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現代表の中盤の得点力は、「黄金のカルテット」より6割高い

サッカー香川がマンUへ移籍 世界的人気クラブへ

【ロンドン共同】サッカーの日本代表MF香川真司(23)がイングランド・プレミアリーグで最多19度の優勝を誇る世界屈指の人気クラブ、マンチェスター・ユナイテッドに移籍することになった。マンチェスターUが5日、所属するドルトムント(ドイツ)と香川側と契約条件などで合意したと発表した。

(2012年6月5日 47NEWS・共同通信)

 香川真司のマンチェスター・ユナイテッド移籍が、正式に決まった。

 中田英寿がセリエA・ペルージャに移籍し、中心選手として大活躍したのは1998年のこと。それから10年あまりで、欧州サッカー界における日本人選手の存在感は、驚くほど大きくなった。今や、インテル(長友佑都)、シュトゥットガルト(岡崎慎司)、シャルケ04(内田篤人)といった有名クラブで日本人がプレイをしている。そして、今度はマンチェスター・ユナイテッド。まさに、隔世の感だ。

 中田が海外でプレイしていた時期、日本代表のMFには名プレイヤーが揃っていた。中田、中村俊輔、小野伸二、稲本潤一という、いわゆる「黄金のカルテット」だ。ジーコ氏が代表監督に就任した2002年。彼ら4人が揃ってピッチに立ったジャマイカ戦で、アナウンサーが「なんて面白いサッカーだ」と大声を上げていたのは、今も印象に残っている。
 ただ、当時の「黄金」は、今振り返るとバランスのよくない構成だった。パスの出し手ばかりで、受け手がいなかったのだ。

 下の表は、「黄金」の4選手が国内・海外クラブのリーグ・カップ戦で挙げた得点と、1試合あたりの得点率をまとめたもの。代表戦や、チャンピオンズリーグなど国際公式戦の個人成績は加味していない。また、比較のため、現代表の中盤を構成する、香川真司、本田圭佑、遠藤保仁、長谷部誠のデータも掲載した。
※現在の代表は4-2-3-1のフォーメーションで戦うことが多く、FW登録の岡崎が中盤に入るケースが目立つが、「黄金」との比較のため、上記4人に絞った。

「黄金のカルテット」の1試合あたり得点
出場試合数 得点数 1試合あたり得点
中田英寿 377 52 0.14
中村俊輔 491 93 0.19
小野伸二 371 69 0.19
稲本潤一 368 25 0.07
4人の平均 0.15

 

現日本代表の1試合あたり得点
出場試合数 得点数 1試合あたり得点
本田圭佑 235 51 0.22
香川真司 183 81 0.44
遠藤保仁 477 92 0.19
長谷部誠 317 27 0.09
4人の平均 0.23

 「黄金のカルテット」の1試合あたり得点は0.15点。ペルージャに入ったシーズンに点を取りまくっていた印象の中田だが、意外にも、中村や小野より1試合あたり得点は少なかった。
 これに対し、現代表の中盤は0.23点。現代表の方が、「黄金」を6割以上も上回っているのだ。特に、183試合で81得点をたたき出している香川は強烈。並みのFWをはるかに上回る得点力を誇っている。所属リーグのレベルや、各選手が与えられた役割・出場時間が違うため単純な比較は危険だが、現代表の中盤は「黄金」を大きく上回る破壊力を持つと言っても間違いではなかろう。

 「黄金のカルテット」よりまばゆい光を放つ、現在の日本代表の中盤。ビッグクラブで活躍する選手も輩出し、その輝きはさらに増そうとしている。サッカーファンとしては、まだまだ楽しめる季節が続きそうだ。

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小規模小学校の運動場は境界まで20mあまりしかないことも

サッカーボール避け転倒死亡 蹴った少年の親に賠償命令

 校庭から蹴り出されたサッカーボールを避けようとして転倒した男性(死亡当時87)のバイク事故をめぐり、ボールを蹴った当時小学5年の少年(19)に過失責任があるかが問われた訴訟の判決が大阪地裁であった。田中敦裁判長は「ボールが道路に出て事故が起こる危険性を予想できた」として過失を認定。少年の両親に対し、男性の遺族ら5人へ計約1500万円を支払うよう命じた。

 判決によると、少年は2004年2月、愛媛県内の公立小学校の校庭でサッカーゴールに向けてフリーキックの練習中、蹴ったボールが門扉を越えて道路へ転がり出た。バイクの男性がボールを避けようとして転び、足を骨折。その後に認知症の症状が出るようになり、翌年7月に食べ物が誤って気管に入ることなどで起きる誤嚥(ごえん)性肺炎で死亡した。

(2011年6月28日 朝日新聞)

 上で紹介した朝日新聞記事には、日本スポーツ法学会理事・桂充弘弁護士の「やや酷な印象」というコメントが掲載されている。僕の感想も、全く同じだ。

 文部科学省の「小学校設置基準」によれば、小学校の運動場は、児童数に応じて最低限の面積が定められている。児童数が1~240人の場合は2400平方メートル、241~720人の場合は「2400+10×(児童数-240)」平方メートル、721人以上の場合は7200平方メートル以上の運動場が必要だ。
 一方、愛媛県サイトの「統計BOX~学校基本調査」ページによると、2010年度における県内の小学校数は349校。児童数は7万9953人だった。1校あたりの児童数は、7万9953人÷349校≒229人となる。つまり、朝日新聞記事で取り上げられた愛媛県の小学校は、前述の「児童数1~240人」に当てはまる可能性が小さくないといえるだろう。

 仮に、その運動場の面積が2400平方メートルちょうどだったとしよう。これは、40メートル×60メートルの長方形や、半径28メートルの円の広さに当たる。運動場のど真ん中にいても、学校外との境界まで、20~40メートルほどしかないわけだ。サッカーのゴールは運動場の端に設置されるケースが多いはずで、境界までの距離はもっと短くなる。
 これに対し、熊本大学の谷口太一氏、肥合康弘氏、大石康晴氏が「青少年期のサッカー選手におけるキック脚速度とポールの飛距離の関連」で行った実験結果によれば、小学校5・6年生サッカー部員16人の平均キック距離は24メートルだったという。子供が思いきってボールを蹴れば、学校外に飛び出すことは十分に考え得るのだ。
 上の記事を読む限り、この状況で少年の両親に1500万円の賠償命令が出たのは、かなり厳しい判決ではないか。

 飛び出してきたサッカーボールが原因で怪我をした立場になれば、損害賠償を求める気持ちもよく分かる。ただ、親の側からみればつらいなあ……。全国のサッカー少年の親が萎縮しかねない判決だと思うのだ。

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サッカー・アジア杯の日本代表は、W杯より2.6歳若返った

ザック明言!今回の代表チームが今後のベース

 アジア杯で日本代表を優勝に導いたアルベルト・ザッケローニ監督(57)が31日、スタッフらとともに成田空港に到着した。ザック監督は今回の代表チームを今後のベースにする意向を示した。
 成田空港で約500人のサポーターから大声援を受けたザック監督は、すでに次の戦いに目を向けていた。関係者に「このチームがベースになる? 当然。このグループで結果を出しているので、そう考えている」と明言。南アW杯から大幅に若返ったイレブンを軸にブラジルW杯を目指す考えを示した。

(2011年2月1日 スポーツ報知)

 アジアカップで見事に優勝を果たした、サッカーの日本代表。このチームが素晴らしいのは、彼らにたっぷりと「伸びしろ」が期待できる点だ。

 W杯南ア大会直前の2010年5月10日、僕は「サッカー日本代表の平均年齢は過去最高~経験豊富だが体力に不安?」という記事を書いた。当時の代表選手の平均年齢は、27.7歳。これは過去4大会を通じ、最も高い水準だった。これに対し、今回アジアカップに参加した代表チームは、下記のような年齢構成になっている。
 なお、データは日本サッカー協会のサイト「SAMURAI BLUE」を参考にした。また、年齢・キャップ数はアジアカップ開幕日を基準に表記している。

——————–

○2011年 アジアカップ
監督/アルベルト・ザッケローニ

34歳……
33歳……
32歳……
31歳……
30歳……★遠藤保仁(MF/100)
29歳……松井大輔(MF/29)、★前田遼一(FW/7)
28歳……岩政大樹(DF/4)
27歳……★川島永嗣(GK/16)、★今野泰幸(DF/40)、永田 充(DF/1)
26歳……★長谷部誠(MF/37)、藤本淳吾(MF/6)
25歳……伊野波雅彦(DF/0)、本田拓也(MF/0)、李 忠成(FW/0)
24歳……西川周作(GK/3)、森脇良太(DF/0)、★長友佑都(DF/34)、細貝萌(MF/3)、★本田圭佑(MF/23)、★岡崎慎司(FW/35)
23歳……柏木陽介(MF/1)
22歳……★内田篤人(DF/34)、★吉田麻也(DF/1)
21歳……権田修一(GK/1)、★香川真司(MF/17)
20歳……
19歳……
18歳……

※名前の前の★はレギュラー格の選手。ポジションの後の数字は代表キャップ数。

平均年齢……25.1歳(レギュラー格……25.1歳)
平均キャップ数……17.0

——————–

 代表の平均年齢は、前回W杯より2.6歳も若返った。特に注目したいのは、24歳以下の選手が増えていること。長友、本田圭、岡崎、内田、吉田、香川という合計6人の24歳以下選手が、レギュラー格として活躍している。世代交代は、急ピッチで進められていると言えるだろう。

 ところで、若い代表と聞いて僕が真っ先に連想するのは、このチームだ。

——————–

○2000年 アジアカップ
監督/フィリップ・トルシエ

34歳……
33歳……
32歳……
31歳……
30歳……
29歳……
28歳……★森島寛晃(MF)
27歳……★服部年宏(DF)、海本慶治(DF)、望月重良(MF)、★名波 浩(MF)
26歳……高桑大二朗(GK)、三浦淳宏(MF)
25歳……★川口能活(GK)、★森岡隆三(DF)
24歳……下田 祟(GK)、奥 大介(MF)、★西澤明訓(FW)、久保竜彦(FW)
23歳……★松田直樹(DF)、柳沢 敦(FW)
22歳……中澤佑二(DF)、★中村俊輔(MF)、★明神智和(MF)、北嶋秀朗(FW)
21歳……★稲本潤一(MF)、小野伸二(MF)、★高原直泰(FW)
20歳……
19歳……
18歳……

※名前の前の★はレギュラー格の選手。当時のキャップ数は不明だったので、記載していない。

平均年齢……24.1歳(レギュラー格……24.1歳)

——————–

 このときの代表は、名波などフランスW杯を戦った選手と、松田、稲本、高原といった若い世代の融合を目指していた時期。最年長が28歳の森島という、極端に若い年齢構成だった。24歳以下のレギュラー格選手は、今回のアジア杯と同じ6人。
 2000年のアジア杯で、日本は優勝を果たした。その後、中田英寿、川口、松田などのアトランタ五輪出場選手が中心となって日韓W杯を戦ったのは、皆さんご存じの通り。同様に、今回のアジア杯で戦った若い世代が3年後のW杯ブラジル大会で主力になるのは、ごく自然な成り行きだろう。しかも、レベルの高い海外リーグで経験値を高めている選手には本田圭、長友、岡崎、内田、香川などがおり、「黄金世代」以上に多い。彼らに日韓W杯以上の成果を期待してしまうのは、もっともなことだと思う。

 ところで、2000年アジア杯に出場した26歳以上の選手は7人。そのうち、2002年W杯に出場したのは、森島と服部だけだった。当時の代表は完全に名波のチームだったが、その名波も、怪我でW杯出場はならなかった。
 今回、主力として活躍した遠藤、前田、川島、今野、長谷部といったあたりも、3年後については不透明だ。彼らのうち、何人がサバイバルに勝ち抜けるかという点にも、ぜひ注目しておきたい。

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