい職場や業務への適応に時間がかかるため、転職市場での価値が下がるから」というのが、従来の説明だったはずだ。ところが、リーマン・ショック翌年の2009年、倒産企業や従業員解雇に踏み切る企業が続出。新規の失業者が急増したことで、すべての世代で長期失業率はいったん低下した。その後、状況は一変。25~34歳世代の長期失業率は39.0%まで増え、35~44歳世代(38.6%)、55歳以上世代(38.5%)、45~54歳世代(36.5%)を上回ってしまったのだ。

 労働力調査の月次集計などを確認すると、失業率には明らかに改善の兆しが見え始めている。景気についても、最悪の状況は脱したと感じる。僕もこのブログで、現状を楽観的にとらえる記事をいくつか書いた。
 だが、体力や吸収力に優れ、職場での経験も積み重ねて脂がのりきっている若い世代に長期失業者が増えている現象は、どうにも気になる。原因は何か? そして、この現象はいつまで続くのか? ぜひ、注目していきたい点だ。

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サッカー・アジア杯の日本代表は、W杯より2.6歳若返った

ザック明言!今回の代表チームが今後のベース

 アジア杯で日本代表を優勝に導いたアルベルト・ザッケローニ監督(57)が31日、スタッフらとともに成田空港に到着した。ザック監督は今回の代表チームを今後のベースにする意向を示した。
 成田空港で約500人のサポーターから大声援を受けたザック監督は、すでに次の戦いに目を向けていた。関係者に「このチームがベースになる? 当然。このグループで結果を出しているので、そう考えている」と明言。南アW杯から大幅に若返ったイレブンを軸にブラジルW杯を目指す考えを示した。

(2011年2月1日 スポーツ報知)

 アジアカップで見事に優勝を果たした、サッカーの日本代表。このチームが素晴らしいのは、彼らにたっぷりと「伸びしろ」が期待できる点だ。

 W杯南ア大会直前の2010年5月10日、僕は「サッカー日本代表の平均年齢は過去最高~経験豊富だが体力に不安?」という記事を書いた。当時の代表選手の平均年齢は、27.7歳。これは過去4大会を通じ、最も高い水準だった。これに対し、今回アジアカップに参加した代表チームは、下記のような年齢構成になっている。
 なお、データは日本サッカー協会のサイト「SAMURAI BLUE」を参考にした。また、年齢・キャップ数はアジアカップ開幕日を基準に表記している。

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○2011年 アジアカップ
監督/アルベルト・ザッケローニ

34歳……
33歳……
32歳……
31歳……
30歳……★遠藤保仁(MF/100)
29歳……松井大輔(MF/29)、★前田遼一(FW/7)
28歳……岩政大樹(DF/4)
27歳……★川島永嗣(GK/16)、★今野泰幸(DF/40)、永田 充(DF/1)
26歳……★長谷部誠(MF/37)、藤本淳吾(MF/6)
25歳……伊野波雅彦(DF/0)、本田拓也(MF/0)、李 忠成(FW/0)
24歳……西川周作(GK/3)、森脇良太(DF/0)、★長友佑都(DF/34)、細貝萌(MF/3)、★本田圭佑(MF/23)、★岡崎慎司(FW/35)
23歳……柏木陽介(MF/1)
22歳……★内田篤人(DF/34)、★吉田麻也(DF/1)
21歳……権田修一(GK/1)、★香川真司(MF/17)
20歳……
19歳……
18歳……

※名前の前の★はレギュラー格の選手。ポジションの後の数字は代表キャップ数。

平均年齢……25.1歳(レギュラー格……25.1歳)
平均キャップ数……17.0

——————–

 代表の平均年齢は、前回W杯より2.6歳も若返った。特に注目したいのは、24歳以下の選手が増えていること。長友、本田圭、岡崎、内田、吉田、香川という合計6人の24歳以下選手が、レギュラー格として活躍している。世代交代は、急ピッチで進められていると言えるだろう。

 ところで、若い代表と聞いて僕が真っ先に連想するのは、このチームだ。

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○2000年 アジアカップ
監督/フィリップ・トルシエ

34歳……
33歳……
32歳……
31歳……
30歳……
29歳……
28歳……★森島寛晃(MF)
27歳……★服部年宏(DF)、海本慶治(DF)、望月重良(MF)、★名波 浩(MF)
26歳……高桑大二朗(GK)、三浦淳宏(MF)
25歳……★川口能活(GK)、★森岡隆三(DF)
24歳……下田 祟(GK)、奥 大介(MF)、★西澤明訓(FW)、久保竜彦(FW)
23歳……★松田直樹(DF)、柳沢 敦(FW)
22歳……中澤佑二(DF)、★中村俊輔(MF)、★明神智和(MF)、北嶋秀朗(FW)
21歳……★稲本潤一(MF)、小野伸二(MF)、★高原直泰(FW)
20歳……
19歳……
18歳……

※名前の前の★はレギュラー格の選手。当時のキャップ数は不明だったので、記載していない。

平均年齢……24.1歳(レギュラー格……24.1歳)

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 このときの代表は、名波などフランスW杯を戦った選手と、松田、稲本、高原といった若い世代の融合を目指していた時期。最年長が28歳の森島という、極端に若い年齢構成だった。24歳以下のレギュラー格選手は、今回のアジア杯と同じ6人。
 2000年のアジア杯で、日本は優勝を果たした。その後、中田英寿、川口、松田などのアトランタ五輪出場選手が中心となって日韓W杯を戦ったのは、皆さんご存じの通り。同様に、今回のアジア杯で戦った若い世代が3年後のW杯ブラジル大会で主力になるのは、ごく自然な成り行きだろう。しかも、レベルの高い海外リーグで経験値を高めている選手には本田圭、長友、岡崎、内田、香川などがおり、「黄金世代」以上に多い。彼らに日韓W杯以上の成果を期待してしまうのは、もっともなことだと思う。

 ところで、2000年アジア杯に出場した26歳以上の選手は7人。そのうち、2002年W杯に出場したのは、森島と服部だけだった。当時の代表は完全に名波のチームだったが、その名波も、怪我でW杯出場はならなかった。
 今回、主力として活躍した遠藤、前田、川島、今野、長谷部といったあたりも、3年後については不透明だ。彼らのうち、何人がサバイバルに勝ち抜けるかという点にも、ぜひ注目しておきたい。

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