ホーム > タグ > 文化

文化

寛平さんが走った距離は、一般人の4914日分の移動距離に相当

間寛平さんゴール 766日で地球4万キロ一周

 地球を一周する「アースマラソン」に挑んだタレントの間寛平さん(61)が21日午後7時42分、大阪市の大阪城音楽堂にゴールインした。2008年12月に大阪を出発して以来、766日目。途中で見つかった前立腺がんを治療しながら、世界18カ国、約4万1千キロをマラソンとヨットで駆け抜けた。

(2011年1月21日 朝日新聞)

 間寛平さんが、陸路・海路合わせて4万キロメートル以上の「アースマラソン」を走りきった。「すごい」という表現以外に、何も浮かばないほどの偉業である。

 2年以上に渡ったマラソンの軌跡は、「たつやさん」が開設している応援サイト「Kanpei’s Trail in EARTH Marathon」などで確認できる。千葉県鴨川から太平洋を渡ってロサンゼルスに上陸。アメリカを横断した後、ニューヨークから海路でフランスに。そして、ヨーロッパ、中東、西アジア、中国などを通り、再び日本に戻ってきた。
 間寛平アースマラソン・公式BLOGを見ると、寛平さんは、陸路では1日あたり40~50キロメートル前後、時速4~8キロメートル程度のペースで走っていたようだ。時には、1日に12時間以上走っていることもあった。彼は、もう還暦を過ぎている。同世代の中には、1時間歩くことだって苦にする人もいるはずだ。それなのに、半日以上も速歩を続けてしまう寛平さん。しかも、それが毎日続くのである。その体力と精神力には、もはや脱帽するしかない。

 ちなみに、厚生労働省の報道発表資料「平成21年国民健康・栄養調査結果の概要について」によれば、平均的な日本人の1日あたり歩数は6783歩。アースマラソンを取り上げた本『一歩60cmで地球を廻れ~間寛平だけが無謀な夢を実現できる理由~』(比企啓之・土屋敏男著/ワニブックス)にならい、一般人の歩幅を0.6メートルと仮定すると、6783歩×0.6メートル=4070メートル。つまり、僕らは1日に4.07キロメートル歩いている計算だ。2万キロメートル÷4.07キロメートル=4914日。寛平さんが走り抜けた距離は、僕らが日常生活の中で、13年半かけて移動する距離に匹敵する。

 いろんな数字を並べてみても、寛平さんの偉大さは、なかなか伝わらない気がする。やっぱりこれは、「すごい」という表現以外に、何も浮かばないほどの偉業なのである。

—-
※2つのブログランキングに参加中です。下のバナーをクリックしていただけると嬉しいです。

人気ブログランキングへ にほんブログ村 ニュースブログへ

—-


サッカーグラウンド1面分の広さをもつ超大型書店がオープン

大阪・キタに日本一のメガ書店 ジュンク堂&丸善共同で

 書店大手のジュンク堂と丸善が22日、大阪・梅田に売り場面積が日本最大となる書店を開業する。電子書籍の登場やインターネット通販など書店業界をとりまく環境は厳しい。さらに梅田にはジュンク堂を含め多くの書店がすでに大型店を構えており、競争激化は必至だ。

(2010年12月21日 朝日新聞)

 出版業界では、構造的な不況が続いている。そんな中、大阪で超大型書店がオープンするという。

 ジュンク堂の公式サイトによれば、面積は日本最大級の2060坪(約6800平方メートル)。これは、ワールドカップなどで使われるサッカーグラウンド(105メートル×68メートル=7140平方メートル)とほぼ同じ広さだ。
 また、在庫冊数は200万冊。国立国会図書館関西館(図書100万冊以上、和雑誌4万5000タイトル、洋雑誌4万4000タイトルなど)や、日本最大級の公立図書館である大阪府立中央図書館(Wikipediaによれば蔵書数181万冊)を上回る規模だ。1日に1冊読むと仮定しても、200万冊÷365日=5479年もかかることになる。

 上で紹介した朝日新聞記事は、書籍や雑誌の販売金額が減少している現状を伝えている。また、Amazonを始めとするネット型書店の拡大や電子書籍市場の成長が、書店にとって逆風になっているとも解説している。しかし、このような大型書店については、十分に勝算はあるのではないか。なぜなら、そこにはAmazonなどでは得られない楽しさ、「書籍との偶然の出会い」があるからだ。
 Amazonのサイトに入ると、これまでの履歴から割り出された「おすすめ商品」が提案される。この仕組みは、趣味に合った本を手軽に見つけたい場合には、とても便利だ。しかし、好みと大きくかけ離れた本を発見できるチャンスは、案外少ない。僕らが徘徊するのは、「おすすめ商品」と「ベストセラー」ばかりだったりするのだ。Amazonの書棚は広いように見えて、案外狭いと言える。
 しかし、大型書店はそうではない。気の向いた通路を背表紙を眺めて歩くうちに、意外な本がアンテナに引っかかることがある。そして、その本が起爆剤となり、己の書棚をがらりと変えてしまう。そんな素敵な出会いだって期待できるのだ。

 記事によれば、周囲には競合店も数多いという。しかし、僕としては、ぜひこの店にがんばってもらいたい。そして、本屋をぶらりと歩いて回る楽しさを、多くの人に広めてほしいと思っている。

—-
※2つのブログランキングに参加中です。下のバナーをクリックしていただけると嬉しいです。

人気ブログランキングへ にほんブログ村 ニュースブログへ

—-


『KAGEROU』の著者は6000万円、出版社は1億2000万円を既に確保

水嶋ヒロさん小説大賞受賞作に責任販売制 注文40万部超も売れ残り懸念

 俳優、水嶋ヒロさん(26)=筆名(本名)・齋藤智裕=が書いた第5回ポプラ社小説大賞受賞作『KAGEROU』(15日発売、1470円)の売れ行きに注目が集まっている。文芸書では10万部売れれば大ヒットといわれる中、ポプラ社には全国の書店から40万部を超える事前注文が殺到した。出版不況に苦しむ書店は年末商戦の目玉にと、もくろむが、過剰発注で大量の売れ残りを抱えることを懸念する声も出ている。

(2010年12月15日 msn産経ニュース)

 今回のポプラ社のやり方は、ちょっとあからさますぎる。「売り逃げ」と呼ばれても仕方ないというのが、僕の率直な感想だ。

 上のmsn産経ニュースによれば、『KAGEROU』の注文部数は40万部以上。1部1470円だから、総売上額は1470円×40万部=5億8800万円となる。2010年7月20日付けの当ブログ記事『電子書籍の普及は、埋もれていた書物の発掘をもたらす!』でも触れたが、このうち1割が著者、2割が出版社の取り分というのが、おおよその目安だ。この本は責任販売制なので、現時点で水嶋ヒロさんは6000万円、ポプラ社は1億2000万円程度を確保したと考えられるだろう。

 小説が面白くて、今後も重版がかかれば素晴らしい。著者も出版社も書店も読者も、全員が幸せになれる。しかし、どうやらそんな状況ではないようだ。Amazonのレビューを眺める限り、大半は酷評。僕自身は未読なので断定はできないが、この調子では売り上げを伸ばすのは難しそうだ。むしろ、初版40万部をさばき切れるかどうかの心配をすべきかもしれない。
 一番苦しい立場に置かれているのが書店だ。この本は責任販売制なので、通常より有利な条件で仕入れられた可能性はある。それでも、売値の7~8割を支払うことになっているはずだ。1冊売れ残れば、1100円程度の損失。中小規模の書店にとっては、軽くない負担だ。もし、売れ残りが大量に出れば、ポプラ社の信頼は地に落ちる。次からは、同社に対する仕入れを絞る書店が増えるだろう。

 しかし、ポプラ社は大変だなあ。一時的に売り上げは立つだろうが、書店や取り次ぎの信頼は失う危険性が高い。明らかに、今後の商売はやりにくくなるはずだ。
 まるで、タコが己の足を食べるようなもの。逆に言えば、それだけこの出版社は追い込まれているのだろう。だが、こうした近視眼的なやり方は、他の業界関係者や読者までも、まとめて不幸にしてしまうと思うんだよなあ……。

—-
※2つのブログランキングに参加中です。下のバナーをクリックしていただけると嬉しいです。

人気ブログランキングへ にほんブログ村 ニュースブログへ

—-


ホーム > タグ > 文化

「フリー」のライター・編集者は必要ありませんか?
注意書き
 このサイトはリンクフリーです。個別記事への直リンクも問題ありません。引用については、ルールの範囲内でどうぞ。
 記事に誤りなどがあれば、コメント欄、または書き手についてページ内のメールフォームを使ってお教えいただけると、大変ありがたいです。
書き手について、他
検索
過去に書いたこと
ブックマークとRSS

全ての記事(RSS2.0)
全ての記事(Atom)
全てのコメント(RSS2.0)


過去につぶやいたこと
つぶやいたこと
あわせて読みたい

ページの上部に戻る