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独自調査
AKB48と嵐のおかげで、CDシングルの総売上は2006年以来の増加に
- 2010年12月20日 23:44
- ニュースな数字
嵐、オリコン史上最多7冠! AKBとシングルTOP10独占
人気グループ、嵐が音楽・映像ソフトを販売している全国3万9580店舗の実売データをもとに集計された「第43回オリコン年間ランキング2010」で、売り上げ総額No.1アーティストに2年連続で輝いたことが19日、発表された。
オリコンの「2010年 オリコン年間ランキング」によると、今年のCDシングルランキングは、AKB48の楽曲が1、2、5、8位に、嵐が3、4、6、7、9、10位にランクイン。この2組だけで、ベスト10を独占してしまった。
1組のアーティストがCDシングル年間ベスト10に4曲を送り込む快挙は、昨年の嵐に続いて2年連続。ただし、その前になると、1988年の光GENJI(1位「パラダイス銀河」、2位「ガラスの十代」、3位「Diamondハリケーン」、7位「剣の舞」)までさかのぼらなければならない。押しも押されもせぬ大記録を、2組が同時に達成したのだから驚きだ。
日本レコード協会の「最新の生産実績」ページによれば、2010年10月までのシングルCD生産数量は、対前年同期比で12%増。ずっと右肩下がりだったCDシングルの売り上げだが、今年は2006年以来のプラスに転じそうな勢いだ。そして言うまでもなく、AKB48と嵐の2組の貢献度は大きい。
では、2組がどれだけCD売り上げ増に寄与しているか見てみよう。下表は、各年にCDシングルベスト10入りした10曲の売り上げ枚数を合計したものと、CDシングルの総生産枚数を抜粋したもの。前者はオリコン、後者は日本レコード協会のデータを使用している。
| ベスト10合計枚数(A) | 総生産枚数(B) | A÷B | |
| 2005年 | 630万8064枚 | 6274万5000枚 | 10.1% |
| 2006年 | 624万5007枚 | 6586万1000枚 | 9.5% |
| 2007年 | 479万6396枚 | 6132万4000枚 | 7.8% |
| 2008年 | 484万4917枚 | 5348万8000枚 | 9.1% |
| 2009年 | 444万7224枚 | 4474万2000枚 | 9.1% |
| 2010年 | 670万2599枚 | 5138万0400枚※ | 13.0% |
※2010年のCDシングル総生産数量は、10月分までしか出ていない。そこで、それまでのデータを10で割って1カ月あたりの数量を算出し、それを12倍した数値を掲載している。
2005年から2009年までは、ベスト10曲の合計枚数は全体の8~10%程度で推移していた。ところが、2010年には13.0%に急増。ヒットランク上位曲、すなわちAKB48と嵐のCDが売れたことで、全体の枚数が底上げされたのだ。逆に言えば、恐らくランキング下位曲の生産枚数は、前年とさほど変わっていないと推測できる。
となれば、焦点はAKB48と嵐の勢いがどこまで続くかである。もし、来年も2組が快進撃を続け、さらに2組のノウハウを取り入れて売れ行きを伸ばすアーティストが現れれば、CDシングル市場は活況を取り戻すだろう。反対に、2組の勢いが止まるようなことになれば、業界は再び縮小局面に入る危険性が高い。
音楽業界の期待を背負う2組。来年は、いったいどうなるだろうか?
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工藤公康のような長寿選手は、あと47年経たないと登場しない?
- 2010年10月1日 20:52
- ニュースな数字
西武:工藤投手に戦力外通告 本人は現役続行を希望
プロ野球現役最年長選手の西武・工藤公康投手(47)は1日、埼玉県所沢市の球団事務所で正式に戦力外通告を受けた。会見した工藤は「まだ野球をやりたい」と現役続行の希望を明らかにした。当面は日本国内でプレーできる球団を探す。
工藤公康投手は1963年5月5日生まれ。上の記事にあるとおり、47歳の現役最年長投手である。
ここまでの通算投球回数は3336回3分の2で、現役選手中最多。他にも、完投(116)、勝利(224)、被本塁打(362)、与四球(1128)、奪三振(2859)、失点(1379)、自責点(1279)の各部門で、現役トップの座を占めている。そして、実働現役生活29年は歴代最長の大記録だ。
しかし、工藤がこんなに長く活躍すると予想した人は少なかっただろう。少なくとも1989年の時点では、1人もいなかったはずだ。
1987年、ジャイアンツとの日本シリーズで圧倒的な活躍。MVPに輝いた工藤は、一躍、時の人になった。「新人類」などともてはやされ、不摂生な生活を送っていたとも聞く。そのせいか、成績は急降下。特に、1989年は最悪だった。直球の切れが失われ、結果、得意のカーブも生かせなくなった。当時の解説者は、工藤の下半身に粘りがないことを指摘していたように思う。しかし、結婚を機に生活習慣をガラリと変え、長寿選手となったのは皆さんご存じのとおり。
さて、47歳で現役というのは、どれほど突出しているのだろうか。それを調べるため、プロ野球投手の平均引退年齢を計算してみた。
情報は、「こちら、プロ野球人事部」の「引退選手の通算記録」コーナーを参照。2005~2009年に引退した投手をピックアップし、さらに、外国人選手とメジャーリーグに移籍した選手を除いた208人の年齢を平均した。
| 年 | 引退した投手の平均年齢 |
| 2005年 | 29.2歳 |
| 2006年 | 28.3歳 |
| 2007年 | 30.2歳 |
| 2008年 | 27.5歳 |
| 2009年 | 29.2歳 |
| 2005~2009年 | 28.9歳 |
| 標準偏差 5.51 | |
これにあてはめると、47歳である工藤の偏差値は82.7。正規分布表によれば、これは上位0.0538%にあたる。0.000538÷1=1858.7だから、工藤は現在の時点でも、1859人に1人しか出ない長寿選手というわけだ。
ちなみに、1年間にプロ野球界入りする投手を40人と仮定すると、1858.7÷40=46.5。つまり、工藤のように29年間も現役を続ける投手が現れるには、あと47年かかる計算になる。現在47歳の工藤と同じくらいの長寿選手は、47年後に登場。背番号47が代名詞の工藤にピッタリの結論ではないか。
ただ、工藤ファンとしては、あと1年でも2年でも長く現役にとどまってほしいと心から願っている。それこそ、100年経っても誰も抜けないような長寿選手となるくらいに。
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セットプレーからの得点が5割以上の国は7つ~日本、パラグアイともに該当
- 2010年6月29日 12:58
- ニュースな数字
【W杯】パラグアイ戦は「セットプレーがカギ握る」岡田監督 「取りたいし取られたくない」
約50分間の非公開練習では、大半がセットプレーの確認に費やされたという。練習前にパラグアイのセットプレーの特徴がまとめられた映像を見て弱点を頭にたたき込んだ上で、ピッチで攻守両面をチェックした。
いよいよ今夜は、ワールドカップ決勝トーナメント、日本対パラグアイ戦だ。そこで、まずは両チームの1試合あたりのスタッツを表にまとめてみる。
| 日本 | パラグアイ | 32カ国の平均 | |
| シュート数 | 10.0本 | 12.0本 | 13.9本 |
| 枠内シュート数 | 6.0本 | 3.7本 | 5.1本 |
| 枠内シュート率 | 60% | 31% | 37% |
| 得点 | 1.33点 | 1.00点 | 1.13点 |
| 失点 | 0.67点 | 0.33点 | 1.13点 |
| パス数 | 381本 | 506本 | 491本 |
| パス成功数 | 236本 | 350本 | 351本 |
| パス成功率 | 62% | 69% | 72% |
| 総走行距離 | 110.5km | 103.5km | 105.3km |
| ボール支配率 | 42% | 52% | 50% |
報道では、両国を似たような特徴のチームと評するものが多い。例えば、日刊スポーツ.comの「パラグアイは『攻撃的な日本代表』」、日テレNEWS24の「パラグアイ代表 厳戒態勢の中で最終調整」などが典型だ。チームの連動性が高く、守備が強固という点は、確かに共通しているかもしれない。とりわけ似ているのは、セットプレーの切れ味の良さだ。
FIFAワールドカップ公式サイトの「Teams – Top goals」ページによれば、ここまでの54試合で122ゴールが生まれている。このうち、セットプレーによる得点は29ゴールで、全得点の24%。一方、全32カ国の中で、セットプレーからの得点が全得点の5割以上を占める国は7つあった。トップは韓国で、全6得点のうち4点がセットプレーから(ただし、韓国は対アルゼンチン戦で、相手フリーキックからオウンゴールを喫したため、FIFAのサイト上では「Set Piece Goals……5」と記されている)。以下、イングランド(3点中2点)、ナイジェリア(3点中2点)、パラグアイ(3点中2点)、ガーナ(4点中2点)、日本(4点中2点)、ニュージーランド(2点中1点)と続いている。パラグアイも日本も、この7カ国に入っているのだ。上のmsn産経ニュースの記事でも解説されているように、セットプレーがゲームの行方を左右する可能性はかなり高いと言える。
ただし、それ以外の点では異なるところも多い。例えば、パラグアイのパス数・パス成功数が平均的であるのに対し、日本のパス数・パス成功数はかなり少ない。何しろ日本のパス成功数は、パラグアイの3分の2に過ぎないのだ。パス成功率も良くなく、そのため、ボール支配率も低くなっている。
下は、決勝トーナメント出場16カ国の、グループリーグ3試合における平均ボール支配率をまとめたもの。
| 国名 | ボール支配率 |
| アルゼンチン | 61% |
| ブラジル | 60% |
| スペイン | 59% |
| オランダ | 56% |
| メキシコ | 55% |
| ドイツ | 53% |
| イングランド | 52% |
| チリ | 52% |
| パラグアイ | 52% |
| アメリカ | 50% |
| スロバキア | 50% |
| 韓国 | 49% |
| ポルトガル | 49% |
| ガーナ | 48% |
| ウルグアイ | 46% |
| 日本 | 42% |
ご覧の通り、日本代表のボール支配率は16カ国中最下位だ。ポゼッションという観点で見れば、日本とパラグアイの間には大きな差がある。恐らく今日の試合でも、パラグアイにボールを支配される時間が長くなるのではないか。
では、日本の強みは何か。それは、枠内シュート率の高さと、フリーキックの精度だ。前者については、6月25日付け記事「日本代表の枠内シュート率は60%で、32カ国中堂々の1位!」で書いた通り。また、後者についても多くを語る必要はないだろう。今大会でフリーキックが直接ゴールしたのは、ナイジェリアが対ギリシャ戦で決めた幸運なゴール(センタリングのつもりで上げたボールが、そのままゴールイン)を含めても、わずかに4本だけ。そのうちの2本を、本田と遠藤の見事なキックが占めているのだ。
フリーキックの破壊力は、パラグアイに大きな圧力を与えているはず。相手はペナルティエリア近くのファウルを避ける可能性が高く、その分、ドリブルやワンツーの突破はしやすくなる。今日は、松井や大久保が活躍できる余地が十分にあると見たい。
さあ、試合開始まであと数時間だ。僕も心の中で「代表」の皆と肩を組み、たくさんの人とともに応援したいと思う。
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