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宇宙戦艦ヤマトの乗員数は、戦艦大和のわずか29分の1
- 2011年2月22日 22:57
- ニュースな数字
「宇宙戦艦ヤマト」ハリウッド実写化へ!
ハリウッドで、日本アニメ「宇宙戦艦ヤマト」の実写映画化プロジェクトが進行していることがわかった。
米Deadlineによれば、「トゥルー・グリット」の製作会社であるスカイダンス・プロダクションズが、1970年にアメリカで放送された「宇宙戦艦ヤマト」の英語版「スターブレイザーズ」の映画化権獲得に向け交渉中だという。
僕は、テレビシリーズの「宇宙戦艦ヤマト」をリアルタイムで見ていた世代だ。設定資料やイラストなどが掲載されていた関連書籍を、当時、何冊も買い求めた覚えがある。
僕にとっての「ヤマト」は、劇場版2作目の「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」(以下「さらば」)で完結している。その後に放送されたテレビ版「宇宙戦艦ヤマト2」では、劇場版とは結末が書き換えられ、主な登場人物が軒並み生き残った。その際、続編を出すためストーリーをねじ曲げるやり方に、子供ながら反発を感じたのだ。
だから、木村拓哉を主演に据えて実写版を製作すると発表されたとき、僕は何も感じなかった。当時、オールドファンからは「実写化すると原作のイメージが壊れる」という意見が出ていた。でも僕に言わせれば、「ヤマト」は数々の続編によって、すでにイメージを壊されていたのだ。
ただし、今回のハリウッド版には、少し興味がある。「ヤマト」が持っているつじつまの合わない部分を、ハリウッドがどうやって消化するのか見てみたい。
まずは、ヤマトの造形。ヤマトは戦艦大和を再生して作られているため、構造は宇宙船ではなく水上艦艇のそれだ。主砲・副砲や高角砲といった主要兵装は、艦の上部に集中している。子供の頃、「ガミラスや白色彗星は、どうして対空兵器の少ない下部から攻めないのだろう」と、よく疑問を感じていたものだ。
「ヤマト」の特色の1つは、戦艦という過去の遺物を、宇宙船として再生した点にある。ノスタルジーとテクノロジーの融合こそ、この作品の骨子。それを捨ててしまうのでは、「ヤマト」の映画化権を買う価値などないだろう。
となると、ハリウッド版ヤマトは、やはりアイオワあたりをリサイクルすることになるのだろうか? その場合、水上艦艇の面影をどれだけ残した構造になるのか、とても気になる。
そして僕が最も注目しているのは、乗組員の人数だ。戦艦や空母を動かすには、たくさんの人員が必要。アメリカの原子力空母などは、1隻に6000人近くを乗せている。もはや、ちょっとした町なのだ。Wikipediaの「大和(戦艦)」の項目によれば、戦艦大和の最終時の乗員数も、3332名に及んだ。ところが、「ヤマト (宇宙戦艦ヤマト)」の項目によると、ヤマトの乗員数は114名。戦艦大和の29分の1にしか過ぎない。これでは、あまりに少なすぎると思うのだ。
ずっと昔に読んだ設定資料では、ヤマトは自動化が進んでいるため、少人数で運航できると説明されていたように思う。まあ、「さらば」以降のように、短期間で終わり、補充も期待できる作戦なら、これでも問題ないだろう。しかし、イスカンダルとの往復は、そうはいかなかったはずだ。ガミラスとの戦闘は熾烈で、当然、多くの死傷者が出ると予想される。一方、長期にわたる航海の間に、新たな人員を補充できる可能性はゼロ。さらに、宇宙での戦闘行為や宇宙船の操縦・補修には多種多様な専門家が求められる。100名あまりという乗員数では、戦闘を繰り返すうちにさまざまな部署で人材が枯渇するだろう。
また、ヤマトには「地球人の子孫を残す」という使命も与えられていたはず。地球はガミラスに対して圧倒的に不利で、滅亡寸前の状況だった。ヤマトに対して「ノアの方舟」の役割を期待するのは、ごく自然なことだったと思う。でも、それにしては女性の数が少なすぎる。ヒロインの森雪以外、女性乗組員の描写は皆無に近い。仮にヤマトが放射能除去装置の回収に失敗し、作戦目標が「地球の救出」から「地球人の子孫確保」に切り替わった場合、艦内ではさまざまな問題が生じるだろう。まずいことに、森雪は絶世の美女。僕が古代進だったら、ガミラス軍より、艦内の同僚の方に恐怖を覚えるのではないかと想像する。
ハリウッドのクリエイターの中には、こうした細かい設定にこだわる人もいる。もしかすると、軍事的・科学的に筋の通った「ヤマト」が生まれる可能性も、十分にあるのではないか。まあ、グズグズな「ヤマト」ができあがる危険性も、十分にあるんだろうけどさ。
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大学入学は21歳、成人は28歳、独り立ちは42歳が妥当?~「年齢4割り増し説」
- 2010年12月10日 21:06
- 雑文
孔子は『論語』の中で、己の年齢について語りました。
15歳が「志学」、30歳が「而立」、40歳が「不惑」、
50歳が「知命」、60歳が「耳順」、70歳が「従心」です。
僕は現在、40代前半。
いわゆる「不惑」は過ぎています。
しかし、とてもじゃありませんが、自らを「不惑」だなんて思えません。
妻も子供もいて、押しも押されもせぬ中年のはずですが、
いまだに迷いまくり、惑いまくりの人生。
そこで、思うのです。
孔子の考えた年齢のスケール感は、現代の日本には合わないのではないかと。
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厚生労働省の「平成21年簡易生命表の概況について」によれば、
日本人の平均寿命は、男性が79.6年、女性が86.4歳。
平均すれば約83歳で、日本は世界でもトップクラスの長寿国だと言われます。
しかし、こうなったのはごくごく最近のこと。
「第20回 生命表」によると、
1950年時点の平均寿命は、男性58.0歳、女性61.5歳でした。
たったの60年間で、平均寿命は4割ほど伸びたことになります。
さらに、明治中期から大正までさかのぼれば、
平均寿命は42~45歳程度で推移しています。
現代の、約半分です。
ただし、当時の人が皆、42~45歳で亡くなっていたわけではありません。
総務省統計局の「人口・世帯~男女別乳児死亡数、乳児死亡率、
乳児死亡性比及び総死亡中乳児死亡の占める割合(明治32年~平成16年)」によれば、
明治時代後期の乳児死亡率は15~17%。
これが、平均寿命を押し下げています。
前出の「第20回 生命表」によれば、
明治中期~大正時代における、20歳時点での平均余命は40年程度。
つまり、当時の人にとっては、「60歳まで生きられればまずまず」
という程度の感覚があったのではないか。
僕は、そんな風に想像しています。
日本史に登場する歴史上の人物の寿命も、
平均すると60歳前後に落ち着くのではないでしょうか。
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さて、昔は60歳だった寿命は、今は83歳へと4割も伸びたわけです。
本川達雄さんの名著『ゾウの時間 ネズミの時間』ではありませんが、
寿命が延びた分、成熟までに必要な期間も長くなっているのではないか。
それが、「年齢4割り増し説」の根拠です。
『論語』の年齢区分に、20歳の別称である「弱冠」を加え、
それぞれ1.4倍した年齢を下表にまとめました。
| 意味あい | 従来の年齢(A) | 新基準(A×1.4) | |
| 志学 | 学問の世界を志す | 15歳 | 21歳 |
| 弱冠 | 成人として認められる | 20歳 | 28歳 |
| 而立 | 独り立ちができる | 30歳 | 42歳 |
| 不惑 | 心の迷いがなくなる | 40歳 | 56歳 |
| 知命 | 己の使命がわかる | 50歳 | 70歳 |
| 耳順 | 周囲の声に素直に従える | 60歳 | 84歳 |
| 従心 | 何をしても人道を外れなくなる | 70歳 | 98歳 |
この表に従えば、大学入学は21歳、成人は28歳、
独り立ちは42歳頃までに済ませば十分ということになります。
僕も、「不惑」まであと十年あまりの猶予ができるわけで、ちと安心(笑)。
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ただし、この表が成立するには前提条件があります。
それは、少なくとも80歳くらいまでは生きること。
仮に健康を害して早世してしまうようなことになれば、
「ゆっくり成熟すればいいや」なんて甘えたことは言えなくなるのです。
だから、できるだけ健康を大切に。
そして、戦争や事故に巻き込まれないよう、日頃から努力を。
その上で、ともに爺さん・婆さんになった友人たちと、
「しかし、80歳になっても、俺たちってガキみてえだな」
なんて言いながら酒を飲むのが、僕の夢だったりします。
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まるで「威力偵察を受けて退却」レベルの弱腰~中国漁船船長釈放問題
- 2010年9月25日 08:30
- 雑文
中国漁船の船長釈放、心底がっかりしました。
これは、後世に語り継がれるべき失政です。
一般に偵察といえば、敵の様子をこっそり探る
「隠密偵察」をイメージする人が多いでしょう。
でも、偵察にはもう1種類ありますよね。
敵に対して小規模な戦いを仕掛け、
その戦力や布陣を調べる「威力偵察」です。
ここしばらく、中国が日本に対して仕掛けてきたことは、
典型的な「威力偵察」だったと思うのです。
普天間基地問題などを通じ、日本と、
日本にとって最大の後ろ盾であるアメリカとの溝は深まっている。
また、民主党政権には政治のプロが少なく、
その上、党内政治ばかりにかまけている。
弱体化している日本の政治状況を見て、
中国側は、日本にどの程度ガタがきているのか、
見極めようとしたわけです。
で、中国は、多少強い外交カードを日本に対して切った。
これに対し、日本政府は驚くほどの弱腰を見せました。
中国人船長が違法行為をしたかどうかではなく、
「政治判断」で船長の釈放を決めたのです。
中国側からみれば、まさに望外の戦果だといえるでしょう。
威力偵察をかけたら、敵軍が慌てふためいて全面退却したようなもの。
富士川の戦いで、鳥の羽音を聞いて潰走した平家軍を彷彿とさせます。
日本人にはもう、イタリア軍の弱さをあざ笑う資格などないですね。
今回の日本政府が非難されるべきは、ただ一点。
「その行為が正しいか正しくないか」ではなく、
「相手との力関係が強いか弱いか」で、行動を決めてしまったことです。
これは、誰からも尊敬を受けられない行為。
彼女と街に出かけた際にチンピラにからまれ、
彼女を置いて逃げてしまうくらいのていたらくですぜ。
お前にプライドってもんはないのかと。
日本はものを持たない国です。
資源はもちろん、食料だって自給できないような国。
こんな国が鎖国なんかしたら、すぐに立ち枯れてしまいます。
だから僕は、周囲の国と友好関係を築くことは
当然大事だと考えているわけです。
でも、隣国と仲良くすることと、その言い分を唯々諾々と聞くことは違う。
それは「友好関係」ではなく、「主従関係」です。
日本はものを持たない国。
だから、技術力やソフトパワーといった「こと」を売るしかないんです。
日本には、海外に誇れる「こと」がたくさんある。
例えば、環境技術だったり、映画・アニメ・音楽だったり、
日本料理だったり、「おもてなし」のノウハウだったり……。
そういった「形のない特産品」を輸出して、資源を買うべき国なのです。
でも、そのためには日本自体が尊敬されなくてはならない。
技術力やソフトの源は人。
結局、我々は人を買ってもらうわけですが、
尊敬されない国の人材を高く売るのは、
ものすごく難しいことです。
だから、日本が「尊敬される国」であることは、
ものすごく大切なことだと思うんです。
今回の日本政府の対応は、短期的には中国との対立を緩和したかもしれない。
でも、長期的にみれば、日本人の誇りを大きく傷つけてしまった。
それは、本当に大きな損失です。
今回の判断を下したであろう民主党政権の人々の名は、
しっかりと心に刻み込んでおきます。
彼らには二度と投票しない。
同時に、この問題に対して他の政治家がどのように対処するのか、
しっかり見極めておくつもりです。
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